うちの娘1号は、体はポッチャリなんですけど食が細かったんですが、最近は色んなものをよく食べるようになりました。これもひとえに、保育園の給食をがんばって食べさせてくれた先生のおかげでしょうか。
1号は3人の中で一番、何でも口に入れる赤ちゃんでした。当たり前のように受け止めてはいましたが、赤ちゃんってなんであんなに手に取るものすべてを口に入れたがるんでしょうかね。恐らく遺伝子レベルで手に取ったものを口に入れるように刷り込まれていたりするんでしょうが、大人では絶対に口にしないものを食べようとするので、もちろん危なっかしいのですがおもしろくもあってしまいます。
例えば、1号が1歳くらいのときはそれこそひどいもんでした。公園の砂場で砂を食べてしまったことは数え切れません。落ちている小枝もしかり。当然、顔をしかめて吐き出すのがオチなんですが、翌日もまた同じことを繰り返す始末です。1号の極めつけはカメムシを食べたことです。洗濯物にくっついて室内に侵入したカメムシを見つけた1号を僕と1号が同時に見つけました。僕がヤバイと思った瞬間、1号は普段見せないような俊敏な動きでカメムシを手中に収めると同時に口の中へパクッと放り込んだのです。びっくりした僕は、1号の口からカメムシを取り出そうとしたのですが、ほっぺたの裏にくっついてうまい具合に取り出せません。すぐに自らの身の危険性を感じ取ったカメムシはあの独特の異臭を解き放ってしまったようです。格闘すること5秒、やっと娘の口中からカメムシを生け捕りにしたのですが、時すでに遅し。強烈な異臭を口に感じた1号は、これまで見たこともないような複雑な表情を浮かべた後、くしゃおじさん(古っ)さながらに顔をしかめていました。はたして、娘の口臭はカメムシ口臭になってしまったのでした。
2号は2号で、彼女らしいものを口にした悲劇がありました。まだ4人家族の頃、ファミレスにごはんを食べに行ったのです。パッとサイゼリアだと記憶していますが、ビンに入ったタバスコが置いてあったんですね。2号はそのタバスコのふたのところ(よくある形のやつで細くなってます)を、パクッとやっちゃったのです。ビンのふたのところって、何度も使用することでタバスコがタレてついてるんですよね。大人ならたいしたことないかもですが、1歳に満たない2号にはあまりにも刺激の強すぎる辛さです。火がついたように泣き叫んでました。ウェットティッシュで拭いても、水を飲ませても、ついてしまった刺激物は簡単には取れません。5分後くらいにようやく泣き止んだのですが、その日は大食いの2号がほとんど食べられなかったと記憶しています。
今は息子が何でも口に入れてますが、幸い大事には至っていません。せいぜい、クレヨンを食べて口中をクレヨンのカスだらけにしているくらいです。害はないと勝手に思ってます。
僕は喫煙者です。子どもがタバコを食べてしまうトラブルが後を絶たないようです。タバコだけは絶対に子どもの目に入らないところに置いているのですが、やっぱりやめたほうがいいんでしょうねぇ。家族からのバッシングも強いです。嫁さんは“今度タバコの箱をその辺に置いといたら、土地売るぞ!”と脅します。ヤクザみたいな人です。お~恐。
では。