夏の家族旅行記 ~沖縄4日目4/5~

2011-11-30 20:48:42 | お出かけ
泣いても笑っても、沖縄最後の夜。
国際通りで食べて買うぜ!

那覇市での一泊はホテル日光という宿。
“日光”と聞くと、中学校の修学旅行で行った、
日光東照宮しか浮かんでこなくて、
なんや場違いな名前だと思うのは、想像力の貧弱な私だけでしょう。
到着時刻は午後5時半。
急いでチェックインして、すぐに国際通りへ出かけなきゃ。

ホテルはビジネスホテルで、
5人家族の私達には和室があてがわれました。
温泉かどうかわからないですが、大浴場もあります。
ただ、施設も古く、
国際通りから徒歩10分圏内という立地が命のホテルです。

チェックインして荷物を置いて、いざ国際通りへ。
途中、ちょっと道を間違えて遠回りしちゃいましたが、
無事に沖縄ナンバー1の通りに到着しました。

さすがに国際通りは賑やかですねぇ。
ほとんどが観光客なんでしょうか?
色々なお土産屋さんやレストランが連立し、
きらびやかなネオンもあいまって、通り全体が活気にあふれています。

さて。
今回の沖縄ツアーに那覇市泊を入れたのにはワケがありまして。
国際通りで買い物ってのももちろんなんですが、
沖縄のステーキハウスで見せていただけるパフォーマンス。
目の前の鉄板でシェフがステーキを焼きながら、
コショウの入れ物やカンをクルクルと回したり、
高く放り投げて後手で受けたりと、
派手な調理パフォーマンスをしてくれるんです。
以前、沖縄旅行した時に何気に入ったステーキハウスで、
何の予備知識もなく、パフォーマンスを見せられて、
とってもびっくりして楽しかったことを覚えています。
それを沖縄初体験の嫁さんと子ども達にも見せてあげたい。
というのが今回の旅行日程に、わざわざ那覇市を組み込んだ最大の目的なのです。

もちろん、事前にパフォーマンスをしてくれるお店は調べておきました。
沖縄でステーキハウスを数店舗展開するサムズグループ。
国際通りで出店されているサムズアンカーインというお店です。
店内は大航海時代をイメージしたインテリア。
客船のような客席と要所に配置された大きな舵が特徴です。
もちろん店員さんもセーラー姿。
難点は店内が暗すぎること。

それもまた演出なんでしょうけど、
子連れにはちょっと暗すぎでした。
このようにコンデジでは写真もまともに撮れません。

実は、昼食が遅かったこともあり、あまりお腹は空いていません。
軽くファーストフードでも充分だったのですが、
食べすぎ覚悟で訪れたステーキハウスです。
だからフロアレディの中国人のお姉さんが来ても、
注文は控え目にしておきました。

ほどなく、料理人がテーブルに来てくれました。
ひととおりご挨拶を済ませた後、
厚かましい私は、いきなりのお願い攻撃です。
“実はわたしたち、あまりお腹が空いてないんです。
なのにここに来たのは、
調理パフォーマンスを子ども達に見せたいからなんです。
だから、無理言ってすみませんが、
パフォーマンスは派手にやってください!”
ハンサムなシェフはニコリと笑うと
“わかりました。がんばります”
と、愛想よく答えてくれました。

焼くシェフ。
この仕事について2年ほどだそうです。
見事な手さばきで、お肉はもちろん、
エビやホタテや野菜を焼いてくれます。
しばらくして“その時”が来ました。
“では、パフォーマンスを始めさせていただきます”
という言葉とともに、
見事な手さばきでコショウや塩の入ったミルをクルクル回します。
時々、具材にササッと振りかけるのですが、
“あれって、何にもかかってなかったで”と、
1号と2号姉妹が、後で突っ込んでました。
“あれは見せるものやから、掛かってるかどうかなんてどうでもいいねん”
と、なぜかはわかりませんが、フォローする私。

何はともあれ、見せたかった調理パフォーマンスを見せることができ、
わざわざ那覇に寄った目的を果たせた私。
感想を聞いてみると、まぁ面白かった、だそうです。
せっかくがんばって那覇をネジ込んだのに、
まぁ面白かった、では泣けてくるぅ~。

