ハウスメーカーの家1

2006-06-30 23:21:45 | 家のこと(土地決定まで)
さて、以前も書きましたが約5年間の無意味な時間をすごしました。
しかし、家についてはちょこちょこ勉強していました。昔に新築住宅を見る機会の多い職場にいたことがあるので、ハウスメーカーの特徴についてはわりと詳しいと自負しています。また、地元の工務店についても、生の住人の住み心地を聞けました。工務店はご存知のとおりピンキリです。誠意と腕のある工務店に優るハウスメーカーはないですが、犬小屋よりひどい家を建てる勢いの業者もあります。どちらも書き始めると長くなるので、今日はハウスメーカーについて触れていきます。
きわめて個人的な意見ですので、その前提でお読みください。ハウスメーカーはもちろん、特徴ある工法を施工している工務店10社以上回って勉強した感想です。
さて、ハウスメーカーで家を建てる人は、どうしてハウスメーカーを選ぶのでしょうか。よく聞くのは、大手なので安心だからという意見です。あとは、デザインが好き、耐震性能が高い、断熱・機密性能が高いナドナド様々です。一番多い“大手だから安心”というのは本当なのでしょうか?
ここで言う安心には色んな安心が含まれているでしょう。施工頭数が多いので家作りを任せられる安心、ローン計画や不動産登記などの諸手続きを任せておける安心、大手なのでいい加減な施工はしないだろうという安心、引渡し後もメンテナンスをしっかりしてくれるという安心。私はまったく同意できません。しかしながら否定もできません。つまりすべては営業、設計、施工、アフターサービスの担当者の意識の高さにかかっていると思うのです。当たりがよければ建築前からいい打ち合わせができ、満足のいく家が建ちます。でも当たりが悪ければ。。。最悪は契約解除や裁判にまで発展する例は決して少なくないそうです。
こんなギャンブルのような新築に、果たして安心を買うと言えるのでしょうか。どちらかというとブランドを買うという感じですよね。大手メーカーに頼んだからといって決してイコール安心ではないのです。よく言われますがどんなハウスメーカーでも施工は地元の提携している工務店が施工します。どこの工務店で施工されるかなんて知らない客は指定もできません。うるさい客には程度のいい工務店を、ぼーっとした客には程度の悪い工務店をあてがわれることが多いようです。正直者が馬鹿を見る世界ですね。
だから、ハウスメーカーで家を新築するには、かなり家の建築に関して勉強して理解しておかないと、後でいろんなことを聞いて後悔することが出てきてしまいます。

長くなってきたので、また明日。

びみょーな土地探し

2006-06-29 22:21:58 | 土地さがし
昨日は子どもたちを寝かしつけてる間に寝てしまいました。いきなり虫食いができてすみません。 さて、今日は今の土地探しの状況についてお話します。現在、一戸建てを借りて住んでいます。土地を見に行くたびに今住んでいる土地と比べてしまいますよね。困ったことに、その借家の土地を結構気に入っているのです。北向きなんですが、住宅地のはしっこなので南側一面に田んぼが並んでいます。夏は蛙のなきごえがひどいのですが、私はそれが大好きなんです。想像してください。庭の向こうに障害物のない田んぼが広がって、とんびが輪をかいて蛙の大合唱が流れてきて。田んぼの向こうには林が広がっている。僕的にはちょっとしたパラダイスですよ。さすがに蛙の声が聞こえることというのは条件にいれてませんが、できればそんな自然が近くにあるに越したことはないですよねぇ。そんなちょっとしたお気に入りの土地を離れるのですから、それなりのものを求めてしまうというわけです。今は、候補土地として2近隣にある2ヶ所の大規模住宅地の中でさがしています。一方は、今住んでいる借家のある住宅地(仮にRタウンと呼びます)です。昭和55年頃に造成された場所なので街並みに古さは否めません。住宅地内の平均年齢も恐らく50歳を超えると思われます。もう一方は今も空いた土地の点在する新しい住宅地(仮にKタウンと呼びます)。こちらは平成に入ってからの造成地なので、とにかく街並みがきれいです。住宅地内の公園も広くきれいで、当然遊具も新しい。魅力的な街と言えるでしょう。生活されている年齢層も私たちとほぼ同じくらいで、子どもたちでにぎわった街です。小学校も教育熱心だそうで。。。私はこれはあまり判断基準に入らないのですがねぇ。これだけ書くとKタウンで決まりじゃないかと思われそうですが、そう簡単な話ではありません。Rタウンは住み慣れていますし、郊外型大規模店舗の密集する場所まで車で10分かかりません。娘1・2号を住宅地内の保育園に入れてまして、すでにたくさんのお友達がいて、場所を変わるとなるとそのお友達とさよならしなければならないことになります。今はもうどっちにするかなんて決められないので、気に入った土地が出てきた方で新居を構える予定です。ほな、最初からそう書け!そしたら一行で済むやないか!!と言われたらすみませんと謝ります。でもね、そのへんのびみょーな心情ってみんなが持ってるものだと思うんですよね。そのびみょーを共有したかったのです。 次回はいよいよ建物についての話です!ここからが本番。いざ!

