先週の金曜日から土曜日にかけて実施した2回目の無垢フローリングの塗装作業。
携帯電話からも実況中継のようにアップしていたのですが、その模様を読み手の迷惑もかえりみず、詳細にレポします。
1回目の様子は
こちらと
こちらからどうぞ。
まずは金曜から土曜にかけての僕の行動を確認です。
金曜日
18:00帰宅
19:00夕食終了
~21:00子どもと遊ぶ、風呂、歯磨き
21:00~翌日AM3:30床オイル塗装
土曜日
4:00~9:00睡眠
~10:30朝食、お出かけ準備
10:30~16:00家族でお出かけ(この模様は明日アップします)
16:00~18:00床オイル塗装(with 1号(2号、ジャリ男が寝てる間に))
18:00~19:45夕食、子どもと遊ぶ
19:45~21:30床オイル塗装(子どもがテレビに夢中の隙にこっそり出かける)
~0:00風呂、子ども寝かせつけ、ブログ更新、就寝
お気づきでしょうか?
できるだけ家族に迷惑をかけないため、子どもが寝てる時間を中心に時間を見つけてはセッセと現場へ通ったわけです。
この二日間はハードスケジュール以外の何者でもありませんでした。
で、肝心のオイル塗装です。
携帯からもアップしていた通り、寝室から塗り始めました。
寝室は1回目の塗装でウォルナットカラーに塗っていたのですが、
2回目の塗装はクリア塗装すべし、という説明書にしたがってクリア塗装を実施しました。
ハケにウォルナットの色がついてしまうかも、と思っていたので、ハケを2本用意していたのですが、
まったくつきませんでした。
しかも1回塗ってあるので、オイルがよく伸びます。
1回目の塗装と異なるのは、塗装した後しばらくしてから“拭く”作業をやったことです。
拭きが入ると、膝に負担がかかってくるため、バレーボール選手が使うようなニーパッドは必需品。
それと軍手と、どこから調達したのか作業服の完全塗装スタイルです。
オイルが均等になるようにサラサラとウエス(といっても古着や使い古しのバスタオル)で拭きます。
このタイミングがなかなか難しい。
すぐに拭き取ると簡単に拭き取れるのですが、床に馴染む前って感じがしてちょっと。。。
かと言って、時間を置きすぎると、オイルが乾き始めるので拭き取るのが大変です。
粘度が高いのでかなりの力が必要になり、それだけで戦意を消失してしまいそうです。
なので、ある程度の面積を塗って(A)、また別の場所をある程度の面積で塗って(B)、
それから(A)の場所を拭き取って、その続きを塗って(C)、次に(B)の場所を拭き取って、その続きを塗って(D)、
で、(C)の場所を拭き取って・・・・の繰り返しです。
もうひとつ、前回と大きく異なるのが戦力です。
大黒柱のフケ顔君がいません。
今回の塗装では、日曜日にフケ顔君が再登板して助けてくれる予定だったのですが、
毎回、毎回、彼に頼るわけにはいきません。
フケ顔君も“楽しいので行かせてもらいます”とは言ってくれてますが、やはり大変ですしね。
なので、金曜と土曜でできるだけ一人でやって、それでもダメなら助っ人に来てもらうつもりでした。
ひとりでやりきるということも大切です。
寝室が終わると、次は子ども部屋に突入です。
この頃はまだ元気でした。
ところが、ウォルナットカラーではまだマシだったのですが、
クリア塗装の2度目の塗装では、どこまで塗ったのかものすごくわかりにくいのです。
なので体を何度も傾けて、床のテカりを確認しながら塗った場所と塗っていない場所を見分けます。
傾けて確認して、起こして塗って・・・まさに「ししおどし」状態。
子ども部屋が佳境にさしかかる頃にはグロッキー状態です。
ゴロツキのグロッキー。。。。あ。。。
何とか子ども部屋が終わるころにはすっかり日も変わっていました。
ここでやめるのか、もうひとがんばり行くのか、思案のしどころです。
でも、答えなんて決まってるんですよね。
やれるところまでやる。
まだ余剰体力のあった僕は、当然のように2Fホールに手をつけました。
一心不乱に塗る、拭くを繰り返す僕。
静まり返った室内にはハケの動く音と服のこすれる音だけが無機質に響きます。
孤独です。孤独を苦手にしない僕が孤独だと感じるほどです。
完全に修行の域に入った作業。
ここに来るときに“一緒に行きたい!”と泣きじゃくる1号をなだめて来たこと、
でも一緒に来たら1号も暇で仕方ないだろうこと、
そんなことを黙々と作業しながらぼんやりと考えます。
そのとき、僕には確かに聞こえました。
“パパ!”と元気に僕を呼ぶ1号の声が。
僕は急いでベランダに走っていって嫁さんの車を探します。
きっと現場の様子を見ようと、みんなで来てくれたに違いない!
