評論家の棲む組織

2020-08-24 17:31:59 | リーダー
私の組織の№2、つまり私の直下の部下は評論家だ。
しゃべることに長けており、人を説き伏せる能力が高い。
屁理屈を恥ずかしげもなく、さも当たり前のように話す。
見ていて痛々しいときすらある。
しかし、自分で何かを始めることはない。
ない、というかできないのだと推測している。
プライドが高く、他人にものを頼むのが苦手。
仕事柄、他部署との協議の機会が多いが、その場には出たがらない。
内部の協議では大口を好む。
典型的な評論家であり、残念ながら部下からも上司からも嫌われるタイプ。
恥ずかしいことであるが、私の“会社”には評論家が多い。
口だけ達者で、自分から動こうとしない。
動き方がわからない。
プライドが邪魔をして動くことを妨げる。
また、動かなきゃならないときには達者な口を駆使して、動かないことを正当化する。
達者、というか厚顔無恥と表現した方が近いかな。
いずれ、ここで具体例を挙げられるだろう。
ひとつだけ言いたいのは、評論家という仕事を生業にしていないのなら、決して評論家にはなってはいけない。
ま、お前にはその心配はないと思うが。

仕事おしくらまんじゅう

2020-08-16 10:01:50 | リーダー
つい先日。
私と同じように他の所属の長となった、以前の職場の同僚が私の元へやってきた。
自分たちに割り当てられた仕事を、こちらへ押し付けるために。
私は仕事の“捲り合い”が心底嫌いだ。
どちらの所管とも言えるような仕事なら捲り合いをするより、引き受ける方を選ぶ。
その時も引き受けた。
恥ずかしながら、私の仕事場では“仕事おしくらまんじゅう”が日常茶飯事だ。
押し付ける=勝ち、押し付けられる=負けという図式すらある。
“あの仕事、向こうの所属に押し付けてやった”とドヤ顔をするリーダーもいる。
しかし、仕事おしくらまんじゅうは見ていてかっこ悪い。
これはリーダーの仕事なのか?と疑問を抱かずにいられない。
部下はどうだろう。
仕事おしくらまんじゅうをする上司を見て、頼もしいと思うだろうか?
そういう部下もいるのかも知れない。
逆に、情けないと感じる部下もいるだろう。
価値観は多様で複雑だ。
自分の信じるやり方に、部下を納得させて導く論理と発信力と行動力が必要だ。
それこそが組織で価値観を共有することだろう。
そういう組織を作らなきゃならない。
仕事おしくらまんじゅうについては、今後、何度も語る機会があるだろう。

リーダーになるべき男へ

2020-08-12 08:15:29 | リーダー
時が満ちたわけでも何でもない。
元々、哲学的な問答が好きな性分で、リーダーとはかくあるべき的なことはよく考えていた。
この4月に課長になったことで、考えていたことを実践する立場となった。
正直、仕事は忙しいわけではない。
そんな中でも、リーダーとして示すべきことはたくさんあると考えている。
ここに残すことで、自分が描いていた“部下になりたいと思われるリーダー”像を再確認し、溢れんばかりのリーダーとしての資質を持つおまえのこれからの一助になればと思う。