家作りに無意味な5年間

2006-06-27 22:29:28 | 家のこと(土地決定まで)
さて、昨日も書きましたが私たちが家の建築を考え出したのはおよそ5年前のことになります。一戸建て借家生活をはじめてから3年目ですね。当時はまだ子どももおらず、具体的な間取りや居住地についてのビジョンを持っていたわけではありません。セキスイハウスやミサワホームやパナホームといった大手ハウスメーカーの営業さんに色々と教えてもらいながら家作りを具体化していこうと考えていました。ところが、こちらがロングスパンで考えてくれと言ってても、営業さんは同じようにロングスパンなんて悠長に構えてくれません。あちらもボランティアではないですし当然です。売ってナンボの世界ですから。こっちのペースに合わせてくれる方もいましたが、大半は手持ちの土地にプランを勝手に書いて『こんなのはどうですか!?』となります。プランを見せるというのは効果的ですよね。具体的に間取りや外観を豪華な冊子で見せられると、単純な私なんかはすっかりそこでの生活を想像してしまって、舞い上がっちゃいます。提示された資金プランも無理なものではありませんでしたが、たまたま気に入った土地がなかったのと、家についてのたいした勉強もしていない不安があったため、契約はしなかったのですが、家について勉強するようになって、工法や間取りへのこだわりが出てきた今となってはあのときに安易に契約しなくて、ほんとによかったと思います。 よく言われることですが、家は買うものではなく作る(建てる)ものと考えています。買うのは資材であって、その資材を活かして家を作るのです。持論ですが、車を買うときは色んなディラーをまわって徹底的に比較検討してがんばる人は多いのですが、家となると、同様の労力(実際は車以上でしょう)を払う人の割合が落ちるような気がしてなりません。車よりもはるかに高い出費であるにもかかわらずです。高額の出費相応の労力が求められるからなんですかねぇ。でも、もったいない! ・・・話がずいぶんそれてしまいました。ハウスメーカーの営業さんも、そのうちにこちらの考えがわかっていただけたようで、あまり客として見てもらえなくなった感があります。忘れた頃にDMが来て、土地情報や新商品の情報を提供してもらう関係となり5年がすぎました。仕事が異常に忙しく、相次いで子どもを作ったこともあり、とても家を建てるなんてことまで考える余裕がなかったという現実もあります。営業さんからすれば、迷惑な客だったかなと反省しています。こうやって書き出してみると、ほんとに説明なんかいらない5年間やな。合掌。 明日は現在の状況(土地編)です。

家作り 序章

2006-06-27 00:19:38 | 家のこと(土地決定まで)
最近、家作りはドラマだと感じています。それは時に喜劇で、時に悲劇で、脳天気なハッピーエンドにも、お涙頂戴の一家沈没にもなるでしょう。このブログでは、そんな土地探しと家作りを記録していきます。 私たちが家を建てようかと考えたのは5年前。当時はまだ、あまり真剣ではなくずるずるとハウスメーカーの営業さんと話していただけのものすごい迷惑な客だったと自負しています。しかし!もうそんな私たちは3月に捨ててきました。なぜなら、4月の異動によりプライベートな時間の取りやすい職場(暇なんじゃないっすよ)に変わったからです。今は、土地情報と建築工法やインテリアに限りなく貪欲なはたらきアリに生まれ変わり、日々勉強です。 家作りブログという性質上、家族を紹介する必要がありますね。夫(36歳)、妻(35歳)、娘1号(5歳)、娘2号(2歳)、息子1号(0歳)です。ちなみに一番下はできちゃった出産。1号と書きましたが2号の予定はありません。嫁さんも2号の予定はありません。娘1号が来年に小学校入学を控えているという焦燥感が家作りへ背中を押してくれたというのもありますね。 住宅業界は閉鎖的であると言われます。そのザ・ロックのように強固な扉を、家作りの過程を克明に書き綴ることによりこじ開けてやろう、というのがこのブログの目的ではありません。これから家を建てる方々が途方にくれることのないバイブルになって、家作りという名の洞窟に迷い込んだ施主に降り注ぐ一筋の光となりたい、というのもこのブログの目的ではありません。単に知識の覚書や思い出話を記録したいだけです。すんません。そのため“家作りの参考に・・・”という目的で辿りつかれた方にはご不満かと思います。そんな方々、ごめんなさい。 明日は家作りを考えてからこの3月までの5年間の紆余曲折を紹介します。だれも興味がないでしょうが、強制的に紹介します。しかも、私たちの5年間は1回の書き込みで終わってしまうくらい薄っぺらいものなのです。あぁ情けなし。