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バート・ケネディ監督『続・荒野の七人』その1

2012-06-23 08:38:00 | ノンジャンル
 バート・ケネディ監督の'66年作品『続・荒野の七人』をWOWOWシネマで見ました。
 メキシコの村に両手を縛られた男が瀕死の状態で現れ、村人たちに「隠れろ」と言います。やがて銃声とともに無数の無頼の群れが馬に乗って現れ、しまってあった拳銃を持ち出したチコは応戦しますが、すぐに失神し、他の村の男たちと連れ去られます。
 闘牛を見物していたクリス(ユル・ブリナー)の前に旧知の仲であるヴィン(ロバート・フラー)が現れ、クリスに賞金がかけられているのを知らせるために彼を探していたと言います。闘牛に飛び入りで参加し、他の闘牛士から抑え込まれた若者エマニュエルは、葬式代を出してやるからやらせろとクリスが闘牛士に言ってくれたため、見事に牛を仕留め、喝采を浴びます。その夜、花火が上げられ、フラメンコが踊られる中、クリスとヴィンが酒を飲んでいると、子供がクリスの元に拳銃を届けます。子供を追うと、そこにはクリスの仲間で、今は銃を捨てて堅気になっていたチコの妻・ペトラがいて、2日前に村の男たちが砂漠に連れ去られ、ここに来る途中の2つの村も男を連れていかれて、泣き叫ぶ女たちしかいなかったことを告げ、チコを助け出してほしいと言います。相手が50人以上いたと聞いたクリスは、人集めのために監獄を訪れ、看守を買収して、4人を殺したフランク(クロード・エイキンズ)と、あらゆる罪をおかして明日銃殺刑になるという男ルイスを牢から出します。その夜、妻を寝取られ銃を撃つ夫から逃げるコルビ-(ウォーレン・オーツ)と出会ったクリスは、女しかいない村の話をして、彼も仲間に加えます。闘鶏で勝負がついたところで負けた鶏を救おうとしてケンカに巻き込まれた若者・マニュエルを救ったクリスは、マニュエルからも仲間に加えてほしいと言われると、チコを加えれば縁起のいい7人になるという理由で彼に拳銃を渡します。
 早朝、クリスが町の中を馬で走ると、路地から次々に合流してくる仲間たち。最後に銃声に追われたルイスも加わって、勇ましいテーマソングのもと、6人は荒れ地を疾駆していきます。
 野営で皆にお酌をして回るペトラ。女との自慢話をするコルビーにフランクが苛立つと、クリスはコルビーを見張りに出します。クリスはヴィンに、捕虜が300人もいるので泉から泉へ移動するはずだと言い、ヴィンが、そういうルートはたくさんあると反論すると、いずれカウボーイの噂が聞こえてくるまで、手当り次第に捜すとクリスは言い、見つけることより見つかった後のことを心配しろと言います。
 無人の村に到着すると、男が縛り首になって1人吊るされ、木陰に馬が2頭います。吊るされた男を落とし、マニュエルにペトラと少年を隠させ、5人が村の中心の広場に進むと、周囲から一斉に銃弾が放たれますが、5人は襲撃してきた者らを全員倒します。黒衣の女たちが現れ、縛り首の男は逃げてきた者だと言います。その男の妻から捕虜のいる場所を特定したクリスらに、ペトラは貧乏人は警察も助けてくれないと言いますが、クリスはやがて世の中が変わるまで、自らの力で戦うしかないと言います。
 翌朝、ペトラと少年を加えた村の女たちが見守る中、出発する6人。一生に一度ぐらい人助けをしたいと言うルイスに、自分は友情でも人助けでもないとフランクは言います。
 捕虜が村を建設しているのを見張る監視を襲うクリスら。賊の頭領ロルカ(エミリオ・フェルナンデス)は村と教会の再建を目指していますが、神父(フェルナンド・レイ)から村人を殺すことを非難されます。クリスは馬に乗って1人で村に乗り込み、他の5人にロルカと部下のロペスを狙わせ、友人のチコと他の捕虜をすぐに返せと言います。農民は腰抜けだと言うロルカに対し、チコに銃を渡すクリス。ロルカは革命戦士の仲間300人が教会の中で戦死した時、農民たちは寝台の下で震えていたと言い、二人の勇敢な息子もその時に死んだと言います。そして新しい教会を彼らの慰霊碑にし、卑怯な農民らを人柱にするつもりだと言い放ちます。部下のロペスにこの場で農民を殺せと命ずるロルカに反論する神父。神父を殴ろうとするロルカを止めるクリス。一度命を助けてもらった礼に今日だけは見逃すので、仲間を連れて振り返らずに出ていけと言うクリスに、ロルカは一旦は退却します。(明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

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