ぬいぐるみハッピー

2011-08-23 20:26:23 | 家族

ちょっと前になりますが、
mercy邸のビルダーであるイサットハウスさんが、
4年半も経ったこの家に映像を撮影に来られました。

何でも、手作りの宣伝映像を作るのだとかで、
自前の家庭用ビデオカメラで、mercy邸を撮影していかれました。
4年半も経ってるんだから、他に目ぼしい家は建ててないんかいなと、
少し心配にもなりましたが、
協力は惜しまないとの建築時の約束でしたので、
快く引き受けました。

で、撮影当日。
嫁さんは仕事で不在。
私は朝から撮影に向けての掃除。
掃除しながら子どもたちに指示を出します。

“2階の子ども部屋をキレイにしなさい。
撮影があるからかわいくしておくんやで!”

3人は(珍しく)素直にその言葉に従い、
しばらく、2階をガサガサと片づけする音が聞こえていました。
1号が“できたー”と言うもんですから見に行ってみると、

トランポリンの上にマットを敷いて、
たくさんのぬいぐるみをディスプレイしているではありませんか。

まさかここまでの演出を期待していなかったので、
子どもたちの“飾ろう”という気持ちに、
思わず微笑んでしまいました。
ぬいぐるみ達、みんなで並んで幸せそう。

ここでまた、張り合わなくてもいいのに、
オレもなんかやってやる、という気持ちが出てくるのが、
ちょいアホおやじの本領発揮でございます。

FrancFrancのバケツとビリボを融合させた、
ハイブリッドトーテムポール!
・・・・・・・。
で、何なの?と聞かれると、
いや、何でもありませんと答えるしかないモノ。


1号と2号は5年生と1年生になった今も、
ぬいぐるみごっこで盛り上がることがあります。
ぬいぐるみ同士の会話が、横から見ていて、面白いの何の。
一生、ぬいぐるみごっこをやる姉妹ってのも考え物ですが、
いつまでも仲良し姉妹であってほしいと願います。
では。


バレンタイン・ボム

2011-08-17 22:27:55 | 家族
今年のバレンタインの記録記事です。

バレンタイン・キッスって歌ありましたね。
国生氏があっちを向いたりこっちを向いたりしながら歌ってましたっけ。
今でもバレンタインの定番ソングですね。
個人的におニャン子世代でありながら、
おニャン子には一切興味のなかった硬派mercyです。
周りのみんなが“国生が・・・”“新田って・・・”と話していた横で、
その日のNHK-FMの“クロスオーバー11”でかかる曲をチェックしていたものです。
う~ん、ストイック。
『今日と明日が出会うとき、クロスオーバーイレブン』
津嘉山正種氏のテノールが懐かしいなぁ。


毎年のことですが、1号と2号は友チョコを作りました。

さすがは器用な1号。
細かな粒々を、器用に根気よく、チョコレートに飾ります。

こちらは既製品のチョコレートに飾りをしただけ。
飾りだけとはいえ、不器用な私には到底真似できない器用さです。

1号と2号はいつものバレンタインと同じようにオリジナルチョコを作り、
お友達に配ったわけなんですが、
事件というかボム!はジャリ男に起こったんです。

 

2月14日は月曜日で、保育園のお迎えは私が行きました。
すると先生が満面の笑みで寄ってこられたのです。
何事かと思って話を聞くと・・・。
“今日、ジャリ男くん、バレンタインのチョコレートを
同じクラスの女の子からもらったんです。
しかも、2人ですよ。
他に誰も2つもチョコをもらった子、いませんよ。
でも私、あげたくなる気持ち、わかります~。
だってジャリ男君、めっちゃ優しいですもん”
ええーーっ!
そ・・・・そうだったの?
ジャリ男ってモテ男なの?

家までの車でジャリ男に聞いてみました。
でも、あまり興味がないのか、
チョコをもらったことは認めますが、
感想とかは何も言ってくれません。
なんだかよくわからないままに、家に帰ってジャリ男のカバンを開けると。。。

ハートマークのパイに乗せられたチョコ。
つたないながらも飾りがされています。
ハート型に切取られたメッセージカードには、
たくさんのハートと、
その女の子とジャリ男と思われる似顔絵。
ジャリ男よりも自分を大きく書くのはご愛嬌。
こ・・・これは・・・・・本命じゃないか?
だってハートだらけやん。

“ジャリ男、スゴいな。ハートだらけやん。やるなぁ”
とひやかすと、
“だって○○ちゃん(チョコくれた女の子)、僕のこと好きやもん”
とどこ吹く風で平然とした答え。
やっぱりモテる男は余裕があるなぁ。
かっこいいなぁ。
うらやましいなぁ。

