お宅訪問会 ~2回目~

2009-03-24 21:39:30 | 入居後の家2年目
先日、入居してから2回目のお宅訪問会が開催されました。
1回目の様子はこちら

前回は3家族が参加されたのですが、
今回の参加は1家族だけです。
ちょっと寂しい気もしますが、訪問される側としてはやりやすいです。
話を1家族だけに絞れるわけですから。
より密度の濃い話ができますよね。
前回はあっちこっちに話が飛んじゃって、
訪問される側として納得できるお宅訪問会ではありませんでした。
って、別に招く側が納得する必要は一切ないんですけどね。

午後2時に到着されたご家族。
ご主人と奥様と男の子のお子さんが1人でご訪問です。
こちらから話す前に聞いてみると。。。

3年前に家を建てることを思いつき、家に関する書籍を読んだ中でイサットハウスを知った。
しかしそれ以降、忙しくなって建築計画は頓挫した。
お子さんの小学校入学に合わせて、建築計画が再浮上した。
土地は今、探しているところ。
来年の3月までに、子どもの小学校入学を目途に入居したい。
お宅訪問会は初めて。

こんな感じです。
これから検討するとのことなので、
恐らく気密だの断熱だのという小難しい話よりも、
建築に当たっての考え方とか、間取りの話とか、
よかったこと、悪かったこと、苦労話をしたほうがとっつきやすいと思われます。

そこで、家に招き入れるとまずは間取りを紹介しつつ、
家およびそれぞれの部屋に対する僕の考えを語りました。
もちろん、空気環境についてもちょこちょこと言及します。
キレイな空気、安定した空気、防音性、家族の距離。。。

まだまだ検討を始めたところとのことなので、
建物のプランニングは漠然としたもののようです。
深い質問や難しい質問は出ませんでしたが、
実際に住み手の意見や感想を聞けたことには、
満足していただいていたようです。

ひとしきり室内の紹介を終えると、コーヒーを飲みながらの雑談。
家のことはもちろん、土地のこと、子どものこと、
様々なお話をすることができました。

実はその話の中で、訪問されたご家族からハンゾー氏に向かって、
“○○不動産ってご存知ですか?”
という質問がありました。
ハンゾー氏は“いや、知りません”で終わらせて次の話題へ移ったのですが、
僕はどうしてもその質問が気になって、
大きなお世話だとは思いながらも、後から話題を蒸し返してまで聞いてみたのです。
“さっき、お話をされた○○不動産って、何かあるのですか?”
すると・・・・

狙っている土地があって、
でもその土地は南東角地なので他の土地よりもずいぶん割高になっている、
その土地には○○不動産ののぼりが立っている、
○○不動産屋とは接触したことない、

とのことでした。
こりゃもう営業としてやるべきことはひとつですよね。
その土地を見て、不動産屋へ行き、値段交渉して、ご家族の手が出る値段になるようがんばる。
そこまでできれば、イサットで建築されることは明白です。
というのは、ご家族と話してみた僕の感想ですが。
ご主人は、色々調べたり考えたりするのが面倒だ、とおっしゃってたくらいですから、
土地を見つけてくれたビルダーと契約する可能性は高いと思われます。

ところがハンゾー氏、いっこうにそういう反応をしてくれません。
なのでもどかしくなった僕は思わず、
“ハンゾーさん、○○不動産に掛け合う必要がありますわ。
現地見て、減額交渉要素を探して、ご家族の希望金額になるかどうか交渉ですね。”
するとハンゾー氏は慌てた様子で、
“あ、あぁ。そうですね!一度現地を見て○○不動産と連絡を取ってみます。”
と、やっと僕の望んだ言葉を発してくれました。
僕は何の利害関係もないくせに、ものすごく安心したのを覚えています(汗)

きっとここまで気が回ってしまうのは、
僕自身が土地探しに奔走していたからに違いありません。
海千山千の不動産屋に飛び込んで交渉する素人という立場でがんばったからこそ、
土地を取得するための最短ルートを検索してしまうクセができちゃったのでしょう。

やがて、お宅訪問会は和やかに終了しました。
僕はそりゃもうイサットハウスの営業マンのように、
イサットの作る家を要所要所で褒めておきました。
ご家族がイサットハウスで新居を建てられるかどうか、
今はまださっぱりわかりません。
もしも建てられたら、黙っていても至極快適な住み心地を得られるんですけどね。

あ、そうそう。
今回も太っ腹のビルダーさんから、
お土産のお菓子詰め合わせと、謝礼に1万円分の商品券をいただきました。
さすが、4件の施工中物件を抱えるビルダーさんですな。
今後とも、ますますのご発展をお祈りしています。
では。