続きは次回に。
では。


夏の家族旅行記 ~沖縄4日目3/5~

2011-11-28 20:48:41 | お出かけ
時刻は既に午後2時。
腹ペコです。

行き当たりばったりの昼食。
名護市で通りかかったお店に入ることにしました。
何だか寂れた商業施設にお店を構えられている“さくら食堂”というお店。
時刻は既に午後2時半です。

ここでもまた、私はソーキそばをいただきました。
太麺なのでこれだけでも、結構お腹が満足します。

こちらはジャリ男の注文した唐揚げ定食。
食べかけの画像、大変失礼します。
5歳のジャリ男、これくらいの量なら軽く平らげます。
そりゃ太りますわな。

さくら食堂は、値段の割には量が多く、
子ども達いわく味付けもかなりいいとのことでした。
特に評判がよかったのが、定食にデザートとしてついてくる冷たい善哉。
女性陣には大ウケでしたね。

昼食を終えて、すぐに那覇に向けて出発です。
道中、那覇で何をするか迷いましたが、
遠くからでもいいから首里城を見てみたい、
という嫁さんの希望もあり、
首里城へ行くことになりました。
私は以前、会社の旅行で行ったことがありますが、
行程2日目だったので、二日酔いもあり、ほとんど覚えていません。
子ども達にはちょっと退屈かなとも思ったのですが、
たまには大人の都合に付き合わせましょう。

首里城に到着したのが午後4時。
曇り時々雨の天気予報がウソのようないい天気。

守礼門をくぐって正殿へと向かいます。
子ども達は退屈だろうと思っていたのですが、
予期せぬ楽しいことがありました。

それは、スタンプラリー。
首里城公園内約20箇所に設けられたスタンプ(を押す台)。
駐車場で台紙を受取った子ども達は、
守礼門や漏刻門なんぞには目もくれず、
ひたすらスタンプをゲットできる場所を探して走り回ります。
ま、うちの子ども達に“漏刻門では水の漏れる量で云々・・・”と説明しても、
その知恵や工夫に興味を示すこともないでしょうし、
楽しく元気に走り回っていればそれで十分です。

おっ。ジャリ男がスタンプ場所を発見。
台紙と見比べながら慎重に近づきます。

それを見た1号が大急ぎで現場へ急行。
スタンプ命!

オトボケ2号はしばらくボーッとしてから、
姉と弟の動きをようやく把握しました。
遅れてなるものかと急いで走り出したせいで、
帽子が脱げて、落としちゃいました。
さすが、コケ子もしくはコボシ子です。

3人とも無事にスタンプをゲットできたようです。
よかったよかった。

首里城は、内乱や火災、
さらには第2次世界大戦の沖縄地上戦等で何度も消失しましたが、
そのたびに再建されてきました。
壮絶な歴史を辿ってきたお城です。
本土の城とは印象が大きく異なり、
漆で朱塗りされた外観は、
中国の影響を受けていることがはっきりわかります。

内装にも朱の漆塗りが多用されています。
再建されたお城なので、全体的に妙に新しいところに違和感があります。

本殿を一通り見終わって外に出た瞬間、
スコールに見舞われました。
子ども達が大事に抱えていたスタンプラリーの台紙はグチョグチョ。
半ベソをかいていたジャリ男に、
スタッフのおばちゃんが優しく声をかけてくれ、
新しい台紙に、グチャグチャになった台紙を、
セロテープで貼り付けてくれました。
ジャリ男はすっかりご機嫌を取り戻し、
勇んで次のスタンプを集めに駆け出しました。
親にとって、こういう心遣いは非常にありがたいです。
なんというか、子どもの落ち込んだ心を、
サッとすくって包み込むような気遣い。
きっと、ジャリ男は今も、そのことを覚えていることでしょう。
そしていつか、大人になったときに、
同じ心遣いができるようになれるかも知れません。

かくして、スタンプラリーは無事に幕を閉じ、
子ども達は記念のシールを手にすることができました。
子ども達にとって欲しかったのはシールではなく、
スタンプの揃った台紙だったのでしょう。

大人は首里城堪能、子どもはスタンプラリーを楽しみ、
首里城を後にすることにしました。
時刻は午後5時。
滞在時間は1時間ちょっとでしたが、
なかなかに充実したひと時を楽しめました。

