決済前日

2007-03-25 22:06:10 | 家のこと(土地決定まで)

ついに明日は購入した土地の決済日です。

年度末の忙しいこの時期に休みを取りました。
これから持参品の確認をするところです。
今までがんばって貯めたお金が一瞬でなくなります。
あぁ無常。レミゼラブル。
家を建てるための土を買うために、僕らはがんばってきたのです。
丸々一年かかりました。
思い出してみると、ほんとに色々ありましたが、もう忘れました。
前を向いていきましょう!

ところで、決済が終わればその足で法務局に行きます。
自分で所有権移転登記をするためです。
経費節減です。
登記申請が終われば、昼飯を食べて
先日記録していたTOYOキッチンの京都ショールームまで足をのばしてきます。

明日は快晴だとか。
絶好の決済日和ですな。
決済と登記申請、どちらも無事に終わりますように。

では。


(続々)いまさらミツイジロー

2007-02-26 21:58:37 | 家のこと(土地決定まで)
いまさらミツイジローおよび(続)いまさらミツイジローの続きです。完結編です。
で、滋賀本社までわざわざ出かけていって間取りの提示を受けました。わざわざ滋賀本社まで出かけたのは、子ども3人を連れて行かなきゃならなかったため、キッズスペースがあって子どもたちの面倒を見てくれるお姉さんがいてくれるからです。
打ち合わせスペースがパーティションで区切られて、いかにもオフィスといった印象です。内壁や床材の展示もたくさんしてあります。案内された席で待つこと3分、やってきましたおしゃれおっさん。相変わらずおしゃれですが、このときはネクタイをしてなくて、若干カジュアルに着こなしてはりました。
通り一辺倒の話をしてからいよいよプランの提示です。期待はしていなかったのですが、ひょっとするとという気持ちもなくはありません。“まずは叩き台ということで”という言葉を何度か口にしながらプランが提示されました。おしゃれおっさん、早くも自己防衛に走っとるな。
提示されたプランを見ます。穴が開くほどジロジロみます。うぅ~む・・・中途半端やなぁ、というのが第一印象です。蚊も鳴く・・・じゃなくて可もなく不可もなく、まぁ無難といえば無難です。おしゃれおっさんはプランについて語り始めました。プランの特徴、ポイントにしたこと、プランを練る上での考え方ナドナド。ただ、これまた通り一辺倒です。
よく見ると(というかよく見なくても)、車の絵が3台配置してあります。なんで車が3台になっているかを尋ねると、あれ?3台じゃなかったっけ?と営業に尋ねます。2台って言ったんですけど。まぁこれは間取りじゃないけどね。さらに吹き抜けの作り方が気に入りませんでした。2Fホールに沿った吹き抜けを希望していたのですが、完全に独立した吹き抜けになっていました。しかもリビングのテレビの上にあるもんですから、明かり採り以外の何にも役に立たない。前回、せっかく吹き抜けをつくるのだから、リビングかダイニングから子どもの動きを目で追えるようなものにしたいと言っていたのに、その希望は聞き入れられませんでした。とまぁこんな調子でワイワイと話すこと2時間。誰かが自分のために作ってくれた間取りを褒めたりいちゃもんつけたりするのは初めてだったので、楽しい時間を過ごすことができました。が、特別に収穫があったかというと疑問です。
ところで、感謝すべきはその間、子どもたちの面倒を見ていてくれたお姉さんです。3人の面倒を見るのは大変だったと思います。感謝感謝です。こういう点では、やはりハウスメーカーは気が利きますよね。備えてあるおもちゃも豊富ですし、ビデオを見せるためのテレビなんて液晶の壁掛けでした。工務店にはこれほど充実した設備やお姉さんは望めません。むさいおっさんしかいませんから。ハウスメーカーで家を建てることになったら、打ち合わせを嫁さんにお願いして、僕も子どもたちと一緒にお姉さんに面倒を見てもらおうと決めました。・・・もちろん冗談です。
ひとしきり話し終わると、営業マンが“次回の打ち合わせの予定を・・・”と言い出しました。なるほど。そういうことなのね。こうやって何度も打ち合わせを繰り返して間取りをつめていくと同時に、客を逃げることのできないアリ地獄に追い込んでいるんです。何度も会えば情も移れば、断りにくくもなります。うまいこと考えてあるなぁ。と感心している場合ではありません。何とかしてこの質問をかわさねばなりません。しかし、おしゃれおっさんと営業マンを目の前にしては、さすがの僕も“もういいです”とは言えません。とりあえず土地の見通しが立っていない時期だったため、土地の結論が出る予定の日に連絡をもらう形でお茶を濁しておきました。
家に帰ってから色々と調べてみると、今回提案されたプランはマイレーブ(?)という商品でプランニングされており、その商品のパーツを組み合わせただけのものでした。つまり半自由設計というわけです。でもこれってわざわざ建築士に頼んで設計してもらわないといけないものなのか、疑問です。
で、土地の購入を決めた日に営業マンから連絡がありました。“次回の打ち合わせの予定を・・・”とまた言い出したので、自分達は予算的に合わないこと、せっかく提示いただいたプランだがあまり気に入らなかったこと、他に有力なビルダーがいることを理由に、丁重にお断りしました。営業マンは最後まで丁寧に接してくれました。ほんと断るってのは難しいことです。相手が丁寧な人ならなおさらです。このときばかりはガラにもなく胸を痛めた僕でした。
では。

