イェジ-・スコリモフスキ監督・共同脚本の'70年作品『早春』をWOWOWで再見しました。
15才で学校を中退し、プール付きの公衆浴場に就職したマイケルは、セックスの場と化している職場で奇妙な体験を重ねていきます。同僚のスーザンに好意を持つ彼は、彼女が婚約者とポルノ映画館に入るのを見ると、その後列から彼女の胸を触り、婚約者が映画館の支配人を呼びに行っている間に彼女からキスされ狂喜します。客同士でセックスしようとする現場を見てしまい、気持ちの整理がつかず、つい火災警報を押してしまうマイケル。スーザンをモノにしようと狙っているボイラー係が彼女を車で連れ去ろうとするのを制止しようとして、自分の自転車を車に轢かれてしまいます。ガールフレンドだったキャシーが職場にやって来て、裸になり、好きにしてと言いますが、マイケルは相手にしません。スーザンと婚約者が会員制のクラブに入っていくと、外で何回もホットドッグを買って待つマイケルは、ストリッパーの看板がスーザンに瓜二つなのを見て、その看板を盗み、売春婦の部屋に匿ってもらいます。看板を持ったまま、地下鉄に乗ったスーザンを追い、車内で彼女に迫るマイケル。マイケルは深夜のプールに看板を持ち込み、全裸になって飛び込み、看板を抱きます。翌日、学校の雪中マラソンに飛び入り参加した後、スーザンが乗って来たボイラー係の車をパンクさせたマイケルは、スーザンに殴られて歯を折りますが、その時、スーザンは前夜に婚約者から貰ったダイヤを雪の中に落としてしまいます。二人は雪ごとビニール袋につめこみ、水を抜いたプールに持ち込むと、ヤカンを使って溶かし、ダイヤを探します。婚約者に遅れると電話するスーザンに、ダイヤを見つけたマイケルは腹を立て、ダイヤを呑み込もうとしますが、スーザンは全裸になって思いとどまらせ、そのままマイケルは童貞を失います。事が終わると、すぐに婚約者からの電話に出るスーザン。マイケルは去ろうとするスーザンに、自分とのセックスの感想をしつこく聞き、それでも去ろうとするスーザンに天井からぶら下がるライトをぶつけると、スーザンは頭から血を流して、プールにたまりつつある水の中に倒れます。マイケルは水中で彼女の死体を抱き締めるのでした。
ジャン=ピエール・レオの映画を見ているような、まさに『マイケル氏の不思議な国の奇妙な冒険』とも言える魅力的な映画でした。次から次へと繰り出されるアイディアは、瞠目すべきものだったと思います。ロンドンのドキュメンタリーを見ているような気にもなりました。文句無しにスコリモフスキの代表作の一本です。
15才で学校を中退し、プール付きの公衆浴場に就職したマイケルは、セックスの場と化している職場で奇妙な体験を重ねていきます。同僚のスーザンに好意を持つ彼は、彼女が婚約者とポルノ映画館に入るのを見ると、その後列から彼女の胸を触り、婚約者が映画館の支配人を呼びに行っている間に彼女からキスされ狂喜します。客同士でセックスしようとする現場を見てしまい、気持ちの整理がつかず、つい火災警報を押してしまうマイケル。スーザンをモノにしようと狙っているボイラー係が彼女を車で連れ去ろうとするのを制止しようとして、自分の自転車を車に轢かれてしまいます。ガールフレンドだったキャシーが職場にやって来て、裸になり、好きにしてと言いますが、マイケルは相手にしません。スーザンと婚約者が会員制のクラブに入っていくと、外で何回もホットドッグを買って待つマイケルは、ストリッパーの看板がスーザンに瓜二つなのを見て、その看板を盗み、売春婦の部屋に匿ってもらいます。看板を持ったまま、地下鉄に乗ったスーザンを追い、車内で彼女に迫るマイケル。マイケルは深夜のプールに看板を持ち込み、全裸になって飛び込み、看板を抱きます。翌日、学校の雪中マラソンに飛び入り参加した後、スーザンが乗って来たボイラー係の車をパンクさせたマイケルは、スーザンに殴られて歯を折りますが、その時、スーザンは前夜に婚約者から貰ったダイヤを雪の中に落としてしまいます。二人は雪ごとビニール袋につめこみ、水を抜いたプールに持ち込むと、ヤカンを使って溶かし、ダイヤを探します。婚約者に遅れると電話するスーザンに、ダイヤを見つけたマイケルは腹を立て、ダイヤを呑み込もうとしますが、スーザンは全裸になって思いとどまらせ、そのままマイケルは童貞を失います。事が終わると、すぐに婚約者からの電話に出るスーザン。マイケルは去ろうとするスーザンに、自分とのセックスの感想をしつこく聞き、それでも去ろうとするスーザンに天井からぶら下がるライトをぶつけると、スーザンは頭から血を流して、プールにたまりつつある水の中に倒れます。マイケルは水中で彼女の死体を抱き締めるのでした。
ジャン=ピエール・レオの映画を見ているような、まさに『マイケル氏の不思議な国の奇妙な冒険』とも言える魅力的な映画でした。次から次へと繰り出されるアイディアは、瞠目すべきものだったと思います。ロンドンのドキュメンタリーを見ているような気にもなりました。文句無しにスコリモフスキの代表作の一本です。
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