他人（ひと）のふんどしで見学会３

建築ブログ史上、もっともしつこいオンライン見学会。
今回は遂に最終日となりました。

それでは早速、いってみましょう。
泣いても笑っても最後のオンライン見学会。
誰も泣きませんし、誰も笑いませんけど（汗）
例え～どんなに恨んでい～ても～
例え～どんなに灯りが欲しく～ても～
お～れには～これがさいごの～見学会～
なんのこっちゃ。

２Ｆホール

雑誌にも掲載された写真。
吹き抜けを中心にした２Ｆ廊下とフリースペースです。
階段からフリースペースへと続く、ぐるりと回る動線を気に入っています。
透明のアクリルパネルは、開放感があっていいですよ。
勾配天井の高さと、露出した梁の奥行きが、
ともすればノッペリとした印象になりやすい２Ｆホールに変化を与えてくれます。
それを効果的に演出するよう仕込んだ梁上の蛍光灯と、
照射角度が自由に変えられるブラケットライトも気に入っています。
シーリングファンはコンビニのように２４時間年中無休で営業中。
ちなみに掃除したことはありません。

フリースペース

子どもたちが自由に遊べるスペースを、という目的で設けたスペース。
まだまだチビの３人は、子ども部屋も含めて自由に遊んでいます。
イケアのブランコに乗ったカニは１号の演出。
ポップです。
まだＮＹチェアーが２Ｆにあった頃の写真ですね。

子ども部屋

イケアの吊り輪にダルトンのハンモック。
あ、ハンモックはこの直後に外したので、今はもうありません。
吊り輪、単純な遊具なのですが、意外と人気あります。
世界最強のバケツやｆｒａｎｃｆｒａｎｃのバケツは、
並べておくだけでかわいくてポップです。
もうしばらくは子ども部屋を仕切る必要はなさそうなので、
広い子ども部屋が見られることでしょう。

寝室

寝室はダークグレイでまとめています。
でも、寝室としては一切使っておりません。
今、使っているのはもっぱら物干しスペースとして、です。
バルコニーに直結している＋ホスクリーンがある、ということで、
格好のランドリールームと化しておる次第です。
贅沢なランドリールームですな。
使っていない椅子とかも置いていますし、
何が何だかわからない部屋でもあります。
ただし、ｍｅｒｃｙ邸で一番のムーディスペースではあります。

 

いかがでしたでしょうか。
以上をもちまして、ｍｅｒｃｙ邸のオンライン見学会は終了です。
ある意味、入居後１年が経過してからの様子がわかって、
意外と楽しいものになったんじゃないでしょうか。
最初のオンライン見学会からは様変わりしていますから。
こうやって子どもの成長、親の趣味の変遷に合わせて、
家というものもドンドン変わっていくものなんでしょうね。
家も生き物です。

３回に渡ってお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
では。

他人（ひと）のふんどしで見学会２

前回の続きです。

洗面室

ＩＮＡＸのピアラを２台並べました。
これはわりとホテルライクな雰囲気が出せたと自賛している場所でございます。
洗面台上の照明照度も充分です。
洗濯機のデザインがねぇ。。。
嫁さんは気にならないらしいのですが、僕は好みではありません。
もっと直線を多く使ったデザインの方が好みです。
また、洗濯機用蛇口を隠す工夫もしたかったところです。
というか、洗濯機全体を隠したかった。。。
撮影のために外したのですが、
いつもはホスクリーンがつきっぱなしですし、そこにバスタオルやらかかってますし、
実際に使っていると、もっと狭い印象を受けます。

和室

わざわざ、トレードした照明を撮影のために元に戻しました。
和室照明としてのレクリントが復活です。
やっぱりマーキュリーよりもしっくり来ます。
普段はダイニングに置いてあるバタフライスツールも移動してきました。
床の間にはディスプレーした手ぬぐい。
あ、床の間の間接照明点灯するの忘れてた・・・・・
個人的にはかなり気に入っているスペースです。
が、今はただの寝室です。
子どもたちと暴れるためと、寝るためにしか使っていません。
前にも書いたのですが、ちゃぶ台や座布団を置いたり、
床の間に花なんかを飾ったりしたいものです。

ダイニング

ダイニング掃き出し窓から臨んだＬＤです。
ジャリ男の走るスピード感が出た、お気に入りの写真です。
ちょっとゴチャゴチャした印象ですかね？
トリップトラップのカラフルな発色と、
ＰＨ５＆ガラスペンダントがアクセントになっていると思います。