(続)いまさらミツイジロー

2007-02-18 00:07:48 | 家のこと(土地決定まで)
いまさらミツイジローの続きです。
建築士に会うために、わざわざ休みを取ってミツイのモデルハウスまで行ってきました。 最初はモデルハウスを見せていただいたのですが、これがまた女性好みのデザインで、嫁さんはしきりにいいないいなと繰り返していました。例えば、窓の框なんかはやわらかいフォルムを持ったちょっと北欧チックな意匠をしていますし、巾木にしても然りです。インテリアは白で統一されていて清潔感あふれています。モデルハウスならではの8畳の吹き抜け。内壁の角になるところは丸められていて子どもがぶつかっても危なくないようにしているとのこと。そら多くの女性はこれでイチコロでしょうよ。すっかりミツイジローさん素敵っ!てなもんです。
一通り見せていただいた後、いよいよ建築士先生の登場です。茶色のジャケットに白いシャツ、ネクタイは薄い茶色でジャケットとのコーディネートを意識しているのでしょうか。なかなかおしゃれです。そりゃそうですわね。頭バサバサにジャージかなんか着たおっさんがペットボトルのお茶を片手に“いよっ!”とか言いながら現れても、誰もその人に家の設計を頼もうとは思わないですわね。先生、シャープペンシルまで茶色で統一しておられ、おしゃれおっさんです。
おしゃれおっさんはミツイから委託されて設計されているわけですが、ミツイの仕事だけではないようです。でもやたらとミツイのことは褒めまくってはりました。すっかり買収されてやがるな。
で、肝心の話の内容ですが。。。僕が期待していたのは、僕らの家族構成とか趣味とかライフスタイルとか色の好みとか子どもがどんな遊びをするかとか色んな質問をされて、その答えの中からおしゃれおっさんがひとつのイメージを作り出し、それをテーマに図面に落としていくというものだったのですが、待てど暮らせどおしゃれおっさんはミツイの家作りとか一般的な理想論を淡々とお話されるばかりで、僕らについてはいっこうに質問してくれません。う~む。。。ちょっとイメージと違うな。こんなんでいいんかいな。あまりにも同じ状態が続くので、こちらから色々と話してみました。気密のこと、断熱のこと、木材のこと、フローリングのことナドナド。でもおしゃれおっさんはうなづくばかりでそれに対する返事が返ってきません。ボールを投げるばかりで跳ね返ってこないんです。僕の中に不信感がムクムクと湧いてきます。
なんとなくわかりました。所詮、おしゃれおっさんもミツイに飼いならされた犬なんです。建築士として独立していても、なかなか仕事は来ないんでしょう。そんな簡単な世界じゃないでしょうから。ましてや、施主に対して施主が十分と思える質問もせずに間取りを書くことができるイコール施主が満足できる設計はできないということです。そんなことで務まるほど建築士は甘くないでしょう。内実はミツイからの仕事で食いつないでいるのではないでしょうか。だからおしゃれおっさんもまるでミツイの社員のように建物を褒めまくります。ミツイからすると建築士の割には安く発注できるのでしょう。それでも施主に向かっては建築士と実際に話をしていただけます!という大きな宣伝にもなります。互いにもちつもたれつ、いい関係ですな。
結局、話は2時間かかりました。でも充実した話ができたとは一切思えません。自分たちの家の話がしたいのに、ミツイの家の話ばかりでは・・・ちょっとしか興味ないのにつらいっす。はっきり言って時間の、休みの無駄でした。でも、いちおう家の設計はしていただかないともったいないので、もう一回会いに行ってきます。間取りをもらいに。でもそれでお別れでしょうな。とてもじゃないけど目からウロコの間取りが出てくるとは考えられません。
続報はまたこの場に記録することにします。
では。