読書感想文13 ~臨場~

2009-03-23 21:50:23 | 
相変わらずのマイブーム、横山秀夫氏の作品です。

実はこの前に氏の作品『影踏み』を読んでいました。
でもね。。。どうもイマイチ物足りなかったんですよね。
横山氏得意(だと思われる)の短編小説集だったんですが、
物語りもおもしろく、引き込まれる作品だったんですが、
やはり泥棒が主人公というのが問題だったのでしょうか、
感想文を書きたくなることはありませんでした。

でも、この作品はイイですよ。
作品としての読み応えも、ドラマチックな物語も一級品です。
それはやはり警察側が主人公として語られるからなのかも知れません。

『臨場』も主人公を同じくした短編集で、7編の短編が収められています。
主人公はとある県警で検視官を務める倉石義夫。
検死官じゃないのでご注意を。
検視官は死体が発見されると最速で現場に入り、
死体が自殺or自然死なのか他殺なのかを判断する仕事で、
検死官は自殺or自然死にしろ他殺にしろ、死因を調べる仕事です。

主人公は検視官の倉石であるにもかかわらず、
倉石の視点で語られるのは、ほんの1行としてありません。
すべては倉石を取り巻く他の警察官の視点、
もしくはそれぞれの短編の一般市民の視点で物語は進みます。
これも氏の手法にはしばしば登場するやり方ですね。
倉石の内面を一切見せないことにより、
警察組織の異端児で、誰も持たない検視眼を持ち、
上司に媚びない、部下から尊敬されるストイックな倉石の凄みが増します。

クライシス・クライシというネーミングは多少ぎこちない気がしますが、
倉石の検視力は組織でも群を抜いています。
誰もが気付かない、現場に残された物証の意味に気付き、
豊富な動植物に関する知識を駆使して、
自殺と思われる現場を他殺、
他殺と思われる現場を自殺と断定し、ことごとく外れることはありません。

印象に残る短編は『餞(はなむけ)』でしょうか。
叩き上げで県警組織のトップに上り詰めた上司の出生に係る謎のひとつを解くのですが、
上司の退官の日に、倉石が告げる一言がシビれます。
ここにその一言だけを書いてもなんのこっちゃなので控えますが、
それはこの作品で倉石が発したセリフの中で唯一、
物証や理屈に裏打ちされたものではなく、上司への餞の言葉として発したものなのです。
倉石らしいぶっきらぼうな言葉ではありますが、
彼の人間性がうかがい知れる一言。
シビれます。

・・・って、未読の方にはさっぱり楽しくない感想文で申し訳ありません。
その一言に興味を持たれた方は、是非ご一読ください。
損はさせませんから。
・・・・・・僕は氏の宣伝塔でも何でもないんですけど。
では。


DICLASSE:pinocchio

2009-03-22 14:25:45 | 照明
mercy邸の2Fホールに用意した引っ掛けシーリング。

実は入居後1年以上経過した今も、照明をつけておりません。

単純に2Fホールの間接照明が思った以上に明るくて、
フリースペースのような狭い部分に専用の照明が必要ないってのもありますが、
何をつけるかがさっぱり決まらないのが原因でもあります。

個人的に、絶対これ!と思っているのがタイトルのDICLASSEの提供する、
pinocchioという照明器具です。

白をベースとして独立した4つの器具がついています。
基本の素材はスチールで一部に木が用いられています。

とんがった部分がピノキオの鼻を連想するため、
このような商品名となったようです。

このDICLASSEという照明ブランド、
導入は実現できなかったのですが、わりと好きです。
キッチンライトに関する記事でもDICLASSEと知らずに載せていました。
様々なテイストのデザインと、
アイキャッチができる器具の造形がイイと思います。
照明をできるだけ目立たせたくないとかならNGですが。

フリースペースに求める照明。
今の照明で照度が足りるため、部屋全体を明るくするためのものではありません。
どちらかというと、ディスプレイするものも多いため、
スポットライト的な働きを求めています。
pinocchioは4つの器具それぞれが独立して照射方向を調整できるので、
色々な用途として使えそうです。
机やピアノを置くならそちらを照らして作業せますし、
ディスプレイスペースをスポットライト的に照らすこともできそうです。
レフ球なので、どちらかというと光は拡散してしまうかも知れませんが。。。
でも、デザインもmercy邸のフリースペースにフィットしそう。
黒と白がラインナップされていますが、白のほうがよりよさそうですな。