ただ、本人はイマイチ意味を理解していないのか、
本命(と思われる)チョコをもらったことに対して喜んでもいないし、
何食わぬ顔で淡々としています。
恋愛のレの字も知らないジャリ男のことなので、
ナゼだかわららないけどチョコレートをもらった、程度の認識なのでしょう。
それはそれでまた、かっこいいなぁ。

その日のお風呂。
1号と2号に事件の感想を聞いてみました。
“その女の子、ジャリ男のどこが好きなんか、さっぱりわからへん。
暴れるしうるさいし、まったくいいとこないのに・・・・”
と1号が辛辣な言葉で訴えると、
“ほんまやほんまや。ジャリ男なんて絶対好きにならへんわ!”
と2号が救いようのない同調。
でも、ジャリ男はそんな会話に興味なしで無反応。
いやぁ、ほんまに子どもっておもしろいなぁ。

ちなみにその女の子。
お誕生日会のインタビューをされたときに、
公衆の面前で堂々と、
“好きな人はジャリ男君で、結婚したい人もジャリ男君”
と言い放ったそうな。
そのことを先生から聞いた夜、ジャリ男に感想を求めると、
“別にどってことないわ!”
と、ナゼか切れ気味に怒鳴ってました。
ジャリ男、あんた、本物だよ。


そんなこんなで個人的に大事件が勃発したバレンタイン。
なんだか、モテるクセにモテることに興味がないジャリ男のかっこよさが、
妙にうらやましくって、ちょっと憧れてしまった夜でした。
では。


家族でお出かけ ~東京ディズニーリゾート3日目:最終日後編~

2011-08-15 23:15:20 | お出かけ

これまで5回に渡って、
mercy一家のディズニーリゾートへの旅をお伝えしてきました。

~東京ディズニーリゾート前夜祭~

~東京ディズニーリゾート1日目・前編~

~東京ディズニーリゾート1日目・後編~

~東京ディズニーリゾート2日目~

~東京ディズニーリゾート3日目:最終日前編~

今回は最終回になります。
あ~長かった。

今回のディズニーリゾート旅行中によく目にした光景。
それがクマのぬいぐるみを抱っこした女性。
小さな女の子からええ年こいたギャルまで、
たくさんの女性が嬉しそうにクマを抱えていたのです。
1号がそれを見て、そのクマが欲しいと初日から言っていたので、
最終日のこの日に買って帰ることにしたのです。
何という名前のクマかもわからなければ、
売っている場所もわからないので、係員さんに聞きました。
係員さんによると、クマの名前はダッフィーというそうで、
ミニーマウスがミッキーマウスにプレゼントしたぬいぐるみだとのこと。
へー。ぬいぐるみなのね。
問題は売っている場所。
その日はディズニーランドにいたので、
ランド内のどこかの売店で買えるだろうとタカを括っていました。
ところが、何と!
ダッフィーはディズニーシーでしか販売されていないらしいのです。
こりゃエラいこっちゃ。
疲れた身体を引きずってディズニーシーへ行くか、
それとも1号にダッフィーをあきらめさせるか。
どうしようか、などと悩んだのは私一人で、
現実的には複数の選択肢なんてありませんでした。
ノーチョイス。
ダッフィーゲットのためなら、
ディズニーシーだろうがディスティニーだろうがデイズ西であろうが、
どこでも行くぞ的なテンションの高さだったのです。

そうと決まれば善は急げ。
ダッフィーの売っていないディズニーランドなんて、
何の魅力も感じなくなったmercy一家はディズニーシーへ直行です。

はたして、ディズニーシーでは売ってました。



ダッフィー。
ダ・ダ・ダッフィー。
ダ・ダ・ダ・ダッフィー。
ダッフィーってリズミカルで響きのいいネーミングですね。
なんのこっちゃ。

ディズニーシーにおいてもダッフィー販売店舗は多くないらしく、
そりゃもう黒山の人だかりでしたね。
ミニダッフィーがワゴンセールのように山積みにされていて、
そのダッフィーの数に負けないくらいの人が集まってましたっけ。

無事に1号の念願であるダッフィーを入手した後、
私たちは東京ディズニーリゾートを後にしました。
帰途に着いた時間は午後3時。
帰りはゆっくりと休みながらのロングドライブ。
翌日からは学校も始まり、仕事も始まって、
夢の世界から一気に現実に引き戻されます。
せめて帰りの車の中では、夢の世界の余韻に浸りたいですよね。
車中ではディズニーリゾートの思い出話に花が咲きました。
子どもたちに、最も楽しかったアトラクションは?と聞くと、
一様にジェットコースター系のアトラクションの名前が出てきます。
我が家の子どもたちは、プーさんやバズライトイヤーよりも、
絶叫系がお好みのようです。

