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ドン・シャープ監督『蠅男の呪い』その2

2015-12-05 09:18:00 | ノンジャンル
 昨日からの続きです。
 父「科学者の妻は苦労するよ」「平気ですわ」「動物実験で心が痛んだだろう?」「仕事なら仕方ないわ」「あそこには近づかないように」マーティン「後で庭を案内しよう」。パット、去る。マーティン、苦しみだす。父、マーティンを横にして、注射。「いつからだ?」「モントリオールで注射を忘れて悪化した」「気をつけろ。早く完成させないと彼女にばれる」「まだ準備が」「進めるしかない」「なぜ?」「密告したのはアルバートだ。我々より恋人が大切なんだ。さっきの警部もいずれ捜索するだろう。モントリオールへ行く。仕事を片付けよう。急げば夜中に戻れる」。
 シャラス警部にロネ警部から電話。「一件落着だ。マーティンが結婚した」「おかしいぞ。マーティンは既に結婚してる。大学時代の友人でピアノが上手な美人だった。ジュディスだ」。
 夜。下手なピアノ。パット目覚める。ピアノを弾く醜い左手。ピアノ室に行ったパットが灯りをつけると、ジュディスの醜い顔が。振り向くとワン。パット失神。ワン「来なさい。戻るのよ」。びっこを引くジュディス。左足に包帯。
 パット、マーティンに起こされる。「悪夢でも見たのか?」「夢じゃない。恐ろしい顔の女がピアノを弾いてた。ワンもいた」「ワンを呼ぼう」「信じて」「寝ぼけてただけだ」「なぜピアノ室に置き去りを?」ワン「来ていません」「嘘よ。ワンはあの女を見てる」「下がれ」「信じないのね」「そんな女はいない。ゆっくり休んで」「騒がせてご免なさい」「寝よう」「私、変よね。幻覚だったなんて」「ただの夢だ。僕を信じろ」「もちろん」。
 父、ワンに「ジュディスを出すな。出すのは命令した時だけだ」マーティン「昨夜はすまなかった。彼女は混乱してる。真実を話したい。そうしないと本当におかしくなる」父「隠し通した方がお互いのためだ。サミュエルズとディルを至急ロンドンへ。警部が戻ってくる前に証拠を消さねば。アルバートが始末してくれる。脅してもやらせる」「あいつも共犯だ」「彼らは人間ではない。傷ついた動物だ。空の檻を見せてパットを納得させよう」「ジュディスは?」「元夫のお前が決めろ」。
 小屋のドアを開けるマーティン。襲いかかるサミュエルズ。ドアを閉め、催眠ガスでサミュエルズを眠らせるマーティン。
 袋に入れたサミュエルズを実験室に持ってきたマーティンは「後は僕が」と言って、去る。袋の中で目覚めるサミュエルズ。
 シャラス元警部「マーティンの祖父の最初の実験記録だ。カプセルからカプセルへ瞬時に転送する。当然人間で試したくなる」ロネ警部「自ら実験台に?」「それが悲劇の始まりだ。蠅が紛れ込んだことに気づかず、2つの物体を合体し、こんな姿に」「信じられん」「作り話と思った。見るまでは。この時から一族は蠅に呪われた。息子がこの怪物と蠅を再び転送して、元の姿に。見た目は正常になったが、蠅は冬が越せない。マーティンと父も寒さに弱い。異常な速さで成長し、年老いていくのを特殊な血清の注射で防ぐ。兄のアルバートは正常だ」。
 マーティンがディルを運んでくると、サミュエルズが消えている。背後から襲ってきたサミュエルズの怪物とマーティンの乱闘。やって来た父は棒で何度もサミュエルズを叩き、失神させる。
 「ロンドン応答せよ。応答なし」「始めよう」。父とマーティンはサミュエルズを装置でロンドンに送る。
 ワン、眠るパットのそばにジュディスの写真が入った写真立てを置いて去る。パットは目覚めて写真に気づく。そこには“愛をこめて ジュディスより”の文字。パットは写真立てを手に取るが、力が入らず落としてしまう。ガシャンという音。再び眠るパット。
 「ロンドン応答せよ」。床には空になった2つの袋。「私だ。緊急事態だ。すぐに統合して処分しろ。2人同時だ」「どんな姿に?」「分からん。細胞の集合体だろう。原形がない方が始末しやすい。私情にとらわれるな」「ロネ警部から電話です」。
 アルバートは統合する。唖然とするアルバート。装置の中には激しく鼓動する肉の塊がある。斧を手にするアルバート。
 「我々から出向く。要件は?」「さあ」。(また明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

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