ダイニング

階段からダイニングを見下ろした１枚。
いい写真だと思います。
ジャリ男が僕にちょっかい出しているのも“らしい”です。
ウーテンシロは取材モードですっきりしていて、見せられる状態ですし、
アントチェアーも存在感ありますねぇ。
やっぱりフォルムが好きです。
コンポニビリはしっかりコンセントを隠してくれていますし、
イームズハウスバードはシャープな印象で、スペースのアクセントになっています。
納品されたときはそんなに気に入っていなかったのですが、
今はこの窓枠でめちゃ気の利いたアクセントになっていて、お気に入りの一品です。
ささやかながら、レキサイトの小物入れも端っこに写っています。
ちなみにこのとき、みんなでテーブルを囲んでいましたが、
何を話していいのかさっぱりわからず、ひたすら黙っていたことは内緒です。

またもや次回へ続けさせていただきます。
では。

他人（ひと）のふんどしで見学会１

いやはや。。。しつこいにも程がある。。。

引渡しを受けてから１年経過しようとしているにもかかわらず、
オンライン見学会を開催します！
先日の雑誌掲載に便乗して、スゴ腕氏に撮影してもらった写真を使っての見学会です。
これは間違いなく、建築ブログ史上、最もしつこいオンライン見学会となるはずです。
というか、最もしつこいブログと言い換えることもできるかもです。
歴史を作るべく、実に３回目の見学会。
四の五の言わず、いってみましょう。

アプローチ

まずはやはり客人を玄関へ導くアプローチから。
ｍｅｒｃｙ邸のお庭は、右欄にリンクさせていただいています、
中村庭園さんにお願いしました。
抜群のデザインセンスと提案力と高くない請負額。
近所に中村庭園さんがあって、ほんとによかったと喜んでいます。

玄関

イームズプライウッドエレファントやウサギの形をしたＳＡＮＡＡチェアー、
さらには、６個のニッチがウェルカムメッセージです。
ニッチサイズは３５㎝×３５㎝で、Ａ４サイズが入るようにと設計しました。
右手の手前にあるドアは玄関クローゼット（通称：玄クロ）へと、
土間続きになっています。
右手奥のドアはリビングへ直通しています。
この写真は雑誌にも掲載されました。

リビング

とても気に入っている写真なのですが、雑誌では採用されませんでした。
このブログのリピーターの方なら、おなじみのリビングかと思います。
ｍｅｒｃｙ邸は基本的に、白のクロスと床材のカバザクラを基調としたインテリアです。
そこにキッチンのステンレス（グレイ）色と、
ＡＶボードに代表されるダークブラウンを配しています。
トリップトラップはカラフルに揃えました。
いいアクセントになっていると思います。
全体のコーディネートはリビングから見える２Ｆフリースペースも意識します。

リビング

先ほどの写真とは反対側からのアングルで撮影です。
沈没アートランバーリフは、相変わらず沈没しております。
フェイクグリーンは、ニセモノながらがんばってくれています。
先日のお部屋紹介ではちょっと認識が甘かったのですが、テレビ上の間接照明は非常に明るく、
１号がリビングテーブルで勉強するときの明かりとしても重宝しています。
目的が随分異なりますが（汗）
±０の加湿器は、置物としてのみ存在しております。
検討し甲斐のあるテレビ背面壁。
迷いすぎて何にするか、まだ決まっておりません。。。
ちなみに、右側に写っているファブリックパネルはこの日だけの借り物でした。

ダイニング

ダイニングから見たリビングとも言えるアングルですね。
ＰＨ５プラスから漏れる光は、今もお気に入りです。
間接照明はこんなことや、こんなことにも負けず、
夜のｍｅｒｃｙ邸をやさしく包んでくれています。
リビング階段は・・・・ちょっと邪魔でした（汗）
もっと広いリビングなら気にならなかったのでしょうけどね。
存在感が大きくないだけマシと言うべきでしょうか。。。

次回に続きます。
では。

勝手にオンライン見学会

♪ラララーララララララーラララーララララララー
いま何時！？そうねだいたいね～。

・・・・・・・・・・・・・・。

遂にこんなことをやるところまで来てしまいました。
何と、他人の家のオンライン見学会の開催です！！

いや～ここまで来ると、もうルールもへったくれもないブログですな。
まさに無政府状態！
アナーキー・イン・ザ・サニープレース！！
このブログに未来はあるのか！？

とまぁ、どうでもいい前置きは心の底からどうでもいいとして、
今回、ご紹介させていただくのはこの方。。。
近江商人さんのお宅です。

近江商人さんは家が近く、このブログにも何度かコメントいただいており、
断熱・気密といった家の性能面に興味を持った志を同じくしている方です。
ｍｅｒｃｙ邸の見学会にも、一番乗りで来ていただきました。
そんな近江商人さんのお家がめでたく完成し、内覧会を開かれたのです。
わたくしｍｅｒｃｙも、張り切って行ってきました。
で、奥様のいかにも“マニアックなヤツが来やがった”って感じの
冷た～い視線を気にしながらも、写真を撮りまくっちゃったのです。

