家作り変人のひとりごと

2007-05-30 21:32:04 | 家作り(建物の契約後)

ちょっと暑い日もありますが、過ごしやすい日々になりましたね。
一日中、空調の必要もなく、年中こんな天気ならやれ断熱だ気密だと言わなくていいのでしょうね。
といっても恐らく家を建てる際に断熱や気密、換気について納得いくまで調べて工法やビルダーを決めている人なんて1割にも満たない少数派なのでしょう。
特に関東以西の次世代省エネ基準Ⅳ地域ではなおさらかなと。
この地域ではこれら少数派は変人の部類に入ってしまうのかも知れません。となると僕は根っからの変人です。

昨年暮れに、京都でデザイナーズハウスを手がけておられる業者であるH会社から施工例をまとめたちょっとしたカタログをいただきました。
デザイン的に気に入ったものが多く、参考にしたいと思ったためです。
それからたま~に“土地探しの状況はどうですか”とか“近くに施工物件がありますので見に来られませんか”とか声をかけていただくようになりました。
最終的にそちらで施工依頼することはないと考えていたので、感謝しつつもお断りしていたのですが、
イサットハウスと契約することになった際に“高気密高断熱にこだわり、他社と契約することになりました”と連絡したのです。
特に連絡する義務はないのでしょうけど、ずっと気にしていただいていたのでちゃんと連絡することが仁義でありけじめをつけておく必要があると思ったのです。

ところが、先方から返信されてきたメールは“高気密にすると結露が起こりやすい”とか
“高気密住宅は空気のよどみができてハウスダストがたまりやすい”
挙句の果てには“子どもがイライラしていてヒステリックに育つ”とか
僕の知識の範囲内では、とても住宅ビルダーのセリフだと思えないような言い回しと、
ちょっと過激な表現の目立つ返信の最後に、できればこういう話を直接会って話したかったが残念です、
という形で締めくくられていました。

これに対して返事するかどうか悩んだのですが、そのままでは何だか僕が間違った家作りをしていると言われていて
それを是認することになってしまうのがちょっとシャクだったので、柔和に返事しました。

僕がなぜ高気密高断熱にこだわるのか。
断熱・気密・換気をセットで考えることにより
結露を起こさないための住宅だとか、積極的な換気を目的とした機密性の確保だとか、
僕の知識の範囲内でですが丁寧に説明しました。
かなりの長文になりましたし、
文章が失礼になることのないように作ったのでかなり労力はかかったんですよ。

返事を楽しみにしていました。
建築のプロが僕の考え方にどのような反応を示すのか興味があったのです。
でも、結局、返事は来ませんでした。
それっきりで今に至っています。
H会社は果たしてあのメールで何を僕に伝えたかったのかよくわかりません。
わざわざ長文を書いて送ってこられたメールの内容は、素人に論破されてしまったのでしょうか。
それとも、僕のことを気にしなくていいことまで考える変人っぽいから、あんまり相手にしないでおこうと思われたのでしょうか。
どちらかというと後者なんでしょうねぇ。
なんといっても家作りにおいては根っからの変人ですから(涙)。
今でも僕はこの会社のHPを見て、インテリアデザインに関するイメージを参考にしたりしています。
実は露骨に真似することもあるんです。
相手にはされなくなってしまいましたが、僕は寂しくHPをチェックしている毎日です。
では。


映画雑記20~スパイダーマン3~

2007-05-29 23:32:39 | 映画

映画覚書第20弾です。
先週の金曜日に嫁さんと劇場にて鑑賞してきました。
実に9ヶ月ぶりくらいの劇場鑑賞だったので、久しぶりの映画館の暗さや匂いが懐かしくてうれしくて。
いくら忙しくても四半期に一度は劇場へ行かなきゃダメですね。

で、『スパイダーマン3』です。
僕は前2作が大好きです。
続きものの映画の場合、基本的にストーリーを思い出しておくため、前作すべてを見てから劇場へ出かけるのですが、
この作品に関しては前作が完全に頭に入っている自信があったので、予習なしででかけました。
ネタバレありです。ご注意を。

