外壁工事また休み(工事53日目)

2007-08-31 23:24:53 | 建築工事
今日は午前中、激しい雨と雷でした。だからだと思うのですが、外壁工事はちっとも進んでいません。

そのかわりといっては語弊がありますが、棟梁ウィッキーが用意してくれたプレゼント。

ロックウール!

1F天井一面のロックウールです。
わざわざ天井にロックウールを入れる理由はこちら
ほぼ断熱材マニアと化してしまっている僕にはたまらない光景です。
水平線まで続いていそうなロックウールにこれまた見とれてしまうんですよねぇ。
実際、そんなにLDKが広いわけじゃないんですけど(汗)
さすが棟梁ウィッキー。きれいに隙間なく敷きつめてくれています。

カッターで簡単に切断

ロックウールの断面です。
水をたくさん含みそうな素材ですねぇ。
次世代省エネ基準Ⅳ地域においては、充填断熱の場合はロックウールもしくはグラスウールが使用されることが多いですが、
ここが結露してしまうと、その水分を繊維が吸ってしまい、
カビやダニの温床になりかねないというリスクがあります。
これらのリスクを避ける断熱と気密の設計と、設計を忠実に再現できる施工能力が必要ですね。
mercy邸のように1F天井に用いる場合は結露の心配はありません。
結露が発生するほど1Fと2Fに温度差ができないからです。
ま、これはどのお宅でも同じでしょう。

こんなところまで

写真真ん中より左側、溝になっているのがおわかりでしょうか?
ここは間接照明を仕込むためにへこませている部分なんです。
照明については近いうちに、詳細にご紹介させていただきますが、
こんなところまで、ウィッキーはロックウールをいれておいてくれてます。
ウィッキーありがとう。
そういえば昨日、ウィッキーと話しているときにラミネートフィルムの話が出てきて、
ウィッキーがラミネートフィルムと言おうとする度に“ノミネートフィルム”と言っては訂正していました。
僕的にはそれがツボにはまってしまって、
ノミネートフィルムの単語を聞くたびに吹き出すのを我慢するのに必死でしたね。
ちなみにうちの嫁さんはエレベーターとエスカレーターを必ず逆に言います。
・・・って話それすぎですな。

ん?なんじゃこりゃ

これは1F洗面室の天井なんですが、なんだかネオマフォームが入ってます。
不思議に思って聞いてみると、ネオマフォームがあまったから少しでも効果があるかも知れないから敷いているとのことでした。
そら、こんな申し訳程度の断熱材入れておいても意味ないやろ。
でも、施主のことを考えてくれてのことですので、お礼を言っておきました。
お茶目な面もあるウィッキーです。

さて、外に目を移してみましょう。
といっても何も進捗はないのです。

鼻隠し

これが鼻隠し(破風板も同色)の色です。
グレーですね。
僕はもう少し濃いグレーにしたかったのですが、許容範囲内です。

外部通気層(発散層)

昨日、現場が暗くわかりにくい写真だったので撮りなおしてきました。
確かに空気層があるのがわかるでしょう?
どうしてイサットハウスが通気層といわずに発散層と言っているかというと、
もしも断熱材が雨水なんかに濡れた場合、
この隙間で水分を発散させるから発散層と呼んでいる、と理解しています。
まぁ、どうでもいいことですけど。

明日は引き続き内壁の下地施工と、外壁工事・・・・は、あるのかなぁ。
では。


間取ハイライト6(吹き抜けまわり)

2007-08-31 00:25:09 | 間取り&お部屋紹介
すっかり完結したかに思えたこのシリーズですが、
大切なこだわりのご紹介を忘れておりましたので、一夜限り(になるでしょう)の復活です。

外断熱住宅にこだわった理由のひとつはでっかい吹き抜けを作っても
快適に過ごせるという理論的な納得ができたからです。
大きな吹き抜けを作って、開放感のあるリビングで子どもたちの遊ぶ姿を見たい、声を聞きたい、
そんなあこがれがあったんです。
日曜日の午前中をそうやって優雅に過ごしたいんです。

