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村川透監督『聖女伝説』その2

2022-11-23 03:03:11 | 日記
 昨日の続きです。

「両方の誘いに乗った俊夫は、森山のビルに岡野と乗り込みます。岡野が社員達を追い出し、俊夫が森山を社長室に監禁します。俊夫は「これから5日間、ここで過ごす」と森山に言いました。森山は「食べる物も水もない、お前もオレと一緒だ」と言います。初日こそ二人は殴り合いをしたものの、2日目以降空腹でぐったりしていました。更に俊夫は花瓶の水まで撒いて最終日を迎えます。
 限界に来た森山は契約書にサインしました。俊夫は譲渡契約書を渡すと言って立花に会い、車の中で殺します。そして立花の子分を手なずけました。そのころ多恵子は、持ってくるであろう俊夫の契約書を元に、神崎議員(三船敏郎)と策を練っていました。
 俊夫は多恵子と神崎の前に現れ、契約書を見せます。契約人は俊夫でした。二人をまんまと騙したのは俊夫でした。そして神崎と多恵子の写真を撮り、写真をネタに黙らせます。神崎は「今度はタダでは済まんぞ」と言って出て行きます。
 その後、多恵子は黒ずくめの男たちに襲われ片足を失います。森山から奪ったビルに事務所を構えた俊夫の元に刑事がやってきました。「立花が行方不明になっている、知らないか?」と聞きます。俊夫は「知らない、忙しいから用が済んだら帰ってくれ」と言います。この日以来、俊夫は酒びたりになり、荒れ始めます。
 俊夫は工藤や岡野の家族、麗花を呼んで、レストランを借り切ってパーティーをやるものの、ふとしたことでキレて暴れ出します。こんな俊夫を見た麗花は石油成金と結婚してしまいました。更に倉庫を買いあさって、誰も来ないバーを開店します。さすがの岡野も「こんなことやって何になる、立花の死体が上ったから注意しろ」と言います。
 工藤は街で、片足の多恵子を見かけます。後を追っていくと、小さなバーをやっていました。工藤は中に入って話をします。事務所に電話がかかりました。相手は麗花で「夫と別れた、そっちへ行く」と言います。
 俊夫は麗花とロスに行くため、工藤の車に乗って空港に向かっていました。工藤が「1軒寄ってほしい所がある」と言い、多恵子の店に連れて行きます。二人は久しぶりに話をします。そして多恵子が拳銃を取り出します。「あなたに渡す時が来た」と言った瞬間、銃声が響きました。
 店の前で俊夫が血を流して倒れていました。そのころ空港では、来ることのない俊夫を麗花が待っていました。」

 濡れ場の多い映画でした。


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