オープニングからサンドマンやヴェノムを連想させる映像。
スパイダーマンに忍び寄るへんてこりんな生物、ヴェノム。
のっけから繰り広げられるニューゴブリンとの戦い。
一気に引き込まれます。
一方ではサンドマンが誕生。
ヴェノムもサンドマン誕生も説明不足や設定の強引さは否めませんが、まぁもともとがコミックなので目をつむりましょう。

スパイダーマンとの戦闘で短期的な記憶を失うジェームズフランコ(ニューゴブリン)。
舞台をクビになって落ち込むキルスティンダンスト。
大学生活も順調で、スパイダーマンがニューヨーク市民栄誉賞まで受賞し、有頂天のトビー。
そんな状況の中、キルスティンを理解しないトビーの振る舞いによりぎくしゃくしてくる2人。
なんだか、本作の中ではトビーやキルスティンの言葉や振る舞いが自分勝手なんです。
授賞式で他の女性とキスをするトビーや、それを見てショックを受けジェームズに心の隙間を埋めてもらおうとするキルスティン。
どれもこれも自分勝手な行動ばかりで、感情移入ができません。
この段階で僕の中にこの映画から一歩引いた気持ちが出てきました。

おじ殺しの真犯人を知ったトビーはメイおばさん(役名)の制止も聞かずに、真犯人の追跡を始める。
その真犯人であるサンドマンは難病の娘の治療費を調達するため、銀行強盗や現金輸送車襲撃を繰り返す。
宿主の負の感情を増幅させるヴェノムに支配されたトビーはやがて暴走を始め、
記憶を取り戻したジェームズに向かって小型爆弾を投げつけ、小さなジャズバーでウェイトレス兼シンガーとして働くキルスティンを辱めるトビー。
カメラマンとしてのライバルであるトファーグレイスの不正を暴き“誰にも言わないでくれ”と懇願するトファーを奈落の底へと突き落とす。
なんだかもうムチャクチャですな。

何とかヴェノムを振り払ったトビーだが、今度はトファーがヴェノムに支配されてしまいます。
トビーへの復習の鬼と化したトファーはスパイダーマンと同等の能力を手にし、サンドマンとタッグを組んで打倒スパイダーマンに燃えます。
キルスティンを人質に取られ、呼び出されるスパイダーマン。
ひとりでは勝てないため、ニューゴブリンであるジェームズに助けを求めるが断られる。
ところが執事のカミングアウトにより父の死について真実を知ったジェームズが応援に駆けつける。
スパーダーマン&ニューゴブリンvsサンドマン&ヴェノムのタッグマッチの始まりです。

このとき、僕は既に映画館の席に座っていることが苦痛でした。
一歩引いた気持ちが出てきてから、映画に散在する矛盾、疑問が許せなくなってしまったのです。
というのも、それらの矛盾や疑問があまりにも悲惨な結末につながりすぎているから。
例えば、サンドマンは娘の病の治療費を調達しようとしているだけです。
そんな人が人を傷つけて銀行強盗をやるか?ということです。
そんな人がやすやすとスパイダーマンを倒すためにヴェノムと手を組むか?ということです。
あまりにも結果(サンドマンの悪事、ヴェノムとのタッグ)が欲しいために過程と原因を軽視しすぎている感は否めません。
同様の矛盾や疑問が、この映画には山積みです。
色々なストーリーを詰め込みすぎて全体のバランスが破綻してしまっている、そんな印象を受けます。

