WOWOWで、オリヴァー・ストーン製作・監督の'08年作品「ブッシュ」を見ました。
「2002」の字幕。閣僚たちと仮想敵国を「悪の枢軸」と命名するブッシュ(ジョシュ・ブローリン)。「1966」の字幕。大学の秘密結社「デルタカッパ兄弟」の入会儀式で上半身裸にされ答えに窮する新入会員が漏斗で酒を飲まされる中、先輩会員の名前をすらすら言って認められるブッシュ。騒ぎを起こして拘置所に入れられ政治家の父の計らいで出されるブッシュ。油田で働くもすぐに辞めてしまい、酒場で女を口説き結婚の空約束をするブッシュ。「1971」の字幕。仕事を転々とし野球の仕事をしたいと言い、現実に目を向けろと父から説教されるブッシュ。現在に時は戻り、チェイニー副大統領は危機感を煽って拷問の容認をブッシュに迫ります。イラク戦争の映像。「1972」の字幕。15才の弟に酒を飲ませて帰り父に雷を落とされ、自分のハーバード合格祝いだと言って反抗しますが、父からは自分が手を回したおかげだと反論されます。「1977」の字幕。ポーカーをしながら石油への投資を友人たちに勧めるブッシュ。下院議員への出馬を宣言し、パーティで図書館司書のローラと出会い彼女を選挙参謀に雇いますが、民主党候補に公開討論会で品行の悪さを指摘され選挙に敗北します。「1986」の字幕。自分の誕生パーティ中、父から電話があり、兄がフロリダ州知事に立候補しているため、代わりに自分の大統領選の手伝いをしてほしいと言われます。深酒したブッシュは妻となったローラの心配をよそにジョギングに出かけますが林の中で倒れ、禁酒会に参加するようになります。「1988」の字幕。宗教とネガティブキャンペーンを利用して父の大統領選勝利に貢献し、イラク攻撃について議論をします。現在に時が戻ると、パウエルとチェイニーの間でイラク攻撃の是非が議論されますが、石油資源を理由にチェイニーが押し切ります。「1990」の字幕。父にフセイン打倒を勧めるブッシュ。「1991」の字幕。湾岸戦争に勝利しますが、占領を続けることは負担になると感じた父はフセインを捕らえることなく撤兵を開始します。「1992」の字幕。大統領選に負けた父をブッシュはフセインを逃がしたせいだと批判し、自分は父らの猛反対をよそにテキサス州知事に立候補することを決意します。「1994」の字幕。参謀のローブと選挙戦略を練り、父は就任式を前にしたブッシュに思い出の品を贈ります。「1999」の字幕。宗教家を呼んで、大統領選への出馬の啓示があったと言い、祝福してもらいます。「2003」の字幕。フセインがアフリカでウランを買い付けているというネタを大々的に発表しますが、父は彼の行動を心配し、父の親友の記者が批判的な記事を書いたことにブッシュは激昂します。世界中に反戦デモが広がりますが、ブッシュは開戦のための外交工作をライスと行い、「博士の異常な愛情」を思わせる司令部で開戦を迎えます。能天気に勝利に酔う閣僚たち、そしてブッシュの両親。ブッシュを絶賛するマスコミ。ブッシュは戦艦上で勝利宣言を行いますが、爆弾テロが相次ぎ、大量破壊兵器が見つからずに責任転嫁に躍起になる閣僚らに当り散らし、妻と負傷兵を見舞い、最後には担当官が大量破壊兵器はなかったことを認め、ブッシュは「メシがまずくなった」と吐き捨て、夜には妻から慰められます。執務室に入っていくと父がいて一族の恥だと殴りかかってきますが、夢でした。イラクへの民政移管を発表しますが、記者から9・11以降の最大の過ちと学んだことについての質問を受けると答えられません。スナック菓子を食べながらテキサス・レンジャーズの試合をテレビ観戦するブッシュ。打球を外野手として追うブッシュは球を見失うのでした。
スピーディーに話が進み、無駄な場面が一つもないように思えるほど充実した画面でした。ブッシュは常に食べたり飲んだりしている印象が強く、9・11の場面が一切出てこないのも面白いと思いました。政治に興味のない方も楽しめると思います。オススメです。