・・・・でも、家の前には人っ子ひとりいません。
そりゃそうです。時間は午前1時を回っています。
その代わりに僕の靴下はびしょびしょ。
いつの間にか雨が降り出していたんですね。
濡れた靴下のまま塗ったばかりの寝室の床を歩くわけにも行かず、
靴下を脱いで、スネの部分で足の裏を丁寧に拭いて、作業に戻りました。
ウソのようなほんとの話。
このことは皮肉にも、外断熱住宅の遮音性能の高さを思い知らされることになりました。
静まり返った室内でも、結構強く降っていた雨の音にまったく気付かなかったですから。
結局、この日は2Fのみでなく1Fの一部(玄関クローゼット、廊下、玄関ホール)もやり終えるという執念を見せ、
草木も眠るウシミツドキを過ぎたころに作業を終えました。
次の日は2回にわけてLDを塗装しました。
2号とジャリ男が昼寝に入った2時間と、子ども達が遊びやテレビに夢中になっていた2時間。
最初の2時間では1号がついてきてくれました。
おしりから初登場
キッチン下スペースと格闘する僕です。
予想通り、ここと沈没アートランバーリフの下はきつかった。。。
フケ顔くんが“ウッ”とか声を出してるのを笑っていたのですが、
僕も同じように“アッ”とか“ウッ”とか声にならない声を出してしまいました。
この写真は1号が撮影してくれたのですが、
子どもに好きなものを撮れとカメラを渡すとめちゃおもしろいです。
パシャパシャと子ども目線で、色んなものを撮影してくれます。
僕なら決して撮らないようなヘンテコリンな写真とか、素敵なんですよね。
いったん帰ってご飯を食べて、それからはまたひとりきりでの作業です。
でも、先が見えていることもあって、大きなストレスを感じることなく、作業は進みます。
で、9時を過ぎた頃に塗装作業はフィニッシュを迎えることになりました。
前回の塗装時もそうでしたが、今回の作業においても第一に、家族に負担をかけないことを念頭に置いたものでした。
休みの日に僕がいないのは、幸い、今の我が家にとっては大きな痛手ですから。
結果的に、大半が子ども達の寝ている間か寝ていなくても僕以外に目のいっている間に済ませることができました。
嫁さんからも“今回はうまいことやったなぁ”と褒められました。
あーうれし。
フケ顔君に迷惑をかけなくてよかったとも思います。
幻聴を聴くまで自分を追い込んだ作業。
終わってみれば充実感でいっぱいです。
拭くという手間を加えたので1回目に塗った状態よりももっときれいになりました。
その成果は昨日アップしていますので、この話を頭において再度見返してみてください。
きっと作業する僕の姿が、透けて見えることでしょう(笑)
今後はここまで大げさな塗装作業はないと思いますが、
大掃除の時にははげてきたところや、人がよく通るところは塗っていかなきゃならないですね。
ま、今回の経験があるので、がんばれることでしょう。
では。
長らく引っ張ったこのネタも最後ですので、もう一度だけおつかれさまのひと押し、お願いします。