gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

瀬尾まいこ『図書館の神様』

2006-07-24 16:51:45 | ノンジャンル
 スカパー275チャンネルの「みうらじゅん・安斎肇のなまはげ兄弟」第2回のオンエアを見ました。相変わらずしもネタ満載、絶好調のお二人でした。

 ところで、瀬尾まいこさんの「図書館の神様」を読みました。
 学生の頃、バレーボールに打ち込み、ミスをしたえり子を責めたあと、えり子は自殺してしまいます。それ以来スポーツとは縁を切った生活を送った私は大学卒業後、海の見える高校の国語の講師になり、部員が一人という文芸部の顧問になります。唯一の部員垣内くんは体育に向いた体を持ち、文芸などに少しも興味がない私は不思議に思いますが、彼は黙々と本に取り組みます。家に帰るとお菓子作りの教室で知り合った結婚している浅見さんに甘える私。週末になると弟が海を見にやってきます。人に勧められ教員採用試験を受けると出来は最悪だったのに合格し、先輩づらしてた松井は落ちます。ある日、地元のバスケットチームの練習に行くという垣内君に付いて行った私は、そこの熱気、空気、これが私の好きなものだったと気付きます。私は月初めにはえり子の墓参りに行きます。私は子供ができたという浅見さんと別れ、来年から文芸部は廃止の意見に猛然と反対し、朝練を始めます。本の整理をする垣内君は、整理が終わった段階で廃部とし、ランニングをしたあとに垣内君が密かに部費で買ってあったサイダーを私と飲みます。卒業式前の主張大会では垣内君は見事に自分にとっての読書の意味を述べます。そして、教師として工業高校への配置が決まった私へ、浅見さん、垣内君、えり子のお母さんから手紙をもらい、未来に旅立ちます。
 これといった大きな事件(えり子の自殺を除いて)もなく、淡々と話が進んで行きますが、読みやすく、好感の持てる本です。瀬尾さんの本の中ではあまりメジャーではないようですが、瀬尾さんのファンの方で未読の方にはオススメです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