これまで私は、東京ディズニーリゾートに興味がありませんでした。
とんでもなく混雑したパーク内をゾロゾロと歩き、
100分を超える長蛇の列に自らの意思で身を投じるなんて、
正気の沙汰ではないと思っていたのです。
でも、今回の初体験で印象がガラッと変わりました。
思っていたよりずっと楽しくて、
とっても充実した家族旅行になったのですから。

さて。
たくさんのチャレンジャー証明書を手に入れたので、
そう遠くない将来に、東京ディズニーリゾートへ行くことになるでしょう。
きっと次回もハードスケジュールだと思われますが、
是非とも家族みんなで行きたいと思います。
では。


読書感想文20 ~警官の紋章~

2011-08-08 23:01:18 | 

佐々木譲氏の北海道警シリーズ3作目の作品。

ちなみに前2作についても読書感想文を書いております。

読書感想文 ~うたう警官~

読書感想文 ~警察庁から来た男~

【うたう警官】は最高でした。
でも【警察庁から来た男】は・・・・私は好きじゃありません。
だから今作も期待していなかったのですが、
正直に言いましょう、心震わされました。
完成度も高く、設定も構成も警察小説好きの私には垂涎モノです。
何よりもスゴいと思ったのは、
シリーズの第一作【うたう警官】の冒頭の事件の裏が、
この第3作目にして明かされていくのです。
ひょっとしたら、というか恐らくは後付された“裏”じゃないかと思うのですが、
だからといって否定したくなるものではありません。
そのため、単独で読んでもおもしろいのですが、
第1作目から読んでいると、20倍は楽しめるでしょう。

北海道警シリーズですっかりおなじみの3人が異なる事件の解決に挑みます。
中古車密輸出事件を追って、
その裏にあるとてつもなく大きな犯罪に気付く佐伯宏一警部補。
婦女暴行犯を現行犯逮捕し、洞爺湖サミットで女性大臣警護に当たる小島百合巡査。
サミット団結式前に姿を消した日比野巡査を捜索する津久井卓教官。

今回の感想文は、私得意のどうしようもないネタバレはしません(汗)
とにかくスゴいんで、もったいないっす。
過去の小さな事件がとてつもなく大きな事件に発展したり、
その事件の犠牲者の息子が、自分の正義のために常軌を逸脱したり、
様々な要素が小説の最後に1箇所で集結し、
大団円を迎えることになります。
ほんとにね、警察小説好きにはたまらない構成です。

佐々木氏の警察小説の描き方は基本的には、
組織の中の個の生き方を問うていると思うんです。
自分の出世や保身しか考えていない上司や同僚、
事なかれ主義の上司、
様々な不安分子を抱える組織。
そんな組織の中で個はどのようにして生きるべきなのか。
仕事に取組むべきなのか。
これは警察組織だけに見られることではなく、
およそ組織に属する者なら必ずといっていいほど抱える問題だと思います。
そんな問題に氏が道警シリーズを通して出してくれているひとつの答え。
それがこの作品の次の作品になっちゃうのですが、
【巡査の休日】において愛知県警の服部が佐伯に言うセリフにあります。

“キャリアどもが何をやっていようと、おれたちはくさらず、自棄にならず、まっすぐ自分の仕事をしような”

俺たちは【警官の紋章】を魂に焼き付けて生まれてきた。
出世や保身しか考えられない警察庁の官僚たちとはわけがちがう。
現場で自分にできることをひたむきにやるだけだ。
シビれるぅ~。

私も大きな組織の中で働いています。
程度の違いはあれ、内情は警察と変わりません。
出世すれば権力欲は満たされ、経済的にも少しは裕福になれます。
でも、そのために自分のこだわりというか、
人間として大事なものとして捉えているものを捨てたくはありません。
現場に立って、自分に何ができるのか、
何をしなければならないのか、
個人としてどうしたいのか、
どうすれば自分の正義が守れるのか。
厳しく問いかけていきたいと思います。
と、読後しばらくの間だけは考えるのですがねぇ。


私の琴線にガンガンと響いてくるこの作品。
現実世界での警察組織ってのはどうなんでしょうか。
この道警シリーズはわりとリアルだとどこかで読んだことがあるのですが、
それならあまりにもカッコ良すぎます。
よく行くスナックに警察官がお客さんとして来られるそうなので、
今度、張り込んで突撃取材してみようかと思います。
で、張り込んでいるうちに飲みすぎて、
店に警察官が来られても、間違いなく見過ごすことでしょう。
では。