マーヴィン・ルロイ監督の'30年作品『犯罪王リコ』をDVDで見ました。
“剣を取る者は皆、剣で滅びる マタイの福音書第26章52節”の字幕。夜、ガソリンスタンドの店主を射殺し、その後訪れた食堂の時計を20分遅らせてアリバイを作り、相棒のジョー(ダグラス・フェアバンクス・ジュニア)に頭のよさを誉められるリコ(エドワード・G・ロビンソン)。彼は新聞でピート・モンタナが闇社会を牛耳っているという記事を読み、自分たちも大物になろうと言いますが、ジョーは女性とダンスがあればいいと言います。ジョーを強引に誘い、東部の都会に乗り込むぞと叫ぶリコ。
“パレルモ・クラブ”を訪れたリコは、そこのオーナーで裏社会を仕切っているヴィットリーに自分を売り込み、雇われることになります。車の運転に優れているトニーや、何事にも重宝するオテロ、頭の切れるスキャビーらの仲間にリコを紹介するヴィットリー。一方、“ブロンズ・ピーコック”ではオルガが相手に探して来たジョーと見事なダンスを舞台上で披露し、ジョーは新人としては破格の週百ドルで雇われます。二人で頑張りましょうとオルガに言われるジョーでしたが、オルガにジョーが銃を持っているのを気づかれ、足を洗うのは難しいとオルガに言います。
アーニーの経営する賭博場のオフィスにはヴィットリーが現れ、大ボスのモンタナに呼ばれたと言うと、しばらくして現れたモンタナは有能な刑事のマクルーアに用心し、数カ月は発砲は御法度だと言います。
“パレルモ・クラブ”の事務所。アーニーが経営する“ブロンズ・ピーコック”を襲撃しようと話し合っていると、トニーは今やったら警察の思うツボだと言います。リコが憶病者と責めると、ヴィットリーはまだ来てないお前の相棒のジョーの方がずっと臆病者だと反論します。リコはスキャビーと一緒に作ったという襲撃計画を見せますが、ヴィットリーは自分の許可なく計画を作るなと言って、計画書を奪い、リコは部屋を出ます。ジョーが現れ、計画のことをリコから聞くと、店の皆が自分を知っているので無理だと言いますが、リコは却って怪しまれないと言って、足を洗いたがるジョーを無理矢理部屋に連れて入ります。計画の夜、マクルーアも客として“ブロンズ・ピーコック”に来ていましたが、アーニーの店だと知ると出ていきます。客の笑いさざめく音の中、着々と進められていく強盗の手口。マクルーアと鉢合わせになったリコはマクルーアを射殺してしまいます。仕事の後、銃を使ったことをヴィットリーに責められるリコは「やられる前にやるんだ」と反論します。大ボスでも無理だ、警察は本気になると言うヴィットリーに、「自首しろよ、あんたも潮時だ」と語るリコ。その頃トニーは正気を失い、車を電柱に衝突させ、逃げます。ヴィットリーのオフィスを訪れたフラハティ刑事はトニーはまだ見つかってないが、いずれ見つけると言って去ります。リコは今回の分け前は自分が決めると言い出すと、誰もそれに反対せず、ヴィットリーはリコに自分の立場を奪われたことを知ります。俺を裏切ったら、俺の銃が口を効くと言うリコ。そこへトニーが神父に会いに行ったという情報がもたらされ、リコは仲間を連れて、教会の前でトニーを射殺します。
“パレルモ・クラブ 友愛と忠誠”と題されたパーティが開かれ、リコは皆から絶賛され、高級時計を贈られます。新聞記者に写真を撮られるリコ。顔が知れるので写真は撮らせない方がいいと助言する仲間。そこへ現れたフラハティは昨夜宝飾店の窓が破られ、高級時計が盗まれたが知らないか?とリコは問われます。フラハティが去った後、リコの様子を伺う出席者。リコは時計を見て満足げな様子を示します。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