いまさらミツイジロー

2007-02-03 00:25:52 | 家のこと(土地決定まで)
年明けに住宅展示場に行って、たくさんのお土産をいただいたことを記録していましたが、当然ながらアンケートに答えないとお土産はもらえません。だからアンケートに記入したわけですが、もう4度目になります。このアンケートが展示場のハウスメーカーに出回るわけですね。個人情報保護が騒がれる時代に、なんと逆行した行為であることか。とまぁ、それは前提のことなのでいいのですが、もう4度目なのでほとんど電話はかかってきません。きっと営業マンたちは“またこいつか・・・”と眉をひそめていることでしょう。 アンケートを書いたことも忘れた頃に一本の電話がありました。ミツイホームです。僕個人的にはミツイの家はいいものだが高いという印象があります。それからデザインが僕たちの好みとは合わないかなと。ただ、ツーバイフォーには僕も興味を持っています。そういやスウェーデンハウスの構造見学も行きましたな。ツーバイフォーは枠組み壁工法という工法で、柱がなく、2インチ×4インチ(サイズの違う場合もあり)の木材を枠にして構造合板を貼り付け、そのパネルを組み合わせる工法です。なので、施工がよければかなりの気密が保証されます。主要な断熱は充填断熱。ツーバイフォーでも外断熱をされている例はあるようですが、多くはないみたいです。
営業マン若そうな声です。がんばって自社の特徴をアピールします。“mercyさん、家中の温度が一定している住宅にすみたくないですか?”“我が社はハウスメーカーでもっとも早くからインテリアデザイナーを導入しています”。がんばってますね!うんうん。“一度、展示場へお越しいただけませんか?”うんうん。あ!え!?“そうですか、ありがとうございます。いつお越しいただけますか?”しまった、ハメられた。。。というのは冗談で、これが鉄骨系のビルダーならお断りしていたのですが、やっぱりツーバイフォーや自然素材というキーワードは僕の触覚に触れてしまうんですよね。
で、先日、モデルハウスへ行ってきたわけでございます。自分で言うのもなんですが、いまさら何やってんだか・・・。
電話の声で想像したとおり、営業マンはお若いのが出てきました。なんだかノビタくんを太らせた感じです。一通り話を聞いたのですが、もう子どもたちが大暴れしてしまいまして、とてもそれどころじゃないって感じでした。息子は階段がよほどうれしかったらしく、ハイハイで登りまくってました。うちの借家は平屋なので珍しかったのでしょう。やっぱり子供連れではゆっくり話もできません。そんな中、いくつか質問をしたのですが“屋根断熱材と外壁断熱材との取り合いは?”とか“ダクトレス3種換気って単純に換気扇がついているのとどう違うのか?”といったマニアックな質問するものですから“調べておきます”が多かったですね。ぽっちゃりノビタくん、ちょっと戸惑ってはりましたな。すんませんなー、家バカで。ただ、説明資料に書いてある熱損失係数とか気密値のカタログ上の数字は、想像していた以上にかなりよかったですね。ハウスメーカーでそれだけの数字が出るのはたいした技術力だと思います。
で、土地が確定していなくてもいいので、一度プランを書かせてくださいという申し出がありました。僕は、自分では何十という間取りを書いているのですが、まだプロやビルダーに書いてもらったことがないんですね。しかも!このビルダーでは、なんでもキャンペーン期間中だかなんだか知らないですが、今なら契約していなくても建築士と施主が直接話をしてプランを考えてもらえるということじゃありませんか!僕は心の中で小躍りしました。やっとプロの書いた間取りと会える!やっと誰かに書いてもらった間取りを見てあーだこーだと言える!・・・これまでは自分が書いた間取りを嫁さんや工務店からあーだこーだと言われてばかりでしたから。自分たちの希望を伝えて、それをプロが設計してくれるチャンスです。いやぁ、うれしいなー。しかも無料。いやぁ、楽しいなー。“お願いします”迷うことなく、嫁さんに確認することなく、即答してしまいました。近々、その建築士と会う予定です。
さぁ、また忙しくなるな。とりあえず、山のようなカタログや施工例の中から“こんなイメージがいいんです”って提示するために、再度見直して付箋も貼りなおさなきゃなりません。希望、言いまくるで。だって希望はいっぱいあるんですもん。どのようにして建築士は具現化してくれるのか、楽しみです。
では。