「2002」の字幕。閣僚たちと仮想敵国を「悪の枢軸」と命名するブッシュ(ジョシュ・ブローリン)。「1966」の字幕。大学の秘密結社「デルタカッパ兄弟」の入会儀式で上半身裸にされ答えに窮する新入会員が漏斗で酒を飲まされる中、先輩会員の名前をすらすら言って認められるブッシュ。騒ぎを起こして拘置所に入れられ政治家の父の計らいで出されるブッシュ。油田で働くもすぐに辞めてしまい、酒場で女を口説き結婚の空約束をするブッシュ。「1971」の字幕。仕事を転々とし野球の仕事をしたいと言い、現実に目を向けろと父から説教されるブッシュ。現在に時は戻り、チェイニー副大統領は危機感を煽って拷問の容認をブッシュに迫ります。イラク戦争の映像。「1972」の字幕。15才の弟に酒を飲ませて帰り父に雷を落とされ、自分のハーバード合格祝いだと言って反抗しますが、父からは自分が手を回したおかげだと反論されます。「1977」の字幕。ポーカーをしながら石油への投資を友人たちに勧めるブッシュ。下院議員への出馬を宣言し、パーティで図書館司書のローラと出会い彼女を選挙参謀に雇いますが、民主党候補に公開討論会で品行の悪さを指摘され選挙に敗北します。「1986」の字幕。自分の誕生パーティ中、父から電話があり、兄がフロリダ州知事に立候補しているため、代わりに自分の大統領選の手伝いをしてほしいと言われます。深酒したブッシュは妻となったローラの心配をよそにジョギングに出かけますが林の中で倒れ、禁酒会に参加するようになります。「1988」の字幕。宗教とネガティブキャンペーンを利用して父の大統領選勝利に貢献し、イラク攻撃について議論をします。現在に時が戻ると、パウエルとチェイニーの間でイラク攻撃の是非が議論されますが、石油資源を理由にチェイニーが押し切ります。「1990」の字幕。父にフセイン打倒を勧めるブッシュ。「1991」の字幕。湾岸戦争に勝利しますが、占領を続けることは負担になると感じた父はフセインを捕らえることなく撤兵を開始します。「1992」の字幕。大統領選に負けた父をブッシュはフセインを逃がしたせいだと批判し、自分は父らの猛反対をよそにテキサス州知事に立候補することを決意します。「1994」の字幕。参謀のローブと選挙戦略を練り、父は就任式を前にしたブッシュに思い出の品を贈ります。「1999」の字幕。宗教家を呼んで、大統領選への出馬の啓示があったと言い、祝福してもらいます。「2003」の字幕。フセインがアフリカでウランを買い付けているというネタを大々的に発表しますが、父は彼の行動を心配し、父の親友の記者が批判的な記事を書いたことにブッシュは激昂します。世界中に反戦デモが広がりますが、ブッシュは開戦のための外交工作をライスと行い、「博士の異常な愛情」を思わせる司令部で開戦を迎えます。能天気に勝利に酔う閣僚たち、そしてブッシュの両親。ブッシュを絶賛するマスコミ。ブッシュは戦艦上で勝利宣言を行いますが、爆弾テロが相次ぎ、大量破壊兵器が見つからずに責任転嫁に躍起になる閣僚らに当り散らし、妻と負傷兵を見舞い、最後には担当官が大量破壊兵器はなかったことを認め、ブッシュは「メシがまずくなった」と吐き捨て、夜には妻から慰められます。執務室に入っていくと父がいて一族の恥だと殴りかかってきますが、夢でした。イラクへの民政移管を発表しますが、記者から9・11以降の最大の過ちと学んだことについての質問を受けると答えられません。スナック菓子を食べながらテキサス・レンジャーズの試合をテレビ観戦するブッシュ。打球を外野手として追うブッシュは球を見失うのでした。
スピーディーに話が進み、無駄な場面が一つもないように思えるほど充実した画面でした。ブッシュは常に食べたり飲んだりしている印象が強く、9・11の場面が一切出てこないのも面白いと思いました。政治に興味のない方も楽しめると思います。オススメです。
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