“剣を取る者は皆、剣で滅びる マタイの福音書第26章52節”の字幕。夜、ガソリンスタンドの店主を射殺し、その後訪れた食堂の時計を20分遅らせてアリバイを作り、相棒のジョー(ダグラス・フェアバンクス・ジュニア)に頭のよさを誉められるリコ(エドワード・G・ロビンソン)。彼は新聞でピート・モンタナが闇社会を牛耳っているという記事を読み、自分たちも大物になろうと言いますが、ジョーは女性とダンスがあればいいと言います。ジョーを強引に誘い、東部の都会に乗り込むぞと叫ぶリコ。
“パレルモ・クラブ”を訪れたリコは、そこのオーナーで裏社会を仕切っているヴィットリーに自分を売り込み、雇われることになります。車の運転に優れているトニーや、何事にも重宝するオテロ、頭の切れるスキャビーらの仲間にリコを紹介するヴィットリー。一方、“ブロンズ・ピーコック”ではオルガが相手に探して来たジョーと見事なダンスを舞台上で披露し、ジョーは新人としては破格の週百ドルで雇われます。二人で頑張りましょうとオルガに言われるジョーでしたが、オルガにジョーが銃を持っているのを気づかれ、足を洗うのは難しいとオルガに言います。
アーニーの経営する賭博場のオフィスにはヴィットリーが現れ、大ボスのモンタナに呼ばれたと言うと、しばらくして現れたモンタナは有能な刑事のマクルーアに用心し、数カ月は発砲は御法度だと言います。
“パレルモ・クラブ”の事務所。アーニーが経営する“ブロンズ・ピーコック”を襲撃しようと話し合っていると、トニーは今やったら警察の思うツボだと言います。リコが憶病者と責めると、ヴィットリーはまだ来てないお前の相棒のジョーの方がずっと臆病者だと反論します。リコはスキャビーと一緒に作ったという襲撃計画を見せますが、ヴィットリーは自分の許可なく計画を作るなと言って、計画書を奪い、リコは部屋を出ます。ジョーが現れ、計画のことをリコから聞くと、店の皆が自分を知っているので無理だと言いますが、リコは却って怪しまれないと言って、足を洗いたがるジョーを無理矢理部屋に連れて入ります。計画の夜、マクルーアも客として“ブロンズ・ピーコック”に来ていましたが、アーニーの店だと知ると出ていきます。客の笑いさざめく音の中、着々と進められていく強盗の手口。マクルーアと鉢合わせになったリコはマクルーアを射殺してしまいます。仕事の後、銃を使ったことをヴィットリーに責められるリコは「やられる前にやるんだ」と反論します。大ボスでも無理だ、警察は本気になると言うヴィットリーに、「自首しろよ、あんたも潮時だ」と語るリコ。その頃トニーは正気を失い、車を電柱に衝突させ、逃げます。ヴィットリーのオフィスを訪れたフラハティ刑事はトニーはまだ見つかってないが、いずれ見つけると言って去ります。リコは今回の分け前は自分が決めると言い出すと、誰もそれに反対せず、ヴィットリーはリコに自分の立場を奪われたことを知ります。俺を裏切ったら、俺の銃が口を効くと言うリコ。そこへトニーが神父に会いに行ったという情報がもたらされ、リコは仲間を連れて、教会の前でトニーを射殺します。
“パレルモ・クラブ 友愛と忠誠”と題されたパーティが開かれ、リコは皆から絶賛され、高級時計を贈られます。新聞記者に写真を撮られるリコ。顔が知れるので写真は撮らせない方がいいと助言する仲間。そこへ現れたフラハティは昨夜宝飾店の窓が破られ、高級時計が盗まれたが知らないか?とリコは問われます。フラハティが去った後、リコの様子を伺う出席者。リコは時計を見て満足げな様子を示します。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)