昨日、NHK総合夜10時から、菅野美穂のヨガをめぐるインドの旅を1時間半分に渡って放送していました。インドを訪れるのは2度目ですが、前回はヨガを始めていなかったので、今回は自分に合ったヨガ探しの旅でもあったようです。表情豊かで、謙虚で、涙に濡れた瞳が美しく、英語がうまく、人なつっこく、特徴のある字で几帳面に文章を綴り、子供のように素直に感情を表現し、菅野美穂の魅力満載でした。ビートルズのメンバーも訪れたというヨガの聖地アシュラムも訪ね、そこにはジョン・レノンがまだ生きていました。2000年前に書かれたヒンドゥー教の聖典「バガヴァッド・ギーター」の第6章にヨガの定義が既に書かれていて、ヨガとは精神に平和と調和をもたらすものであり、苦しみから解放してくれるものであり、すべての宗教を受け入れる、寛大にして強力な力である、と言うことも語られていました。とても優れた番組だったと思います。
さて、10月10日の朝日新聞の夕刊の「週間コミック★ジャック」という藤本由香里さんのコーナーに「イランでは発禁」という題のコラムが載っていました。
記事を引用すると「世界的なベストセラーとなった原作マンガを作者自身がアニメ化し、今年のカンヌ映画祭で審査賞を受賞した、マルジャン・サトラピ『ペルセポリス』が注目を集めている。イランで生まれ育ち、子供の頃にイスラム革命やイラン・イラク戦争を体験した作者の自伝的な作品が、パルムドールの候補になったことにイラン政府が抗議し、フランス外務省は『選考に政治的な意図はない』と応酬。フランスで公開されるや100万人を超える観客を動員。日本でも正月に公開予定だが、原作はイランでは発禁になっている。
娘に西洋的な教育をほどこす反体制的知識人の家に生まれ育った作者の体験は、ある意味、特殊なものではあるだろう。激変する政治の中で、親類や知人が次々に逮捕され、拷問され、処刑され、あるいは国外に亡命する。父親が戦死した友人は『死んで英雄になるよる、生きて刑務所にいてほしかった』といい、『処女を殺すのはイスラム法で禁じられている」ため、反体制派の若い女性は純潔を奪ってから処刑する、という胸の悪くなる話もある。
その中で『弁証法的唯物論』というマンガ本を読み、パンク音楽に夢中になり、学校で反抗的な態度をとり退学になる作者。両親はそんな娘を心配しウィーンへ留学させる。今度は西洋人の中の第三世界人としての孤独。恋にクスリ、路上生活、そして帰国--。
1人の女性の成長を通して、異文化の衝突と混在とが余すことなく描き出された傑作である。」
この文章を読んで驚くのは、やはり処女の女性を犯してから処刑する部分でしょう。親類や知人が次々に逮捕されていき、拷問を受けたり、処刑されたり、ということですが、何の容疑なのでしょう?具体的に何を理由に逮捕されたのでしょう? 非常に知りたいところです。
イランには優れた映画監督が何人かいて、映画的には抑圧されている感じはしません。しかし、このような映画が発禁になるということは、イランが近代化されつつあると言っても、やはり限界があるのでしょう。イランの実態を教えてくれる本を読みたくなりました。
さて、10月10日の朝日新聞の夕刊の「週間コミック★ジャック」という藤本由香里さんのコーナーに「イランでは発禁」という題のコラムが載っていました。
記事を引用すると「世界的なベストセラーとなった原作マンガを作者自身がアニメ化し、今年のカンヌ映画祭で審査賞を受賞した、マルジャン・サトラピ『ペルセポリス』が注目を集めている。イランで生まれ育ち、子供の頃にイスラム革命やイラン・イラク戦争を体験した作者の自伝的な作品が、パルムドールの候補になったことにイラン政府が抗議し、フランス外務省は『選考に政治的な意図はない』と応酬。フランスで公開されるや100万人を超える観客を動員。日本でも正月に公開予定だが、原作はイランでは発禁になっている。
娘に西洋的な教育をほどこす反体制的知識人の家に生まれ育った作者の体験は、ある意味、特殊なものではあるだろう。激変する政治の中で、親類や知人が次々に逮捕され、拷問され、処刑され、あるいは国外に亡命する。父親が戦死した友人は『死んで英雄になるよる、生きて刑務所にいてほしかった』といい、『処女を殺すのはイスラム法で禁じられている」ため、反体制派の若い女性は純潔を奪ってから処刑する、という胸の悪くなる話もある。
その中で『弁証法的唯物論』というマンガ本を読み、パンク音楽に夢中になり、学校で反抗的な態度をとり退学になる作者。両親はそんな娘を心配しウィーンへ留学させる。今度は西洋人の中の第三世界人としての孤独。恋にクスリ、路上生活、そして帰国--。
1人の女性の成長を通して、異文化の衝突と混在とが余すことなく描き出された傑作である。」
この文章を読んで驚くのは、やはり処女の女性を犯してから処刑する部分でしょう。親類や知人が次々に逮捕されていき、拷問を受けたり、処刑されたり、ということですが、何の容疑なのでしょう?具体的に何を理由に逮捕されたのでしょう? 非常に知りたいところです。
イランには優れた映画監督が何人かいて、映画的には抑圧されている感じはしません。しかし、このような映画が発禁になるということは、イランが近代化されつつあると言っても、やはり限界があるのでしょう。イランの実態を教えてくれる本を読みたくなりました。
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