本家本元の近江商人さんのブログは、
色々とお忙しいようで更新されていません。
なので。。。心優しく厚顔無恥な僕は、
“それならば私が代わりにオンライン見学会を開きましょう！”と
誰にも頼まれてないのにやっちゃうおせっかい者です。

それではいってみましょう。
近江商人さん、デキが悪くてもどうか怒らずにごらんください。

 

近江商人邸は、オープンシステムを利用して建てられた、
高気密高断熱を高いレベルで実現したお宅です。
断熱は押出法ポリスチレンを外断熱として、
セルロースファイバーを内断熱として施工されている強力な機能を具備しています。
Ｃ値０．５、Ｑ値１．９を実現した高性能住宅。
さらに自然素材もふんだんに使用されています。

玄関から

玄関からリビングダイニングに通じる部分です。
いきなり自然素材満開です。
この床材は何の無垢かおわかりでしょうか？
ヒノキです。
ヒノキといえば節があるのですが、
近江商人邸は玄関もＬＤも節のない部分をセレクトして、
すっきりとした印象の無垢フローリングに仕上げられています。
玄関を一歩入ると木の香りがほのかに漂います。
う～ん、ナチュラリー♪

リビングダイニング

無垢の質感が最高ですね～。
現場におられる方はみなさん、靴下を履いておられたのですが、
僕は近江商人さんの了解を得て、裸足にならせていただきました。
やっぱりいいですよ、針葉樹の触感。
柔らかな肌触りは何者にも代え難い値打ちがあります。
ｍｅｒｃｙ邸のさくらよりもＧＯＯＤです。

吹き抜け

リビングダイニングの天井はナント６畳もの吹き抜けになっています。
さらにその吹き抜けの天井はアールをつけた勾配天井！
勾配天井の中心にはトップライトが十分な明かりを採ってくれるよう設計されています。
いやはや、すっごい開放感です。

キッチン

床仕上げは湿式タイル。
水が撥ねてしまっても安心ですよね。
キッチンカウンターはヒノキの一枚板を大工さんが加工してくれたそうです。
存在感大アリですね。
キッチンは松下電工の製品。

洗面室

洗面室の床仕上げもヒノキ無垢にされました。
潔いこだわりだと思います。
ｍｅｒｃｙ邸と同じくホスクリーンをつけられていました。

トイレ


何とトイレの床もヒノキです。
近江商人さん、チャレンジャーです。

蓄熱暖房機スペース

物入れの下に蓄熱暖房機を設置するスペースを用意されています。
つまり、床下暖房なんですねぇ。。。。うらやましい。
床下暖房は個人的にとっても興味がありましたが、実現できませんでしたから。
ちなみに収納の引き戸はスギだそうです。

階段

２Ｆへ上がる階段です。
トイレも玄関も階段も、手摺りはすべてヒノキ無垢。
こだわりですねぇ。。。

廻縁＆巾木
＆

廻縁も巾木も無垢材を使用されています。
室内ドアもすべて杉かシナ合板で自然素材を全面に押し出されているんですね。
う～ん、ナチュラリー♪

２Ｆホール

２Ｆホールは手摺りという手摺りにすべて棚が仕込まれています。
本、ＣＤなんかを収納するためのものだそうです。
収能力満点手摺りですなぁ。
ちなみにこの棚には杉を使われています。

寝室

何と、寝室まで勝手に載せちゃいます（汗）
ｍｅｒｃｙ邸のハナクソのような寝室とは大違いの広さです。
寝室からバルコニーに出るそうです。
バルコニーは吹き抜けを挟んで反対側の子ども部屋まで続いています。
で、バルコニーには給水を用意されていて、
掃除がやりやすいよう考慮されています。

子ども部屋

ひとり、お子様がいらっしゃいます。
もちろんこの部屋もヒノキ無垢フローリング。
元気に裸足で走り回られることでしょう！
吹き抜けと隣接する壁に杉の建具がはめられています。
将来的に子どもが増えたら吹き抜けを部屋に変えて、
ここから入れるドアにするそうです。

ふぅ。ひとの家のオンライン見学会なのに、
自分の家を紹介するように得意げな記事を書いてしまいました（汗）
ほんとうは２回にわけたかったのですが、
さすがに他人の家でそこまでできません。
もっともっと紹介したいことはあるんですけどねぇ。
まぁ他人の家でオンライン見学会を開いてしまうような輩は、僕だけでしょうねぇ。
家づくりブログ初の試みじゃないでしょうか。
ということは世界初？？？
何にしても、そんな厚かましいことをやる人はいないでしょうね。

