昨日の続きです。
荷物をもって道を歩く3人は急な川を縄伝いで渡る子たちが溺れそうになっているのを見て、走り寄り助けようとしますが、ピーターは傷を負い子供を1人死なせてしまいます。子供たちと村を訪れる3人。3人は長老にもてなされ、バスに乗って去る際、ピーターは少年に「岩場で滑ったが彼を掴んで放さなかった」と皆に伝えてくれと言い残し、バスに乗ります。隣の男に「なぜこんな田舎に?」と聞かれ、「心の旅をしてたが、途中で放り出された」と答えるフランシス。発車間際になって先程の少年がやって来て、3人は子供の葬式に招待されることになります。
突然リムジンに座る黒衣の3人。「何てこと言うんだ」「でも事実だ」「よせ」と言い合う3人に「悲しいから何も言わないで」と言う女性。「ママは?」「空港から葬儀場へ」。するとピーターは時間がないと周囲に止められるにもかかわらず親父の車を修理工場に取りに行くと言い出します。修理工場にまだ部品が届いてなくて修理中だと言われるピーターは、「ひどすぎる。もう3ヶ月になるぞ」と言います。修理工が「待ってくれ。伝言も残してある」と言うと、ピーターは「伝言など受け取ってない。彼は死んだ」と答えます。「ジミーが? なぜ?」「タクシーに轢かれて」「亡くなったのか?」「父の小銭が72丁目に散らばっていた」「息子さんか?」「ああ。車を引き取る」ピーターは車を覆っていた布を取り、エンジンをかけますが、黒煙が起こり、バッテリーが切れていると言われます。エンジンルームの中にはスーツケースがあり、ジャックはそれを遺品目録に記入します。スーツケースの中から現れたジャックの小説を入れた封筒は封をしたままで、父は生前に読んでいませんでした。車を無理矢理車庫から出しますが、結局走らせることはできず、3人は元に戻します。
インドの村での子の葬式。翌日バスで出発する3人を見送る村人たち。赤い車で国際線出発ロビーへ向かった3人は、搭乗前の時間に電話し、ピーターの妻アリスは男の子を妊娠していて、ジャックの恋人はイタリアで待っていることが分かります。最後の祈りを捧げ、飛行機に乗ろうとしますが、その直前になって3人は搭乗券を破き、飛行機に乗るのを止めます。バイクに乗り丘の上の建物を目指す3人。「『来年の春に来て』と手紙に書いたのに」という母に、「帰れと?」と3人が言うと、「まさか、よく来たわね、かわいい息子たち」と言い、フランシスの顔の傷のことを尋ねます。シスターの弟(ブラザー)を食べたトラの足跡を示す母。賛美歌を歌う子供たち。鐘が鳴り夜がふけると、母は3人の朝食のメニューを聞きます。「父の葬儀になぜ来なかったの」と聞く3人に、「行きたくなくて」と答える母。「住民には私が必要なの」と言い、「僕らは?」と問われると、「それは私に対する問いじゃない。だから答えられない。父親を失って心から同情するわ。大きな喪失感よね。でも過去は戻らない。もう済んだことよ」「済んでない」「来るなと言ったはずよ」と言って明かりを消し「もっと自分を自由に表現したら? 言葉を使わずに」明かりをつけて「やってみる?」4人の表情が360度のパンで捕えられた後、カメラは列車の室内を横移動で撮り、リタ、ヘビと車掌、妊婦の白人、ブレンダン、映画の冒頭で列車に飛び乗れなかった背広姿の中年を映していきます。母は「協定を作るわ」と言い、「明日起きたらこの美しい場所で楽しく過ごすこと。後悔は捨てること。将来の計画を立てる。いいわね。続きは明日」と言って立ち去ります。
翌朝、3人が目覚めると母は姿を消していました。よくあることだと子供たちは言います。ジャックは今書いている小説の結末だけ読みますが、結末だけじゃ判断できないと言われてしまいます。ザワール駅に着いた3人は発車したばかりの列車に飛び乗ろうとしますが、カバンは皆落としてしまいます。車掌が切符を見に来た後、ライムを勧める娘にジャックはライムをもらい、フランシスが2人に出したパスポートを2人は安心だからフランシスに預けておくと言って、3人して一服しに部屋を出るのでした。
車掌に石を投げるなど、いきなり爆笑するシーンが多くあり、大変風変わりなロードムービーでした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
