ジャック・ドワイヨン監督・脚本の1996年作品『ポネット』をWOWOWシネマで観ました。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に加筆修正させていただくと、
「舞台は現代のフランス。4歳の少女ポネットは、ママが運転する車で事故に巻き込まれた。幸いポネットは腕の怪我で済んだが、ママは死亡してしまう。
ママが死んでしまったことを教えられたポネットは、悲しさと寂しさから泣き出した。パパは仕事の都合で数日留守にすることになり、ポネットは伯母さんの家に預けられる。いとこのデルフィーヌやその弟マチアスがポネットを慰め、一緒に遊ぼうと話すが、ポネットはママのことで頭がいっぱいで、2人を追い払う。
デルフィーヌやマチアスは呆れた様子だったが、放っておくことはしなかった。伯母は熱心なキリスト教徒で、ポネットに優しく語りかけ、復活したイエス様の話を聞かせる。ポネットはきっとママもイエス様のように戻って来てくれると信じ、ずっと待ち続けることにした。
そんな様子に心を痛めた伯母は、ママはもう帰って来ないのだと涙を流す。それでもポネットは頑なにママが帰って来るのを待った。数日後、帰って来たパパは、ママを待つポネットに怒り出す。パパは「そのままだとずっと悲しいだけだ」と言うが、ポネットの心は更に傷つき、ママを求めるのだった。
ポネットはデルフィーヌ達と同じ寄宿学校に入ることになる。デルフィーヌや同室の少女達が恋愛話に花を咲かせる中でも、ポネットは会話に入っていけない。彼女は舎監のオレリーに、自分はママを悲しんであげなければならないのだと話す。
そんな中、ポネットは「神様の子」と呼ばれているユダヤ人少女のアダと知り合う。アダは神様の子になると、神様にお願い事が出来るのだと言う。ママに会えるよう神様にお願いしたいポネットは、神様の子になるためのテストを受けることになった。
ポネットはオレリーに頼み、礼拝堂を見せて貰う。オレリーは、ママは神様と一緒に天国に住んでいると話し、お祈りは必ず聞こえていると語りかけた。
翌日の夜、ポネットは1人でこっそり礼拝堂に忍び込む。そしてママと話がしたいと涙を流して神様にお祈りした。
ママと話が出来ないまま、アダが用意したテストをクリアしていくポネット。遊具から飛び降りてみたり、大きなゴミ箱に入ってみたりして、勇気を証明していく。それでもポネットの願いはまだ叶わない。
そんなある日、ポネットは同じ寄宿学校の少年アントワーヌに話しかけられる。彼はピストルのおもちゃを持ち歩き、自分を殺して貰う遊びを繰り返していた。アントワーヌはピストルのおもちゃを返さないポネットに、お前がママを殺したのだろうと言い出す。
母親が死んでしまうのは、その子どもがとても悪い子だからだと叫ぶアントワーヌ。ポネットは深く傷つき、泣き出してしまう。
夜、マチアスのベッドを訪ねたポネットは「もう死にたい」と口にする。天国のママに会いに行きたいので、自分も死ぬしかないのだと。マチアスは、ポネットは変わっているけれど良い子だと言って慰める。
早朝、ポネットは1人学校を抜け出した。歩き続けて向かった先は、ママが眠っている墓地だった。ポネットは寂しさのあまり、素手で土を掘り返し始めた。しかし当然子どもに掘り返せる深さではない。ついに泣き伏してしまったポネット。そこに優しい声が響く。
不意にポネットを抱き上げたのは、待ち望んでいたママだった。ポネットは大喜びでママに抱きつく。2人は連れ立って墓地を後にし、学校までの道を歩き始める。ママは泣いたり悲しんだりするのはもうおしまいだと語りかける。笑うことを忘れた子は嫌いだと話すママ。死ぬまでの間の全部を楽しんでから死ぬのが良いと微笑む。
ママは自分の真っ赤なセーターをポネットに着せてくれた。そしてもう死んでしまったので、ずっと一緒にはいられないと話す。ポネットは天国に戻らないで欲しいと訴える。ママはそんなポネットを優しく慰め、いつも笑顔でいて欲しいこと、ママが愛していることを忘れないでいて欲しいことを伝える。
別れを告げるママに背を押され、走り始めたポネット。少しして振り返ると、ママの姿はなかった。
ポネットがママの姿を探していると、車でパパがやって来た。ポネットはママに会ったこと、セーターを貰ったことを報告する。パパは信じていないようだったが、否定することもしなかった。「ママが楽しく生きなさいって」とポネットが笑い、この映画は終わりを迎える。」