さて、沖縄最後の夜。
国際通りへ繰り出す前に、ホテルへ移動です。
続きは次回に。
では。


読書感想文22 ~巡査の休日~

2011-11-24 20:55:55 | 
大好きな作家、佐々木譲氏の北海道警シリーズ第4弾。

まさか4作目が出るとはねぇ。
予想も期待もしていませんでしたな。
3作目の【警官の紋章】があまりにも秀逸で、
さらに大団円のラストだったので、
これ以上、何が描かれるのだろうと疑問に思いながら手にした一冊でした。

今作の主人公は小島百合巡査。
時系列的には前作の【警官の紋章】直後という解釈でいいと思います。
前作の冒頭で、小島巡査が現行犯逮捕した婦女暴行犯の鎌田が入院中の病院から脱走し、
懸命の捜査も空しく、行方をくらませてしまいます。
その犯人が逮捕前にストーカー行為を行っていた村瀬香里を、
24時間つきっきりで護衛するのが小島巡査の仕事。
しかしやがて、村瀬香里の携帯に鎌田と思われる者からメールが届く。

今作にも佐伯警部補や津久井巡査は登場しますが、
それぞれが追う事件はまったく繋がっていません。
というか、繋がっているように見えて、まったく別の事件です。
それでも、それぞれの捜査過程が面白く、
一気に読み終えてしまうのは、さすが氏の作品だと思います。

そう、面白いのですが、今作は犯人の動機が弱すぎます。
推理小説は全体的にその傾向がありますよね。
まずは犯罪ありきで構築していくと思うので、
どれもこれも、犯人の動機が弱い。
その程度でそこまでやるか!?という突っ込みは毎度のことです。
でもこの作品は推理小説というよりも警察小説です。
ならば、もう少し犯人の動機にはリアリティーがあってもいいんじゃないかと。
さらに、小島巡査。
以前、相談に来た女性が犯人なのですが、
古いこととはいえ会話まで交わしておいて、
さらにその女性を救えなかったとの後悔の念があるにもかかわらず、
さらにさらに、再会して会話まで交わしているクセに、
まったく気付くことがありません。
普通の警察小説に出てくる警官ならば、
そこまですっぽりと忘れることはないと思うのですがね。

このため、読後の違和感はぬぐえません。
救いは、新宮巡査に活躍の場があったことと、
ラストシーンが秀逸だったことでしょうか。
ビアガーデンに繰り出し、YOSAKOIソーラン祭りを最前列で堪能する
佐伯、津久井、新宮の面々。
そこへ踊り手としてやってきた小島巡査が面々の前に近づき、、
佐伯にケリを入れる。
短くささやかな巡査の休日。
ケリの意味は【うたう警官】から読んできた者にとってはよく理解でき、
“あいつ、おれに回し蹴りをくれたぞ”
の佐伯のセリフにはプッと吹き出してしまいます。

この道警シリーズ、すっかり定番となったようで、
次回作が出るとの噂もチラホラ。
是非とも出てほしいですねぇ。
期待しています。
では。


夏の家族旅行記 ~沖縄4日目2/5~

2011-11-22 21:50:52 | お出かけ
前回は、エビに関する乱文を、大変失礼しました。
全国のえべっさん(戎、夷、恵比寿)から苦情をいただきました。
“商売繁盛でエビもってこい”

美ら海水族館の続きです。
天敵エビの個別水槽を通り過ぎると、黒潮の海の展示です。

この水槽は美ら海水族館の顔ともいうべき大きな水槽で、
カツオやマグロ、エイといったおなじみの魚から、
オニイトマキエイ(マンタ)やジンベエザメといった大型の魚まで、
様々な種類の魚を展示されています。

マンタ。
何度見ても飽きないですね。
ダイバー達が会いたがるのがよくわかります。
筆舌に尽くし難い魅力があります。

黒潮の海は、大阪の海遊館のメイン水槽と位置づけが似ていますが、
美ら海水族館の大型水槽のスゴいところは。。。

ヘタクソな撮影で失礼します。
これは大型水槽を上から撮影したものです。
そう、他の水族館にはないサービス、水槽を上から見ることができる、
というのが最大の特徴ではないでしょうか。

上から見たジンベエザメ。
アクリルを通してみるのとは違う迫力があります。
生き物と私達の間には何もないわけですから。
ここで落ちたらどうなるかな、
というのは当然のように浮かんでくる疑問です。
きっと落ちたとしても、目撃者に笑い話のネタにされるだけで、
係員に助けてもらって事なきを得るのでしょう。