吹き抜けといっても単純に吹き抜けているだけでは意味がありません。
吹き抜けでもその3方が壁で、一方は階段に面しているとかでは、僕的な吹き抜けの意味がないんです。
吹き抜けのまわりを歩いてグルッと回れる間取りが欲しかったのです。
こうすることによって、開放感がより高まり、
ダイナミックな空間にできる、
さらには子どもたちとの距離も近く保てると考えたのです。

2Fです

子どもたちの動線を考えてみます。
自分の部屋や2Fホールへ行こうとすると
必然的に階段からグルッと、吹き抜けの周りを回っていく動線になります。
一番右の子ども部屋は若干例外ですが・・・
まさしくこれをやりたかったのです。
ソファの上に吹き抜けがあって、階段から続く動線がグルッと吹き抜けを囲んでいる。
もちろん手摺りのパネルは透明にして、開放感を損なわないようにします。
子ども部屋に行くときも、2Fホールへ行くときも
移動する子どもたちの気配を感じることができます。
現実的にはそんな大きくないですが、スケール的には大きな吹き抜け空間ができたと自負しています。

リビングのソファに腰掛けながら、
遊ぶ子どもたちの声を聞いたり、姿を目で追いかけたりできる空間。
完成が楽しみです。
ひとつ心配なのは、1号・2号が年頃になって
友達を連れてきたときに、友達がスカートだと吹き抜け周りを歩きにくいかな、
ということですね。
友達には裾を押さえて歩いてもらいましょう(笑)
では。


外壁工事一回休み(工事52日目)

2007-08-30 23:54:32 | 建築工事
今日は外壁工事がお休みでした。拍子抜けです。雨のためのようですが、降ったのは一時的でしたね。

内部の工事は進んでおります。
現在の主な工事は天井と内壁の下地施工。
これで完全に家の輪郭が固まります。
下地が施工されてしまうと、照明の位置の変更はもちろん、
壁や天井の出っ張りやへこみを検討する余地もなくなりますから。

下地施工においてひとつ注意しておきたいのは、下地の補強ですね。
通常ですと、下地は石膏ボードで貼られることになります。
ところが、石膏ボードは通常の使用では問題ないのですが、
竣工後に壁や天井にビスを打つようなことがある場合、
例えば、棚をつけたり鏡をつけたり、細かく言うとタオルハンガーや手すりなどをつけることを意味しているのですが、
この場合に必要になるビス打ちに対して、十分な強度がありません。
軽いものなら大丈夫とのことですが、念には念を入れておきたいですし、棚レベルになると間違いなくアウトでしょう。
なので、将来的にビスを打つかもと考えられる場所には、すべてコンパネの下地を入れてもらうのが得策でしょう。
コンパネを下地にする場合の物理的なデメリットはないそうです。

寝室です

ポチっと見えている穴は右が吸気口、左がエアコンスリーブです。
これまでは柱はあるものの、各階が大きなワンフロアー同然でしたが、
下地が貼られるというのは各部屋の仕切りができるということなので、
実際の部屋の広さ(狭さとも)が体感できるようになります。
mercy邸の寝室は6.7畳なので、もちろん狭いです。
プライベートスペースは狭く、というコンセプトで設計したので当然といえば当然ですね。

火打ち

こちらは火打ちと呼ばれる躯体の一部です。
勾配天井の場合は必ず、この火打ちが露出することになります。
mercy邸は勾配天井だらけなので、2階は火打ちだらけです。
ちなみに火打ちは化粧材を使って木をさらけだします。
これをクロスで巻くという手もあるのですが、2Fはちょびっとナチュラルカラーを見せるつもりです。
2Fの天井及び内壁下地は6割程度の完成具合です。

キッチン部分天井

1Fに目を移すと下地を打ち付けるための木材(正式名称がわかりません)が施工されています。
やっぱりこういう木組みってきれいですね。
大工工事はひとまず来週頭には完了するようです。
僕お待ちかねのさくらフローリングは最後の方に施工されます。

さて、まったく進んでいない外壁ですが、これに絡んで理屈をちょっと。

ピンクが断熱材、木が胴縁

施工途中の外壁材です。
黒いのが窯業系サイディングなんですが、そのサイディングとピンクの断熱材の間に空間があるのをおわかりでしょうか?
胴縁とそれに打ち付けてある金具にサイディングを張っているのですから、当然です。
これがよく言われる二重通気層のうちの外側通気層なんです。

