gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

久しぶりに聴いた木住野さんのアルバム『Nocturne』

2010-04-23 13:59:00 | ノンジャンル
 私事で恐縮ですが、私は現在老人介護のためのデイサービスで働いています。去年の末に職場が変わったのですが、新しい職場のスタッフ中に、かつてハーモニカの全国大会で優勝した経験のある方がいらっしゃり、彼女は現在デイサービスの利用者をメンバーとしたハーモニカ倶楽部の活動をされています。たまたま私がピアノを弾けることを知った彼女はデイサービスのレクの時間に3ヶ月に約一回の割合で行われる倶楽部の発表会の時の伴奏の仕事を私に振ってくださり、そのおかげで数週間前から、私は約40年ぶりに自宅で毎日ピアノに触る生活を始めました。
 その時に振ってくれた伴奏曲以外にも、かねてから自分で弾けるようになりたいと思って楽譜を買っていた、木住野佳子さんの「Danny Boy」、グレン・グールド版のバッハ「ゴールドベルグ変奏曲」、そして誰の演奏という訳でもないのですが、やはりバッバの「主よ、人の望みの喜びよ」を練習しているのですが、原曲を確認したくなり、今朝、棚の奥にしまわれたままだった木住野さんのCD『Tenderness』『You Are So Beautiful』そして『Nocturne』を聴いたところ、『Tenderness』に収録されている「Danny Boy」を始めとする各曲の素晴らしさ以上に、「Nocturne」に収録されているクラシックの演奏の数々に魂が揺さぶられる想いがしました。以前に聴いた時には聞き取れなかった音のひと粒、ひと粒の美しさ、そしてその流れに時には涙するほど感動し、時には猛烈に自分で弾いてみたいという欲望に捕らわれたりもしました。ちなみに演奏されている曲は、ショパンの「ノクターン第20番 遺作」、ドビュッシーの「月の光」(「ベルガマスク組曲」より)、同じくドビュッシーの「2つのアラベスク第1番」、サティの「3つのジムノペディ第1番」と「お前が欲しい」(「お前が欲しい」は木住野さんによるアレンジが入っていたように感じました)、シューマンの「トロイメライ」(「子供の情景」より)です。サティの「ジムノペディ」などは何回も耳にしていたにもかかわらず、今までそれほどいい曲だと思ったことがなかったので、この曲の良さが分かるほどに自分が成熟できたのかなあとも思ったりしました。
 ということで、早速これらの曲のスコアを今日買ってきてしまいました。また、木住野さんのライヴを、東京に住んでいた時によく通った「Body & Soul」へ近いうちに聞きに行きたいとも思ったりしています。木住野さんを未だご存じない方、木住野さんの「Nocturne(ノクターン)」、オススメです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