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バッド・ベティカー監督『暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド』その2

2020-06-18 12:11:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。

 路上で2人組に撃たれたレッグスは、タクシーで彼らを追跡し、殺し返す。そこはちょうどアリスの部屋のすぐ近くだった。
 アリスの部屋を訪れたレッグスは弟に電話をかけて、医者を手配してくれるようにアリスに頼む。
 「散弾銃の弾が厄介なのを知ってるのか?」と医師。レッグスは弟に持病の肺にいいデンバーにすぐに発つように言い、昨日の証人はタクシーの運転手のウナスキーだけしかいないと言う。「あなたの思い通りにする」とアリス。(中略)
 フレンチはエディから辿っていけばレッグスに会えるはずだと言い、モランをサナトリウムへ送る。エディに「俺がお前を撃ったことを兄に必ず伝えろ」と言って、エディに2発の銃弾を食らわすモラン。
 「レッグスはもう死んだに違いない」と言っていたモランの許にレッグス本人から電話があり、モランは待ち伏せするが、窓から侵入したレッグスはモランの一味を皆殺しにする。
 “暗黒街の闘争、3人殺害される”の新聞の見出し。刑事はレッグスを逮捕しようとし、証人としてアリスを立てようとするが、レッグスはアリスはレッグスの妻であり、法律上、妻は夫の証人はなれないと言う。(中略)
 “ホッツィ・トッツィ・クラブ”。売上の50%を水曜日ごとに取りに来るとレッグスはフレンチに言い、フレンチのものであるこのクラブも自分がもらうと言う。アリスに「俺たちの店だ」と言って、喜ぶ二人。そこへ電話がかかってきて、エディの入院費が3か月分滞納されていると言われたレッグスは、これまでエディを守るために2度も死地を歩んできたのだから、今後はもうエディには関わりを持たないと言う。酒におぼれるアリスに「ヨーロッパに行こう」と言うレッグス。
 パリの映画館。“禁酒法撤廃のために数千人のデモ。ニューヨークでは10万人を超える抗議行進”の字幕。「ビール密造者は税金未払い」のナレーション。“ニューヨーク市長は政治生命をかけて闘う。アルバニーでは市長を応援”の字幕。
 別の都市の映画館。“禁酒派の捜査官が目を光らせる。ノドの渇きを市民の前で密造酒を廃業”の字幕。
 ベルリンの映画館。“アル・カポネは11年の懲役。暗黒街の顔役たちは法廷で裁かれる”の字幕。
 別の都市の映画館。“暗黒街を一斉検挙。ニューヨーク市長が暗黒街の大物を急襲”の字幕。「検察は犯罪組織との戦争を宣言。並べられる数々の悪事は賭博、麻薬、密造」のナレーション。「帰ったほうがいい」とレッグスはアリスを発たせる。
 ニューヨーク。“禁酒法違反によりこの店は閉店とする”の張り紙と鍵。「全員ムショで、リオだけが起訴中だ」レッグス「じゃあリオのところへ行こう」。
 大きな机を大勢が囲む部屋に入ってきたレッグス「あんたらは?」。一人一人紹介していく男は「新しい構想がある」と言う。「リオには貸しがある」と言うレッグスに男は「盗みは流行遅れで、あんたはやりすぎた。世の中は変化している。あんたも潮時だ」と言う。レッグス「ジャージーの賭博は月の売り上げは17万ドルで俺に50%、密売は25万ドルで取り分は50%のはずだ」男「もうあんたの言うことには何の効力もない」「フレンチやリオと組んだな」「そうだ。我々は組んで全国組織になる。ここの全員を殺すとでも?」「顔を覚えておく」。
 アリスの部屋。「軍曹が出て行って、ファッツも戻らない。エディも死なせたくせに。あなたは独りぼっちよ」と言ってアリスは去る。レッグスはロススタインの元情婦に電話し、「愛してると言ってくれ。ここにすぐ来てくれ」と自分のいる場所を言う。
 アリスのベッドで寝ているレッグス。ロススタインの拳銃2丁を持ち出し、外の車で待つ男たちに渡す元情婦。アリスの部屋には2人が襲撃をかけるが、一人はレッグスの迫力に負けて逃げ出す。もう一人に対しても「撃てるもんなら撃て!」と挑発するレッグス。男は2発撃ってレッグスが倒れるのを見届けると、もう3発撃ってその場を去る。
 雨。大勢の野次馬。アリスは「周りの人たちからは愛されたが、自分からは誰も愛さなかった」と言って、救急車に同乗し、映画は終わる。

 ルシエン・バラードの美しい画面が印象的でした。

 →サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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