もう少し拡大 断熱材とサイディングの間に50㎜程度の空気層

といってもイサットハウスの住宅理論では、外側通気層は不要だとの見解です。
断熱材の外側で通気しても意味がないということなんですね。
胴縁を施工した結果、どうしてもできてしまう隙間を空気層と呼んでいるだけだと。
でも、僕はこの通気層(イサットでは発散層と表示していますが)、あったほうがいいように思えてなりません。
建築雑誌(名称は忘れました)において、通気層を設けることにより断熱材に伝わる熱が3℃程度変わるとありました。
つまり、室外の熱が室内に伝わる程度をやわらげてくれるということなんです。
空気も断熱材の一種なんですよね。
個人的な結論としては“外側通気層はあるに越したことはない”というものに落ち着いています。

ちなみに内側通気層とは柱と柱の間にできる空間です。
充填断熱の場合、柱間は断熱材で埋まるのでこのような通気層はありません。

明日は外壁施工されるのでしょうか。
現場監理T女史から聞いているスケジュールでは、足場が外れるのが来週末とのことでしたので、のんびり待ちます。
では。


外壁工事継続中(工事51日目)

2007-08-29 20:41:41 | 建築工事
外壁工事が続いています。今日は2Fの一部にも貼られていました。

まずは玄関。
少しずつ玄関らしくなってきています。

奥行きがあります

サイディングのコーキングはされてないのですが、
サイディングが貼られたことによって、グッと引き締まりました。

破風板

鼻隠しと破風板も施工されていました。
外観はどんどん出来上がっていきます。

腕は棟梁ウィッキー

出ました。2F外壁です。
ごく一部だけですが施工されています。
第一印象は“カッコイイ”でした。
いや、ほんとカッコイイんですよ。
縦張りのためか、目地もまったく目立ちません。

上を向いて

う~ん、なかなかの質感です。
サイディングというのを忘れてしまいます。

ポッ

縦ストライプですが、デコボコした表面なので陰影が出て素敵なんです。
さて、問題はすべてのサイディングが貼られて、足場が外れたときにどんな印象を持つかですね。
局部的に見る場合と、全体を遠くから見る場合と、まったくイメージは変わりますから。

もったいない・・・

施工途中であまったサイディングが山のように捨てられています。
これをかき集めたら5㎡くらいにはなるでしょう。
㎡あたり3000円とすれば15,000円が捨てられていることになります。
仕方ないこととはいえ、もったいないなぁ。

続いて内部に目を移すと・・・

天井下地

和室の天井下地ができています。
内壁の下地も進んでいます。
下地ボードが貼られると、ずいぶんとリアリティにあふれるようになります。
つまり、天井の高さも廊下の幅も現実的なものとなってくるんですよね。

明日には2Fサイディングも貼り終わるかもしれません。
その後、コーキングして出来上がりでしょうか。
楽しみですなぁ。
では。


こんなところにRody!

2007-08-29 00:31:03 | 雑記

昨日、嫌煙者の嫁さんが喫煙者の僕のために、ライターをプレゼントしてくれたんです。

一見ちょっとかわいいだけのライター

家族みんなから、タバコをやめろやめろと言われています。
やめたほうがいい、というかやめるべきなのは頭ではよくわかっているのですが、
なかなか体がついてきません。

そんな状態なのに、どうしてわざわざライターを買ってくれたかというと・・・

ロディ!!

おわかりでしょうか?
ライターガスの中にロディがいるんです。というか閉じ込められているんです。
このかわいさに惹かれて、ついつい買ってしまったとか。
う~ん。確かにかわいい。
ロディはガスより重いようで、ライターを斜めにするところころ転がります。
ロディ・・・かわいそうに、息苦しいことでしょう。

え!?ロディに見えない?
いいえ。これはロディなんです。
ほらね。

これが証拠

かわいいからってだけで嫁さんは買ってくれたのですが、
なんだか喫煙を容認してもらっているようで、とってもうれしいプレゼントでした。
“そんなつもりちゃうで”by嫁さん
では。