貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

伊賀市: 伊賀上野公園東入口前「山里塚」山里は万歳遅し!

2023-11-23 10:17:13 | 日記
令和5年11月23日(木)
伊賀市: 伊賀上野公園東入口前        
 通称山里塚。
<山里塚>

 句碑の碑文は
芭蕉の真筆を拡大し、刻んだもの。
 句は元禄4年正月、
伊賀での作。
 『芭蕉翁全伝』に
「橋木子の会に」と前書し、掲載。
 『笈日記』には
春の部として掲載。
<説明>

「やまさとは 
   万歳おそし 
     梅の花」
 山里(ここでは伊賀をさす)には
万歳の回ってくるのが遅い、
の意。


伊賀市: 伊賀市旧上野市役所 芭蕉句碑は何処へ?

2023-11-22 11:05:14 | 日記
令和5年11月22日(水)
伊賀市: 伊賀市旧上野市役所          
 旧庁舎を訪問。
<旧市役所>

  日陰で休憩中の駐車場の方が、
芭蕉句碑と新庁舎の案内をしてくださる。
句は、
「升かふて 
   分別かわる 
     月見かな」

 句碑は、
新庁舎に移転したのだろうか。
 全く不明となる!



伊賀市: 伊賀市上野図書館 三重県最古の図書館とレーガン大統領署名入り芭蕉句碑!

2023-11-21 14:06:07 | 日記
令和5年11月21日(火)
伊賀市: 伊賀市上野図書館          
 開館前も開館前。
 外に芭蕉句碑があるという
ことで、先に寄る。
<伊賀市上野図書館>

 この図書館は、
津(藤堂)藩の藩校・崇広堂を利用し、
明治38年(1905)に開館。
 三重県最古の公立図書館。 
 藤堂藩や松尾芭蕉、
忍者といった郷土に関する資料を
多く所蔵する他、
文芸雑誌『白樺』全160巻のうち
156巻の貴重書も保有するという。
<芭蕉句碑の説明>

 芭蕉句碑の句は、 
「草いろいろ 
  おのおのの花の 
     手柄かな」
 この句は貞亨5年秋の作。
 『笈日記』に
「その年の秋ならん、
  この国より旅立て 
    更科の月みんとて」
とある留別の四句の一句。
 貞亨5年秋の作。
<レーガン大統領署名入り芭蕉句碑>

       
 碑文にはレーガン大統領の署名
がある。
 昭和58年11月11日来日中
のアメリカ合衆国レーガン大統領が
衆議院本会議場で表敬演説された時、
「自由こそ、
全ての人を豊かにする多様と
創造性を育むものである。」
と、この句を引用。
 丁度ライオンズクラブ
創立三十周年にあたり、
その記念事業として
この碑を建立する。


伊賀市芭蕉記念館 道にしたがうを自然という芭蕉翁!

2023-11-20 09:51:22 | 日記
令和5年11月20日(月)
伊賀市 芭蕉翁記念館   
<伊賀上野公園内の芭蕉記念館> 


 受付で、
芭蕉の生家と蓑虫庵のセットで、
150円安の750円チケット
を購入。      
 老子のいう
「人は地に法り、地は天に法り、
天は道に法り、道は自然に法る」
を、
芭蕉は、
「天に従うを道と謂い、
 道に従うを自然と謂う」
と解釈した。
<芭蕉像>

 自然に生きるというより
生かされているという
ものの考え方は
やはり我を我に還してくれる
有り難いことである。
<芭蕉の衣装で気分も芭蕉に>

 芭蕉が江戸へ行く1672年、
齢29歳までいろいろ体験した
生誕地伊賀国でのことも、
この機会に触れておくことにする。                              ~ 芭蕉の生い立ち ~
1644(正保元)年   
 伊賀国阿拝郡の松尾与左衛門の
 次男として生まれる。
1656(明暦2)年 13歳 父逝去
1662(寛文2)年  19歳 
 藤堂新七郎家の若殿良忠
(俳号 蝉吟)に台所用人として
仕える。
 2歳年上の良忠は、蝉吟と俳号
をつけていたが、どう も城址に
住めない若殿で、城址の麓にある
屋敷で過ごしたようで ある。
 若くして俳諧をたしなみ、
城下の遊俳たちを集め、
席を設けるのを唯一の愉しみに
していたよう。
 蝉吟と芭蕉は親友以上の仲で
あったともいわれている。
 その蝉吟も25歳の若さで他界する。
 芭蕉は23歳。
 武士になる道も閉ざされる。
 奉公先を辞した芭 蕉は
京都の季吟を頼ってしばらく住み
込みの奉公をしていたようである。
 芭蕉は京都と伊賀を往来しながら
京都五山文学の禅寺で
学問に 打ち込んだらしい。

 俳号は宗房と名乗り、次の句を詠む。
「春やこし 
  年や行きけん 
      小晦日」

~つづく。

芭蕉生誕地伊賀上野市へ!!!!

2023-11-17 10:02:22 | 日記
令和5年11月17日(金)
 取り敢えず私のまとめた
『野ざらし紀行』は完となる。
 思い起こせば、
平成28年(2016)4月1日より
全ての職を辞し、自由の身となる。
 勤め先の解体工事が6月頃まで
かかるが、時折見に行く程度。
 都市ボランティア化する。
 20日事業報告や工事に入るため
内外の整備等残務も終了し、
全てから身をひき、
彼方へと自らの意志で化石化する。
 新たな暮らしの始まり、
新たな創造の開始でもあった。
 古稀からののより道として、
奥の細道を辿り、
自然と歴史と芭蕉の歌に触れる。
 まとめているうち、
人としての芭蕉が私に近づいてくる
感じもし、偶然にしろ如何に
縁多きかと驚嘆もし、
俳諧への思いの高さと強さ、
老いへの生き様を学ぶことになるとは・・・。
 いろいろな自然の中に身を置き、
詩を詠い、詩を楽しめたら
これまた楽し。!
 写真や絵によって
自分の生き様の一つの有り様を
紡ぐことを至上の務めと歓び
にしたい。
 音楽を傾聴しながらだが…。
 ゴールデンウィーク終了の
日曜日の8日、午前3時に出発。
 圏央道も新東名もほとんど
私車専用路
 。薄紅色に包まれた富士を右脇に
流し、4時20分沼津でトイレ休憩。
 5時50分、浜名湖まで走り、
家内のの作ったおむすびと卵焼き
などを頬張る。
 浜名湖SAは一区画の駐車場で、
すこぶる駐車しやすく、
ゆっくり寝入ることもできる。
 目覚めてから、給油をし、
芭蕉のふるさと伊賀へ。
 10時16分、
上野城のある上野公園の駐車場に
到着。
 1日停めても500円という。
 入園すると、
すぐ坂上に右に「芭蕉翁記念館」
がある。
<上野公園内芭蕉翁記念館>
 さあ、今日から芭蕉生誕地の
探索!!!!!!としよう!