激しいタッグマッチの末、あまりにも大きな代償を払って街は平和を取り戻します。
せっかく誤解の解けたジェームズの命が奪われてしまうのです。
平和を取り戻しますが、ハッピーエンドではありません。僕的にはかなりのバッドエンドです。
ヒーローものでのバッドエンドなんて要りません。
気持ちよくエンディングを迎えられるからこそヒーローものがいいんです。
逆に言うと、気持ちよいエンディングをその力によって作ってくれるのがヒーローなんです。
あまりのむごい終わり方に、怒りを禁じ得ません。
全編を通して“復讐心を持つことの危険さ”が何度も語られている『スパイダーマン3』。
誰も彼も、復讐心からおかしくなってしまいます。

ところで、サンドマンのおじ殺しが事故であったことがわかり、トビーは許します。
サンドマンは静かに去っていきました。
続編が製作されそうな終わり方ですね。
トビーは“サムライミがメガホンを取るならやる”と言っているそうで。
頼むから続編やるなら気持ちのいいハッピーエンドにしてくれ。
できればジェームズを最新医療で生き返らせて。
では。


赤い象

2007-05-27 15:51:14 | “モノ”リスト
すごく迷っていることがあるんです。

その原因というのは、これなんです。

イームズのプライウッドエレファント。
ご存知の方も多いと思いますが、イームズ生誕100年を記念して、
世界で1000体だけ製作されたそうです。
プライウッドというだけあって、合板で手づくりされています。
日本にも100体が輸入されて販売されます。
これがほしいんですよ。
え?何に使うのか?
オブジェです。飾り。
玄関ホールにこれを置いておけば
かなりのインパクトがあります。
床置きの照明にしようかと思っていたのですが、
象が迎える家ってのも、いかにも子どもが好みそうです。
高さと幅が約40㎝、奥行きが約70㎝もあります

でも178,000円(くらい)もするんですよね。
だから悩んでいるんです。
嫁さんはすでにイケイケです。
イームズの椅子も買うもーんと言っております。
僕が夢見ている50インチテレビのインチ数を落とせと
悪魔のささやきです。
ひどい・・・

ただのオブジェに20万円弱も払えるのか。
逆に、家を建てるこの金銭感覚の麻痺したときにしか買えないとも思います。
日本に100体しかないということは、
将来、とっても値打ちが出てきて、
プレミアものになって売るときにウホウホ、なんてことも・・・ないかな。

とにかくこの赤い象を買うかどうかで非常に悩んでいます。
買うべきか、買わざるべきか。
嫁さんの強烈な後押しが悩ましい・・・
もしも買ったら大々的に報告させていただきます。
では。


子どもいっぱい

2007-05-26 22:17:10 | 子育て

今日は疲れました・・・・

理由はこれ

娘1号のお友達が2組やってきて、うちで遊びまくったのです。
姉妹が二人と、姉弟が二人。
つまり今日の午後から、我が家は7人の子どもに荒らされていたのです。
少子化なんてどこ吹く風。
どちらも両親は来ていなかったので、
僕と嫁さんで全員の面倒を・・・見れるわけありません。
うちのリビングはリカちゃんとシルバニアファミリーのおもちゃで埋め尽くされ、
となりの和室はビーズとポップコーンで埋め尽くされ・・・・
はぁ。。。

ちなみにどちらの兄弟も、実は3人兄弟で
姉妹には妹が、姉弟には姉がいるんです。
つまり今日集まった3組の子どもたちはみんな、三人兄弟ということ。
少子化?え、なんのこと?

しかしまぁ、子どもたちは部屋を汚す天才ですね。
突然だったわりには、きれいな状態で迎えたのですが
3分もちません。
ウルトラマンより早く、きれいな部屋をやっつけてくれます。
でも、片付けるのはあまりにスローペースなため、
結局嫁さんと僕でてんてこまいでした。
ふぅ・・・では。


こんな雨の日は休みを取って

2007-05-25 23:15:42 | 家族

今日は休みを取って、嫁さんと『スパイダーマン3』を見て、イタ飯食べて、インテリアショップに寄って、
デートというほどのことではないんですが、久しぶりに2人でお出かけしてきました。
色々とご報告したいことがあるのですが、今はあまり時間がないので、またの機会に。
では。