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宮崎駿監督『崖の上のポニョ』

2010-04-01 18:32:00 | ノンジャンル
 宮崎駿監督・原作・脚本の'08年作品「崖の上のポニョ」をテレビで見ました。
 元人間で今は海底に住むフジモトから逃れた、魔法を使える謎の生物がクラゲに乗って海面に浮き上がります。底引網の起こした乱水流で体がビンにはまってしまったその生物は海辺に打ち上げられたところを5才の少年ソースケに拾われ、ビンから助け出されます。ソースケはその生物をポニョと名付け、母のリサとともに保育所に向かいますが、ビンを割った時に負ったソースケの指の傷はポニョになめられると治ってしまいます。海岸にポニョとともにいると、フジモトが寄越した大波に飲まれ、ポニョは再びフジモトの手に渡ってしまいます。ソースケは悲しみにくれますが、やがて台風がやってきて、嵐の中をリサの運転する車で崖の上の家に向かっていると、ソースケに会うためにフジモトの元から逃げてきたポニョが女の子の姿で帰ってきます。リサは台風の中、他の人たちの安否を知るために車で出かけ、ソースケはポニョと家に残ります。翌朝、月の接近で海面が上昇した中、ポニョが大きくしてくれたオモチャのボートに乗って、ソースケとポニョはリサを探しに出かけますが、やがてポニョは元の姿に戻って意識を失ってしまいます。そこへフジモトが現れ、二人をリサが待つ老人ホームへ連れて行きます。そこにはポニョの母である海の女神がいて、ポニョを受け入れてくれる男の子がいれば、ポニョは人間の女の子として生きて行けると言い、ソースケはその申し出を受け入れます。そして月は再び元の位置に戻り、ポニョはソースケのキスによって女の子の姿になるのでした。
 次から次へと展開される不思議なアイディアのイメージに驚きっぱなしでした。特に嵐の高波の上を駈けて行くポニョの姿が印象的で、またラストのあまりの幸福さにはつい涙してしまいました。今回もまた宮崎作品に大いに楽しませてもらえました。文句無しにオススメです。

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