その後、深海の生き物や、
沖縄の海に住む危険な水棲生物なんかの個別展示があり、
屋内の部は終了となります。
最後にお土産屋さんがあります。

そりゃもう店内はすごい混雑。
歩くのも一苦労です。
レジのお姉さんのお名前が“具志堅”さんと“島袋”さんでした。
いやぁ、沖縄ですなぁ。
1号はカクレクマノミ、2号はウミガメ、ジャリ男はホオジロザメ、
それぞれ小さなぬいぐるみを買いました。
那覇までの車の中で、
3人夢中で新しいぬいぐるみでごっこ遊びにいそしみました。

建物を出ると目の前に沖縄の海と、
幾つかの巨大建物が目に入ります。
イルカラグーンとウミガメ館とマナティー館です。
オキちゃん劇場(イルカショー)がちょうど始まるところでした。

オキゴンドウやバンドウイルカのショーです。
イルカは頭がいいですね。
ショーの中で、飼育員が口に投げ入れた魚を、
飲み込まずに吐き出すという演技をしてくれますが、
これって地味ですがスゴいと思います。
演技をするという理性が、エサを食べるという本能を制御してるんですもん。
いまだに本能だけで生きているうちの子ども達。
このイルカの爪の垢を煎じていただかないと。
イルカに爪があるかどうか知らないですが。

ショーの後、人工尾びれをつけるイルカ“ふじ”を見るため、
イルカラグーンへ行ったのですが、
残念ながらよくわかりませんでした。
それからウミガメ館、マナティー館をグルッと見てから、
この日の目的地である那覇へ向けて出発しました。

余談ながら工事中の現場。
使われているバリケードにもシーサーがデザインされています。
サルやカエルは見たことありますが、
さすがにシーサーは沖縄でしか見られないでしょうね。


美ら海水族館。
土曜日ということもあり、多くの来場者で賑わっていました。
水族館好きの私には、この水族館はスゴイ!というほどでもなく、
ほぼ平均点くらいの水族館といったところでしょうか。
話のネタとして、
沖縄に行ったときには押さえておいたほうがいいでしょう。

時刻は既に午後2時。
家族全員腹ペコです。
続きは次回に。
では。


リアル金魚すくい

2011-11-14 21:03:21 | 家族
書き始める前にはここまで長くなると思っていなかった沖縄旅行記。
たいがい書くのも飽きてきたので、
気分転換に違う話題でも。

ちょっと古い話になるのですが、
今年、地元の夏祭りで本物の金魚すくいが並びました。
それを発見した2号。

“私、金魚すくいしたいねん!
前からずっと、本物の金魚すくいをやってみたくて仕方なかってん!!
初めて見たから、絶対にやりたい!!!”

と強く訴えたのです。
私が子どもの頃は、夏祭りに金魚すくいなんて当たり前でした。
でも、2号にそう言われて、
そういえば最近はスーパーボールすくいとか、
ヨーヨー釣りとか、
おもちゃの金魚をすくうニセ金魚すくいとかしか見たことないなと。
やっぱり生き物の取り扱いは面倒なんでしょうかね。
それとも、儲からないのでしょうか。

そんなわけで、1回100円という安さにもつられ、
子ども達3人全員が金魚すくいをやってみました。
でも、当然のことながら、3人とも1匹もすくえず。
私も決して上手ではなかったので、血は争えません。
それでも、サービスでいただける3匹の金魚を片手に、
満足そうにしている3人の顔は宝物です。

ただね。
金魚すくいを経験できて、手放しで喜んでばかりはいられません。
金魚は生き物ですから。
責任ある対応をしなきゃならないですからね。
放流なんてのは、自己満足の塊です。
生態系を乱しちゃいます。
で、翌日に金魚飼育セットを購入。
3~4匹用の980円のセットを買ってきて、
強引に9匹を放り込んで飼育しています。

室内に魚がいるのはいいですね。
ずっと眺めていても飽きませんし、
なんだか癒されている気がします。

金魚すくいで最もポピュラーな小赤ですが、
成長すると10cmを超えてくるようですね。
元々はフナなので、仕方ないでしょうけど、
1号や2号が“ちいさくてカワイイ”と表現した小赤が、
10cmになるとさすがにカワイイとは言えなくなるでしょうね。
何より、そんなにデカくなったら水槽の大きさが足りません。
あまり成長させないように、エサを極端に少なく与えています。
うちの小赤はハングリー小赤です。
では。