工務店主催間取り勉強会

2007-01-26 22:39:12 | 家のこと(土地決定まで)
先週の土曜日に、以前からよくしていただいている大地工務店さんの勉強会とお餅つき大会があり、娘1号2号と一緒に参加してきました。勉強会という名で開催されたのですが参加者は僕1人だったので、ゆっくりと社長と一緒に家作りについてお話しすることができました。その間、娘2人はスタッフの方に見ていただいて、珍しく娘の状況を気にすることなくいられたのがありがたかったですね。
内容的には間取りについての勉強会だったので、一通り簡単な説明をしてもらってから色々なことに話が及びました。わざわざパソコンまで持っていって間取りを見てもらったのですが、僕が考えた間取りは1FのLDKが広すぎて、構造的に問題なく作れないことはないけれども、万が一のときのことを考えると耐震強度が心配とのことでした。やはり堅いですね。構造には細心の注意をされているようで、信用できます。基本的には2間離れずに壁があれば強度に問題はないとのことでしたが、僕の間取りは3間くらい壁と壁が離れているところがあります。また、1Fと2Fの壁の位置を合わせるに越したことはないともおっしゃってました。確かに素人的に考えても、1F2Fの壁が続いているほうが強度は強そうです。でも、そんなことを考えていたら素人では間取りなんて書けませんね。難しいです。他におっしゃってたのは建物における壁(柱)のバランスです。1Fリビングのパターンでは、概して1Fに大きなスペースを取ろうとするので、1Fのバランスが悪くなるそうです。まさしく僕の間取りなんかそうですよね。局所的に壁が固まってしまっています。2Fはプライベートスペースを取ろうとする傾向が強いので、自然とバランスよくなるそうです。うーむ、色々勉強になるな。これらを踏まえてもう一度間取りを書いてみようかな。無理っぽいけど。
自慢の(といっても取り寄せただけですけど)ウォールナットのサンプルも持参しました。うれしそうに取り出すと“これがブラックウォールナットなんですよ。広葉樹なので堅いのですが、銃床に使われているくらい衝撃吸収力が強いんです。”とこれまたうれしがって説明しました。が、今から考えてみるとプロを相手に失礼なことをしてましたね。でも、社長はそんなこと気にかけず“かっこいいですねー”と歩調を合わせてくれはりました。大人ですねぇ。無垢材の反りや暴れについても聞いてみたのですが、針葉樹の場合は10円玉が挿入できるくらい開くこともあるが、広葉樹の場合はせいぜい名刺が入るかどうかといったところだそうです。十分に乾燥させてある広葉樹なら反りや暴れはそれほど気にすることはないということでした。さっそく帰って無垢材全面賛成ではない嫁さんに伝えておきました。
大地工務店さんは自然素材にこだわった家作りを推奨されています。このため自然と無垢材を使用する割合が多くなります。無垢材を表した家というのは、好みが分かれるところかと思いますが、やっぱり木のぬくもりはかえがたいありがたみがありますよね。
あまりに話に夢中になってしまい、餅つきは参加できませんでしたが、できあがったお餅はもちろん、おでんや豚汁をいっぱいいただきました。おそらく前の晩から用意していただいてたのではないでしょうか、大きな鍋2つにおでんと豚汁がてんこ盛りでした。おいしかったですよ。やっぱりあーゆー料理は一度にたくさん作るほうが、具材の味がごちゃまぜになっておいしくなるんですかね。あったまりました。娘2人もたらふくいただいて、参加されていた方々のお子様と一緒に遊んで、大満足でした。感謝です。
ちなみに施主でもないのに参加しているのは僕だけでした。前回のバーベキュー大会もそうでした。すっかり施主の一員のようにデカイ顔をして参加させてもらってます。なんと厚かましいかと自覚していますが、そういうイベントに参加して、プロや施主の方々と色んな話をするのはほんとに楽しいんですよね。最近、あまりに家のことを考えるのが楽しいので、社長に“今の仕事がクビになれば、営業で雇ってください”とお願いしたら、苦笑いしてはりました。うーん、やっぱりダメか。
では。