貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

加賀市: 山中温泉:⑨再度芭蕉の館へ 三百年祭記念!

2023-04-25 14:28:36 | 日記
令和5年4月25日(火)
加賀市: 山中温泉:⑨
再び芭蕉の館  

 芭蕉の館の木戸門跡に
5つの句碑があるということを
思い出し、
再度芭蕉の館へ。
 芭蕉の句は、
「今日よりや 
   書付消さん 
     笠の露」
 『奥の細道』300年祭記念として、
<奥の細道三百年祭記念碑>

『山中温泉』の曾良との別れの段を、
蕪村の筆になる
絵入りで残されている。
<蕪村作 曽良との別れ>

 その解説は、
誰でも分かるように
きめ細かい構成で作成されている。
 私にはとても有難い説明。
そして、それは、
俳聖を尊び、
山中温泉の歴史と文化を
大事にされている証の象徴でもある。 
<山中温泉の段>

 次のの写真が、
「奥の細道三百年祭記念碑」
の説明板である。




鶴仙渓遊歩道:⑧道明ケ淵伝説とは!

2023-04-24 13:57:31 | 日記
令和5年4月24日(月)
 鶴仙渓遊歩道:⑧
黒谷橋から川床を経て  
<黒谷橋>

<川床>

 
 鶴仙渓の最下流で、
大きな淵をなし奇岩・名瀑に
風趣をそろえる辺りが黒谷。
 そこに架かる重厚なアーチ型の
石橋が黒谷橋だ。 
                             
 この石橋は
昭和10年に架けられたもの。
 それ以前は、木造の橋で、
古くから多くの人が
この黒谷橋を通って
小松・那谷寺へと旅立ったそうだ。
 私は再び遊歩道へ折り返す。

 自笑の句は、            
「川音や 
  うき世隣の 
    ほととぎす」。  
 芭蕉は、
道明(どうめい)が淵において、
次の句を詠む。
 加賀山中桃妖に名をつけ給ひて…。
「桃の木の 
  其葉ちらすな 
     秋の風」                     
        『泊船集』
<道明ケ淵絶景>

 道明ケ淵の龍伝説とは、
「ある長雨がおさまった日、
一人の娘さんが、
音を立て渦をまく濁流を見ていると、
巨大な龍が爪を逆立てながら現れ、
娘さんを飲み込もうとした。
 そこに、
一人の若者が立ちはだかり、
龍の背中にまたがって、
黄金の太刀で、
一瞬にして急所をつき、
龍を退治する。
 命を救われた娘さんは、
若者に
『名前をお教えください』
と尋ねたが、
若者は「道明」とだけ名乗り、
姿を消す。
 娘さんは若者にどうかもう一度
会いたいと毎日医王寺に行って、
薬師如来に念じる。
 すると、
道明の姿がかすかに現れ、
娘が『あなたは?』と聞くと、
『私は龍頭観音。
龍とともに天に昇る。
私に会いたければ、
薬師如来を拝みなさい』
と告げて姿を消される。
 道明は龍頭観音。
 村人たちはいつしか
この淵を
『道明が淵』
と呼ぶようになった。」
という話。
 芭蕉は知っていたのだろう?



鶴仙渓遊歩道:⑦芭蕉堂  「行脚の楽しみ ここにあり!」

2023-04-23 10:54:25 | 日記
令和5年4月23日(日)
 鶴仙渓遊歩道:⑦芭蕉堂    
 
    
 奥の細道で
北国行脚の際に立ち寄り、
「山中や 
  菊は手折らじ 
   湯のにほひ」
と詠む。
 名湯ぶりを讃えた芭蕉を祀る
御堂である。
<芭蕉句碑と説明>

 鶴仙渓遊歩道の黒谷橋のたもと、
大聖寺川の渓流に面して建っている。

 堂内には芭蕉の小像が
安置されている。
 創建は明治43年10月で、
平成22年には
鶴仙渓遊歩道とともに百周年を迎える。
 周辺の風景の美しさに、
芭蕉が
「行脚の楽しみここにあり」
と手をたたいて喜んだと
言われている。 
<桃夭句碑>

 説明板の左の句碑は、
桃妖の句。
「紙鳶切て 
  白根ケ嶽を 
    行衛哉」



山中温泉⑥鶴仙渓遊歩道 光と水と緑のシンフォニー!

2023-04-22 11:26:35 | 日記
令和5年4月22日(土)
加賀市: 山中温泉:
⑥鶴仙渓遊歩道  
                             
 皐月の鶴仙渓遊歩道をひとり
歩くのを楽しみにしていたが、
鶴仙渓こおろぎ橋の近くが崩れ
手直し中。
 1.3キロの全ての道は歩けず。

 中国(?)の観光客の方々と
一緒になり、折角遠くから見えたのに、
お互いお気の毒の同情??    
 でも、皆さん、
森林浴みたいに楽しんでいらっしゃる。

 仲間と自撮りスマホで・・・
今風に。         
 緑と水がほんとにマッチ。 
 青梅のロックガーデンを思い出す。
<コオロギ橋名碑>
    
 こおろぎ橋下の遊歩道からの
水景色はとても心地よい。

 近くにある芭蕉句碑は、
苔むして味わい深い。

「かゝり火や   
   河鹿や波の  
     下むせび」 
 しばらく鶴仙渓の水景色を楽しもう。
<若葉の中を踊る水たち>
    
 水と光と草木花が
織りなす文様も
この時期ならではか。 
<光と水と緑のハーモニー>




山中温泉:⑤ゆげ街道  福を招く径!

2023-04-21 11:44:25 | 日記
令和5年4月21日(金)
加賀市: 山中温泉:⑤ゆげ街道 
 
<ゆげ街道道標>
  
 今回は、
ゆげ街道をゆったり、ゆったり散策。
 工事中のゆげ街道だったが。
いろんなユニークなお店も
何かゆとりと遊び心を・・・。
<燈明寺:今日の言葉>


 文化と歴史の温泉街という印象が
増幅…。
「福を招く鐘」があったり、
「まつ夕雲」
という男児と女児の可愛い銅像が
あったり、

幼児時代を懐かしむ。 
<コオロギ橋道案内>