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石井隆監督『GONIN サーガ』その2

2017-05-16 10:11:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 大介「あんな組織に立てつくと、ヤバイからさあ。ハヤトが抑えないと」「すいません」。
 ハヤトの母「五誠会は会葬で、うちの人に何で葬式を出してもらえないんですか?」「だから破門だって」。“襲撃事件から半月後 1995年6月 五誠会本部会長室”の字幕。「退職金も慰謝料も線香代ももらえない。ひどいじゃないですか?」「破門ていうのはね、今後一切関係ない。そういうことなの」「生命保険にも入ってないとはなあ」「まあ、持っていきな」と二代目(テリー伊藤)、万札を数枚渡す。母、受け取らず、「二代目さん、お金がほしいんじゃない。あの人の名誉が」「お前ら面汚しのせいで赤っ恥かかいて、じいちゃんは引退。組は解散しろだの、親父は警察やマスコミがうるせえ。お前らどころじゃねえんだよ」。母、拳銃を取り出し「うちだって破門の身。香典だって百万なんだよ。」「てめえ、セイジにチャカ向けたな? 2度と俺の前に面出すんじゃねえ。てめえ、永久に破門だ」。
 大介「今は辛抱の時。俺さあ、本部つきのボディガードになてt、体張って点数稼いで、つぶされた大越組再興すっからよ。そしたらまた相棒になって天下取ろうぜ。これからは(自分を指して)土方の体に、(ハヤトを指して)灯台の頭脳だろ」「でもあのシマ」「あー、松浦のな。だけど実質は三代目。堅気を装って。そう言えばハヤトは麻野のファンだったよな。聞いたけど、まだ三代目の、で時々二代目の。あの子も親いねえんだよ」。大介、ハヤトのポケットに金を入れる。「いいっすよ」「遠慮すんなって。母ちゃんによろしくな。(こっちを凝視する男に気づき)何だ、あいつ?」。
“新宿中央病院”の看板。彼らがそこの駐車場で話していたのが分かる。「じゃあな」。
 引き出しに縞柄のネクタイ。
 到着する救急車。運びだされる遺体のネクタイも同じ縞柄。「信じられねえ。8発くらいやられてるぜ」「目撃者もなし」。
母と自分の写真。ハヤト「父を撃ったのは誰ですか? 2人組の殺し屋ですか? それともあなた自身なんですか? あなたも元警官なら意識を取り戻して証言してください。なぜ答えてくれない? 現場を見たのはあなたしかいないんだ!」。“氷頭 要”のネームプレート。
大介、帰宅。「ただいま」。大越の仏壇。「弁当買ってきたよ。風呂入っか。先飯?」。眠る母。
 “バー久松”の看板。ハヤト「ただいま」。カウンターに突っ伏してる母。「先に上に行ってるよ。飲み過ぎないでね」「父ちゃんはね、大ボスの盾になって死んだんだからね。逃げるような卑怯者じゃないわ。ハヤトが父ちゃんの~。早く結婚して、この店継いで」「で、いいの?」「当たり前じゃないか。父ちゃんの熱帯魚もぜーんぶハヤトのものだよ」「この店継いだら、昼はランチ出して、夜はコアなワインバーなんてどうかな?」「父ちゃんもワイン好きだったしね」「お休み」。
 “襲撃事件から19年 2014年”の字幕。セイジ、女と手をつないで建物の中を歩いている。「3年前の大地震でシャンデリアから宙づりになってね」「えー怖い。大丈夫でした?」「営業時間前だったから」「怖かったですよね」「そろそろバーズを解体して高層アミューズメントビルを建てようなんて話したところだったんです。相談に行ったらユリカに出会った」「それでここで?」「そう、新しいビルの誕生と結婚記念の一大ダンスパーティだからね。親父は呼ばない。親父の関係者も一切呼ばない」「どうして?」「襲名披露じゃないから。僕たちの結婚披露宴なんだし」「襲名披露?」「あっ、そうだ。CD聞いてくれた? ラスト・ワルツ。古くてダサかった?」「ううん、好き。でも意外。あんなレトロな曲、セイジさんが」。セイジはパーティの計画をユリカに話す。そこに麻美(土屋アンナ)が現れ、「大笑いだよ。誰も聞いたこともないワルツなんてよ」。大介、駆けつけ「すいません。止めたんですが」「いい年して、そんな芋姉ちゃんのどこがいいんだよ? えっ? そいつのセックスのネタつかんで脅したのか?」。大介「すいません」麻美「何でこんな奴の盾になんだよ!」「あっ、ユリカ、先に行っててくれる? 大介、先に連れていってくれ。大丈夫だから」。ユリカ去ると、「ユリカの前で余計なこと言ってんじゃねえよ」とセイジは麻美を殴る。「殴るんじゃねえよ」「ハグしてやるから、恥かかせんなよ。彼女、堅気なんだよ」「返してよ。写真」「捨てたって言ったろ? 親父と違って、あんな写真、俺には何の価値もねえよ」「嘘だあ」「何マジになってんだよ。元アイドルってだけでよ。よだれ垂らして食いついて来るクライアントだなあ」。麻美、拳銃を出す。「マジかよ?」「~恨みはございますが、返してくれたら、出てってやるよ!」と威嚇射撃。「ねえ、もっとハグして」大介、駆け寄り「銃を降ろしてください」「てめえ、生かされてるだけでも幸せだと思え」。(また明日へ続きます……)

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