貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

那谷寺その2 石山の石より・・・奇岩の素晴らしさを詠う

2023-04-14 11:37:41 | 日記
令和5年4月14日(金)
 南北朝時代に、
戦乱に巻き込まれ荒廃する。
 近世に入って
加賀藩藩主前田利常が再建。  
 この時の大工は、
気多大社拝殿を建てたのと同じ
山上善右衛門である。
 前田利常は、
江沼郡の大半を支藩の大聖寺藩に
分置したが、
この那谷寺がある那谷村付近は
自身の隠居領としたため、
その死後も加賀藩領となる。
(後に領地交換で大聖寺藩領に) 
 芭蕉は、
分かりやすく、的確に奥の細道に著し、
大津の石山寺の奇岩を引き合いに出し、
句を編む。
<芭蕉翁塚>

 私は石山寺の山門近くに
下宿したことがあるので、
本当に縁深き先人という感触が増幅。
 翁塚として、
奥の細道の記載と句碑を整え、
尊崇していることは
「自然」の理に適っている。
<芭蕉句碑>

石山の
   石より白し
      秋の風

 前回は、
景勝の奇岩にまで這うようにしていき、
参拝し、紅葉を堪能する。
 しかし、
今回はわが身の安全を優先し、 
胎内くぐりに留める。