荷物をもって道を歩く3人は急な川を縄伝いで渡る子たちが溺れそうになっているのを見て、走り寄り助けようとしますが、ピーターは傷を負い子供を1人死なせてしまいます。子供たちと村を訪れる3人。3人は長老にもてなされ、バスに乗って去る際、ピーターは少年に「岩場で滑ったが彼を掴んで放さなかった」と皆に伝えてくれと言い残し、バスに乗ります。隣の男に「なぜこんな田舎に?」と聞かれ、「心の旅をしてたが、途中で放り出された」と答えるフランシス。発車間際になって先程の少年がやって来て、3人は子供の葬式に招待されることになります。
突然リムジンに座る黒衣の3人。「何てこと言うんだ」「でも事実だ」「よせ」と言い合う3人に「悲しいから何も言わないで」と言う女性。「ママは?」「空港から葬儀場へ」。するとピーターは時間がないと周囲に止められるにもかかわらず親父の車を修理工場に取りに行くと言い出します。修理工場にまだ部品が届いてなくて修理中だと言われるピーターは、「ひどすぎる。もう3ヶ月になるぞ」と言います。修理工が「待ってくれ。伝言も残してある」と言うと、ピーターは「伝言など受け取ってない。彼は死んだ」と答えます。「ジミーが? なぜ?」「タクシーに轢かれて」「亡くなったのか?」「父の小銭が72丁目に散らばっていた」「息子さんか?」「ああ。車を引き取る」ピーターは車を覆っていた布を取り、エンジンをかけますが、黒煙が起こり、バッテリーが切れていると言われます。エンジンルームの中にはスーツケースがあり、ジャックはそれを遺品目録に記入します。スーツケースの中から現れたジャックの小説を入れた封筒は封をしたままで、父は生前に読んでいませんでした。車を無理矢理車庫から出しますが、結局走らせることはできず、3人は元に戻します。
インドの村での子の葬式。翌日バスで出発する3人を見送る村人たち。赤い車で国際線出発ロビーへ向かった3人は、搭乗前の時間に電話し、ピーターの妻アリスは男の子を妊娠していて、ジャックの恋人はイタリアで待っていることが分かります。最後の祈りを捧げ、飛行機に乗ろうとしますが、その直前になって3人は搭乗券を破き、飛行機に乗るのを止めます。バイクに乗り丘の上の建物を目指す3人。「『来年の春に来て』と手紙に書いたのに」という母に、「帰れと?」と3人が言うと、「まさか、よく来たわね、かわいい息子たち」と言い、フランシスの顔の傷のことを尋ねます。シスターの弟(ブラザー)を食べたトラの足跡を示す母。賛美歌を歌う子供たち。鐘が鳴り夜がふけると、母は3人の朝食のメニューを聞きます。「父の葬儀になぜ来なかったの」と聞く3人に、「行きたくなくて」と答える母。「住民には私が必要なの」と言い、「僕らは?」と問われると、「それは私に対する問いじゃない。だから答えられない。父親を失って心から同情するわ。大きな喪失感よね。でも過去は戻らない。もう済んだことよ」「済んでない」「来るなと言ったはずよ」と言って明かりを消し「もっと自分を自由に表現したら? 言葉を使わずに」明かりをつけて「やってみる?」4人の表情が360度のパンで捕えられた後、カメラは列車の室内を横移動で撮り、リタ、ヘビと車掌、妊婦の白人、ブレンダン、映画の冒頭で列車に飛び乗れなかった背広姿の中年を映していきます。母は「協定を作るわ」と言い、「明日起きたらこの美しい場所で楽しく過ごすこと。後悔は捨てること。将来の計画を立てる。いいわね。続きは明日」と言って立ち去ります。
翌朝、3人が目覚めると母は姿を消していました。よくあることだと子供たちは言います。ジャックは今書いている小説の結末だけ読みますが、結末だけじゃ判断できないと言われてしまいます。ザワール駅に着いた3人は発車したばかりの列車に飛び乗ろうとしますが、カバンは皆落としてしまいます。車掌が切符を見に来た後、ライムを勧める娘にジャックはライムをもらい、フランシスが2人に出したパスポートを2人は安心だからフランシスに預けておくと言って、3人して一服しに部屋を出るのでした。
車掌に石を投げるなど、いきなり爆笑するシーンが多くあり、大変風変わりなロードムービーでした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)