それにしても近江商人邸は、性能と自然素材が見事に融合した家でした。
性能オタクでもあり自然素材ファンでもある僕にとっては、
とっても見ごたえのあるおうちで、大満足させていただきました。
先日の無印の家といい、もう一軒建てたくなってしまいます。
あぁ、プランニングしたいわぁ。
では。

 

ＰＳ　近江商人様
勝手なことをしまして、ほんとうに申し訳ありませんでした。
記事中、又は記事自体に問題がある場合はご連絡いただけますか？
速やかに対応させていただきますので。
勝手なお願いを快く引き受けていただいて、ありがとうございました。

もうひとつのオンライン見学会

♪ゆうべ眠れずに～泣いて～い～たんだろう～
またやるの！？という声は聞こえません。こんなことを企画してしまいました。

というのも、ビルダーのイサットハウスがプロのカメラマンを雇って、
ｍｅｒｃｙ邸を激写してくれた成果物をいただいたのです。
せっかくいただいたプロの写真の数々なので、有効利用させていただこうかということで、
さっそく、行ってみましょう！
ただし、カーテンのつく前（ちょうど新聞紙に囲まれていたとき）に撮っていただいたものです。
前のように画像は多くないので、ご安心ください。
ただし、僕のうるさいコメントがありますので、覚悟してください。

外観（期間限定にさせていただきます）

いやぁなんというか、何となく違和感がありますねぇ。
ｍｅｒｃｙ邸の前に通っているはずの電線もありません。
見事、というか画像をいじって消してくれてはります。
そのせいなのか何なのか、何だかおもちゃの家を写真に撮ったようです。
それはいつも見ているからそう思うのかわかりませんけど。
家自体を背景に埋め込んだような感じですね。

この３連窓×２は嫁さんが考えたものです。
ダイニングの履き出し窓を、もっと開口部が大きくなる窓にしとけばよかったなと後悔しています。
引き違いでは窓の半分しか開かないので、物足りません。

アプローチ

雨上がりの撮影だったので、まだタイルやら土間コンが濡れていて、
ちょっと汚いのが残念です。
それにしても、この写真も家を背景に貼り付けたような違和感があります。

玄関ホール

僕のデジイチレンズでは、ここまで広角には撮れません。
さすがですねぇ。
ニッチの飾りも、ぼちぼち飽きてきたので近いうちに変える予定です。

リビング入口から

見慣れた画像ですみません。
プロにお願いしたらｍｅｒｃｙ邸も極上のモデルハウスのように見えるかと思ったのですが、
僕がデジイチで撮った写真と、桁違いに変わるようなものではありませんでした。
ｍｅｒｃｙ邸はｍｅｒｃｙ邸です。
せめて、キッチンがＢＡＹ－ｂａｙからＧＲＡＮＤ－ＢＡＹに変えるくらいの心遣い（小細工）は欲しいところです。
って、無茶ですかね。

ＬＤキッチンから

向こうのほうで１号と２号がアイロンビーズの作業中です。
キッチンからＬＤと階段を見渡せるのがありがたいと、嫁さんは言います。
子ども達＋僕が悪いことや危ないことをしていたら、一目でわかり、一喝できるからだそうです。

洗面室

しもた！分電板を開けたままやった・・・・みっともない。
やっぱり洗濯機がイマイチなんですよねぇ。
洗濯機も隠せるような洗面室にしたかったなぁ。
天井にある蓋は２４時間換気システムのメンテナンス口です

風呂

システムバスなので、窓については大きさくらいしか変更できないのですが、
できれば高い位置に横長の窓をつけたいところでした。
１．２５坪の広さが救いです。

和室

こちらも僕の写真と大きな違いはありません。
４畳半が６畳に変わったのかと思うくらいの写真を期待していたのですが。。。
って、これも無茶です。
なので局部的な写真にしておきます。
床の間の床（黒メラミン板）と内壁（茶色クロス）には大満足しています。
今は家族５人が眠る、ただの寝室と化してますが（汗）

吹き抜け

う～ん、ｓｕｎｎｙやわ。
無垢床って、やっぱり大好きです。
いまだに寝そべってスリスリすることあるくらいです。
顔に埃がついちゃう場所がありますが。。。

２Ｆ廊下＋フリースペース

しつこいようですが、こういう立体感ってたまりません。
吹き抜けの天井を勾配天井にする、という挑戦をした場所です。
空調効率、掃除、電球交換、シーリングファンのメンテナンスなど不安要素はありますが、
現時点では開放感と視覚効果で満足している構造です。

子ども部屋

今は見る影もないくらいに子ども達に散らけられてるときもありますが、
かつてはこんなにスッキリしていたんですねぇ。

 

新鮮な見学会じゃなくて申し訳ないです。
♪受け取って、ほし～い～この～オンライン見学会～
では。