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マーティン・スコセッシ監督『ウルフ・オブ・ウォールストリート』その2

2015-09-07 14:37:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 “18ヶ月後”の字幕。寝言でSM相手の名前を言い、ベッドの上で妻に水をかけられるジョーダン。夜はヤクでヘロヘロになっている状態でヘリから降ろされ、娘を起こしてしまいます。
 ドニーが副社長をしている婦人靴会社“スティーブ・マデン”を上場させ、85%の株を押さえて儲けようとするジョーダンは、金持ちを讃美し、スタッフらをあおります。一方、FBI捜査官のデナムは株価操作の調査をし、ジョーダンの結婚式のカメラマンに召喚状を送りつけ、クルーザーにジョーダンを訪ねると、結婚式の参加者リストを渡してほしいと言い、上から押し付けられた仕事だと言ってジョーダンを油断させると、ジョーダンは1回の取引で50万儲かる仕事だと言ってデナムを勧誘します。デナムは「FBI捜査官を買収しようとしたな」と詰め寄り、怒ったジョーダンはデナムを追い返します。
 ジョーダンはスイスの銀行に金を隠すことにし、ロンドンに住む妻の伯母と、部下のブラッドのスイス生まれの妻にスイスへの金の持ち込みを託します。しかし、ドニーは自分の金をブラッドに渡す際、いざこざを起こし、それを見ていた警官にブラッドは逮捕されます。自宅が盗聴されていることを知らされたジョーダンは、ドニーがスイスに電話しているのを知って、それを止めさせようとしますが、ヤクが効いて歩くこともできません。何とか這って車に辿り着くと、自宅まで運転し、ドニーの電話を止めさせることに成功します。
 翌朝連行されるジョーダン。車は昨晩の運転でメチャクチャになっていました。ジョーダンは証拠不十分で不起訴になり、ブラッドは黙秘を続け、法廷侮辱罪で3カ月の実刑となります。当局の監視が厳しくなり、取引委員会に微罪に罰金200万ドルを払って、会社をドニーに譲ることにしたジョーダンでしたが、退陣演説をスタッフらの前でしている間に興奮し、引退を撤回し、スタッフらは拍手喝采し、ジョーダンに合わせて胸を叩き、叫びます。その知らせを聞き、にんまりするデナム。ブラッドは出所後ジョーダンの許を離れ、2年後に36歳で心臓発作で死にます。召喚状の嵐が吹き、尋問が何ヶ月も続きましたが、誰も口を割りません。
出国禁止にもかかわらず、クルーザーで妻とイタリアに行くジョーダン。そこへ妻の伯母が亡くなったという知らせが入り、彼女のスイスの2千万の口座の相続人になるため、すぐにモナコに向け出発しますが、大しけでクルーザーは沈没し、乗るはずだったモナコからスイスへの墜落した飛行機に乗らなくて済みます。
会社のCM撮影中に逮捕されるジョーダン。スイスの銀行員とブラッドの妻が裏切り、鉄板焼屋の“ベニハナ”の経営者、ロッキー・アオキの麻薬取引マネー洗浄の罪を被せられます。1千万を払い、保釈されたジョーダンでしたが、保釈金のために家を抵当に入れ、裁判費用のために結局家を売らざるを得ないため、妻は機嫌を害します。ドニーは同僚と話し合い、家も金も大丈夫だとジョーダンに言います。
検事とデナムはジョーダンに、実刑20年のところを、司法取引に応じて、すべての共謀者に盗聴器を仕掛けさせてくれれば4年で済ませてやると言います。検察に協力し、家を売れば、罰金を払っても4年後には使える金がまだあるとジョーダンは妻に言い、無理矢理セックスに及びますが、妻はこれが最後のセックスだと言って離婚を言い出し、子供も渡さないと言います。ソファの中から取り出したヤクを吸うジョーダンに、病気だと言う妻は、子供には会わせないと言い、怒ったジョーダンは娘を連れ出そうとしますが、失敗します。;
盗聴マイクを体に仕掛けられ、司法取引にサインしたジョーダンは、株情報をもっている皆のリストを提出し、ドニーと話しますが、手書きのメッセージで盗聴されている事を知らせ、ドニーにしゃべらせません。結局ジョーダンは収監され、ドニーがデータを削除している時、会社にも強制捜査の手が及び、次々とスタッフが連行されます。24人以上が有罪となり、何百万ドルもが被害者に返還されると知らせる新聞記事を地下鉄の中で読むデナム。ネバダの刑務所に3年の刑で送られたジョーダンは、最初ビクビクしていましたが、そこでも全て金でした。テニスをするジョーダン。
ニュージーランドの講演会で最高の悪党であり、世界最高のセールス・トレーナーとして紹介されたジョーダンは、「私にペンを売れ」と、講演の参加者の一人に話しかけ、ペンの良さをアピールする参加者から黙ってペンを取り上げ続けるのでした。

小気味いい編集のおかげで、楽しいコメディーとなっていました。

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