随分前に一度、嫁さんに提案してみたのですが、ダメ出しを受けました。
19,950円。
これだけの照明器具としては決して高くない照明だと思います。

今回、再度嫁さんにご検討いただくために、このような記事を掲載しました。
どうぞこの照明について、今一度ご理解をいただき、
前向きにご検討いただけることを期待しています。
では。


子どもと父の日曜日 ~児童館~

2009-03-20 20:16:28 | 子育て
先週の日曜日は、1号が地元の子ども会行事で午前中不在でした。

なので、チビ2人を連れて車で20分ほどにある児童館へ行きました。
わざわざそんな遠いところに行ったのは、
結構な初期投資をされた児童館だと聞いていたので、
一度見ておきたいとの思いからなんです。

目を引くのは中央にある木の砂場。
というか、木の玉ボールプールとでも言うべきでしょうか。

数千個の木の玉が敷き詰められていて、
足を踏み入れると、木の玉が足の裏を刺激して痛い痛い。
とっても興味が出たので、職員さんに樹種などを聞いてみました。
よくわからないけど・・・という前提ですが、
ヒノキ・ブナ・ヤマザクラ・ミズキ・カエデ・カバ・シデ、
の7種の樹木からこの玉は作られているのだとか。
導入費用は数百万円。
いやはや。値打ちありますな。

床暖房が施工されているようで、ほんのり暖かい床です。
確信は持てないですが、恐らくカバザクラのフローリングじゃないでしょうか。
mercy邸と同じですね。
こちらはUVクリア塗装ですが。

最近できた児童館だけあって、木のおもちゃが豊富。
こんなログハウスまであります。

我が家にもあるカプラの巨大版。
2号とジャリ男は口を揃えて、
“これ、保育園にもある”と言ってました。
父親としては最もつまらない反応です。

そこらじゅうに散らばる木のおもちゃ。
どれも大人から見ると魅力的ではあるんですが、
2号とジャリ男には物足りないようです。
ターゲット年齢がちょっと低いんでしょうね。

2号が異様に盛り上がっていたのがこのおもちゃ。
トンカチで叩いたり、ドライバーでネジを締めたり、
大工さんの真似事をするおもちゃです。
mercy邸にも同じもの(worky)があるのですが、
2号は情念の女らしく、
トンカチで叩きまくってはひっくり返して、
また叩きまくるを延々と繰り返していました。
そりゃもう、何かに憑依されたように一心不乱に髪の毛を乱していました。
それを傍らで眺めるジャリ男の胸中やいかに。。。

正午に1号が帰る予定だったので、11時半には児童館を後にしました。
前述しましたが、対象年齢がうちのチビより低いこともあり、
特に2号は途中で飽きてしまったようで、帰りたいと訴えていました。
もっと暴れる遊びがしたいお年頃のようです。
もうこの児童館に行くことはないでしょう。
もうひとり、子どもができれば別ですが・・・・(汗)
では。


手ぬぐい新調

2009-03-19 19:36:06 | インテリア
すっかり春めいてきましたね。

先日、京都に出張しました。
関西でも有数の繁華街、四条河原町です。
時間も遅かったので家に直帰するつもりでした。
一仕事終えて、連立するビルの合間にたたずむと、
やはりムクムクと頭をもたげるインテリアショップ巡りをしたい気持ち。
30分ほどしか時間もなかったので、
狙いを定める必要があります。
ターゲットはJ.(ジェイピリオド)
和室の床の間に飾っている手ぬぐいを、
もうそこまで来ている春仕様にするためです。

今までは昨年夏前に購入した夏仕様でした。
えーと。。。なんていう花でしたっけ忘れましたが、
花の模様とウナギの模様です。
思えば冬仕様は飛ばしちゃってますが、気にしない気にしない。
春は春らしく。
春だからこその模様替えです。

購入したのはこの2本の手ぬぐい。
緑が蝶々で、紫が桜です。
このチョイス、はっきり言って冒険でした。
バックとなるクロスは茶色。
無難に考えると、白をベースにした模様がよさげですよね。
これまでもそうでしたし、春らしくもありますし。
にもかかわらず、マッチするかどうか微妙な緑と紫を購入したのは、
単なるアソビゴコロです。

正面からはこんな感じ。
いかがでしょう。
個人的にはとても満足しています。
茶色のバックに、はっきりした緑と紫が思いのほかしっくりきます。
蝶々の模様は華やかで、桜の模様は控え目。
それもまた一興。
バタフライスツールも輝きを増す・・・・というのは言いすぎですな(汗)

嫁さんや子ども達の評判も上々でございます。
とっても自画自賛の手ぬぐいでした。

それにしても先日の風呂敷といい、
和のアイテムも取り入れ方によって、洋のスペースでも生きてきます。
では。