ヴェネチア映画祭で最少年で主演女優賞を受賞した主人公の子供の豊かな表情を見ているだけで心洗われる映画でした。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に加筆修正させていただくと、
「舞台は現代のフランス。4歳の少女ポネットは、ママが運転する車で事故に巻き込まれた。幸いポネットは腕の怪我で済んだが、ママは死亡してしまう。
ママが死んでしまったことを教えられたポネットは、悲しさと寂しさから泣き出した。パパは仕事の都合で数日留守にすることになり、ポネットは伯母さんの家に預けられる。いとこのデルフィーヌやその弟マチアスがポネットを慰め、一緒に遊ぼうと話すが、ポネットはママのことで頭がいっぱいで、2人を追い払う。
デルフィーヌやマチアスは呆れた様子だったが、放っておくことはしなかった。伯母は熱心なキリスト教徒で、ポネットに優しく語りかけ、復活したイエス様の話を聞かせる。ポネットはきっとママもイエス様のように戻って来てくれると信じ、ずっと待ち続けることにした。
そんな様子に心を痛めた伯母は、ママはもう帰って来ないのだと涙を流す。それでもポネットは頑なにママが帰って来るのを待った。数日後、帰って来たパパは、ママを待つポネットに怒り出す。パパは「そのままだとずっと悲しいだけだ」と言うが、ポネットの心は更に傷つき、ママを求めるのだった。
ポネットはデルフィーヌ達と同じ寄宿学校に入ることになる。デルフィーヌや同室の少女達が恋愛話に花を咲かせる中でも、ポネットは会話に入っていけない。彼女は舎監のオレリーに、自分はママを悲しんであげなければならないのだと話す。
そんな中、ポネットは「神様の子」と呼ばれているユダヤ人少女のアダと知り合う。アダは神様の子になると、神様にお願い事が出来るのだと言う。ママに会えるよう神様にお願いしたいポネットは、神様の子になるためのテストを受けることになった。
ポネットはオレリーに頼み、礼拝堂を見せて貰う。オレリーは、ママは神様と一緒に天国に住んでいると話し、お祈りは必ず聞こえていると語りかけた。
翌日の夜、ポネットは1人でこっそり礼拝堂に忍び込む。そしてママと話がしたいと涙を流して神様にお祈りした。
ママと話が出来ないまま、アダが用意したテストをクリアしていくポネット。遊具から飛び降りてみたり、大きなゴミ箱に入ってみたりして、勇気を証明していく。それでもポネットの願いはまだ叶わない。
そんなある日、ポネットは同じ寄宿学校の少年アントワーヌに話しかけられる。彼はピストルのおもちゃを持ち歩き、自分を殺して貰う遊びを繰り返していた。アントワーヌはピストルのおもちゃを返さないポネットに、お前がママを殺したのだろうと言い出す。
母親が死んでしまうのは、その子どもがとても悪い子だからだと叫ぶアントワーヌ。ポネットは深く傷つき、泣き出してしまう。
夜、マチアスのベッドを訪ねたポネットは「もう死にたい」と口にする。天国のママに会いに行きたいので、自分も死ぬしかないのだと。マチアスは、ポネットは変わっているけれど良い子だと言って慰める。
早朝、ポネットは1人学校を抜け出した。歩き続けて向かった先は、ママが眠っている墓地だった。ポネットは寂しさのあまり、素手で土を掘り返し始めた。しかし当然子どもに掘り返せる深さではない。ついに泣き伏してしまったポネット。そこに優しい声が響く。
不意にポネットを抱き上げたのは、待ち望んでいたママだった。ポネットは大喜びでママに抱きつく。2人は連れ立って墓地を後にし、学校までの道を歩き始める。ママは泣いたり悲しんだりするのはもうおしまいだと語りかける。笑うことを忘れた子は嫌いだと話すママ。死ぬまでの間の全部を楽しんでから死ぬのが良いと微笑む。
ママは自分の真っ赤なセーターをポネットに着せてくれた。そしてもう死んでしまったので、ずっと一緒にはいられないと話す。ポネットは天国に戻らないで欲しいと訴える。ママはそんなポネットを優しく慰め、いつも笑顔でいて欲しいこと、ママが愛していることを忘れないでいて欲しいことを伝える。
別れを告げるママに背を押され、走り始めたポネット。少しして振り返ると、ママの姿はなかった。
ポネットがママの姿を探していると、車でパパがやって来た。ポネットはママに会ったこと、セーターを貰ったことを報告する。パパは信じていないようだったが、否定することもしなかった。「ママが楽しく生きなさいって」とポネットが笑い、この映画は終わりを迎える。」
ヴェネチア映画祭で最少年で主演女優賞を受賞した主人公の子供の豊かな表情を見ているだけで心洗われる映画でした。
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