そりゃないぜ、ベイベー

2009-03-11 00:23:15 | 子育て
子ども達は毎日元気に遊んでおります。

こないだの土曜日も、元気に外遊びを満喫しておりました。
三輪車に乗ったり、自転車に乗ったり。
で、そのうちにお腹が空いたようで、ゾロゾロと室内に入ってきたのです。
ちょろっとお菓子を食べて満足した彼ら。
再び外へ出て行ったと思いきや。
玄関先で1号がポロポロと涙を流しているじゃないですか。
小学校2年生のクセにまだまだ泣き虫ちゃんの1号。
今度は一体、なんで泣いているのか聞いてみました。

1号:あのな。私な。遊んでたらどうしても意地悪な言い方しちゃうねん。

父:どういうこと?2号とジャリ男に意地悪なこと言ってしまうってこと?

1号:うん。そう。そんなこと言いたくないのに、ついつい言っちゃうねん。

なんと、しおらしいことを言うじゃありませんか。
確かに、特にジャリ男には意地悪な言い方をして、両親に注意されていることがあります。
3歳のジャリ男に対して本気で怒っちゃうんですよね、1号。
まぁ親としては、兄弟ゲンカなんて当たり前のことだと思っていますし、
1号が怒る気持ちも理解できなくはないので、たいして大事には捉えていなかったのです。

でも、こんなにしおらしいことを言い始めたら、
父親として彼女をなぐさめることができなきゃニセ父になっちゃいます。
僕は懇々と語り始めました。

父:1号が意地悪を言ってしまうのは、決して悪いことやないんやで。
ずっと一緒にいるんやから、腹が立つことがあって当たり前やん。
確かに、ジャリ男は人を怒らせるようなこと、やるからな。
でもな。
2号はまだ4歳。
ジャリ男は3歳やん。
色々わかってるように見えても、もひとつ理解できてないことが多いねん。
だから1号が気分が悪くなることや、怒らせることもやっちゃうねん。
わかるか?

1号:・・・・・うん。

父:だからな。1号が下がっていったってほしいねん。
相手は3、4歳のまだまだ赤ちゃんと同じようなものやから、
同じような目線まで下がって、あいつらを見たってほしいねん。
1号みたいに、ちゃんとわかってやってることやない。
なんやまだ、よくわからんうちに夢の中でやってることや。
そう思ったら、そんなに腹立たへんやろ?

1号:・・・・・・・わからん。

父:なかなか難しいことやけど、1号があいつらのところまで下がって、
んで、遊んだってほしいねん。
1号が悪いわけでも意地悪なわけでもないんやで。
1号にばかり負担が増えて悪いと思うけど、それも長女の宿命や。
な。わかるか?できるか?

1号:・・・・・・・。

1号は何となくわかったようなわからないような顔をして聞いています。
僕は1号に非はない、でも長女だから我慢しなきゃならないときもある、
ということをわかって欲しくて、一生懸命説明しました。
と、ここで、1号の口から信じられない言葉が飛び出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1号:なぁ、パパ。

・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

・・・・・・この話、いつ終わるん?

 

父:・・・・・・・・・・・。

コケました。
つい先日、こんなことでコカされましたし、
今までの人生、色んなコケを経験してきましたが、
これほど素でコケた瞬間はなかったでしょう。
頭の中では“ズコーーーーッ”というコケに使われる擬音語が、
大音量で響いたのは言うまでもありません。

どうも1号は途中から、泣いていたことについてどうでもよくなっていて、
このパパの長い話はいつ終わるのかなぁ、早く妹弟と遊びたいなぁ、
と、そればかり考えていたようです(涙)

一生懸命、言い聞かせていた僕は、一体なんだったのでしょう。。。


それにしても、ヘタなコントより絶対おもしろいハズのこのやり取り。
子育てをしていると、こんな経験もさせてもらえるんですねぇ。
家に入って嫁さんに報告すると大爆笑。
僕もいまだに思い出しては、はにかみ笑いを繰り返してしまいます。

いやぁ。だから子育てはやめられません。

では。