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ガス・ヴァン・サント監督『パラノイド・パーク』

2010-04-11 14:09:00 | ノンジャンル
 ガス・ヴァン・サント監督・脚色の'07年作品「パラノイド・パーク」をDVDで見ました。
 高校生のアレックスは仲間のジャレッドに誘われ、スケボーの練習場である「パラノイド・パーク」に行き、家庭に恵まれていない子供たちの溜まり場になっているのを知ったこともあって、その場所を気に入ります。ある日、授業中に呼び出されると、刑事が先日起こった殺人事件について尋ねます。刑事によると被害者の血のついたスケボーが見つかったとのことでした。アレックスは何も知らないと刑事には言いますが、その時のことを回想します。週末に一人でパラノイド・パークに行き、そこで知り合ったペイズリーと貨物列車への飛び乗りをしますが、警備員に見つかりペイズリーが警棒で殴られるのを見て、思わずアレックスがスケボーで警備員を殴ると、線路上に倒れた警備員をちょうどそこに差しかかった貨物列車が轢き、体が切断されてしまったのでした。アレックスは真実を誰かに話そうとしますが、なかなか言い出せず、最近親しくなったメイシーの助言に従って彼女へ事実を告白する手紙を書きますが、それを焼きます。そしてスケボーに乗る日常は続くのでした。
 音楽がバックに流れるイメージ映像のようなものが多用され、途中からなぜかフェリーニ映画の音楽が盛んに流されていました。切り返しショットを極力排した会話のシーンなどの特徴はあるのですが、「エレファント」で受けた衝撃は感じませんでした。イメージビデオが好きな方にはオススメかも。

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