映画雑記11

2006-10-30 22:11:20 | 映画

映画覚書第11弾です。
今回は『コンスタンティン』です。
この映画もやってくれました。僕的にはまさしくA級映画なみの宣伝をしたB級映画です。
キアヌリーブスとレイチェルワイズという今をときめく2人のスターが登場します。そんなスターを使ってなお、スベりまくるこの映画の存在意義はもはやないに等しいですね。
まず、何がいけないのか。それは設定です。いわゆる悪魔退治ものですが、神と悪魔のバランスの上に人間界が成り立っていて、このバランスを崩そうとサタンの息子のマモンが人間界に入り込みます。ただし、これに協力しているのが神の子分である天使なんですね。なんとちゃっちい設定なんでしょう!20年前の売れなかったマンガにありそうな設定です。これには正直、開いた口がふさがらなかったですね。何十億というお金をかけて描いたストーリーがそれかい!と突っ込んでしまいます。だいたいマモンは7つの大罪の強欲をつかさどる悪魔であり、サタンの息子ではないのでは?ま、別にいいんですけど。また、マモンに加担している天使の動機も笑えます。曰く“本来人間は理性の高い、生き物なのに互いに殺しあったり奪い合ったりといった愚かな行動ばかり繰り返す。命の危機に直面しない限り、人間の気高さや知性が引き出されることはない。本来の人間の姿を思い出してもらうため、悪魔を人間界に解き放つ”というのが目的です。大きなお世話です。人間も動物であり、犬や猫と一緒で神が特別に救うものではありません。ましてや、人間の本質を取り戻すなんて、人間の本質で戦争や犯罪を犯しているわけで、人間を気高いものという前提に立って話をしているのが気に入らないですね。この話を続けると、全世界何十億のキリスト教徒を敵に回すようなことになってしまいますので落ち着きますね。ヒッヒッフーッ・・・。そもそも僕は、神とか悪魔とかいう設定が受け入れられないってのもあります。キリスト教徒でないとこの類の話には入り込めないです。キリスト教の知識がないから楽しめないのかあっても楽しめないのか知りませんが、この程度の映画を楽しむためにキリスト教を勉強したいなんて思えません。そもそもキリスト教って・・・ヒッヒッフー。危ない危ない。
ところで、レイチェルワイズに悪魔が取り憑いて、彼女の顔が半悪魔となって暴れまくるシーンは見応えありますね。あれは本物にメークを施したのかCGなのか。ハムナプトラでは古代エジプトのセクシー衣装に身を包み女同士で闘ったり、ハリウッド女優も大変ですね。
ということで、あまり批判は好きでない僕にここまで書かせた超大作、なんや続編が作られそうでこわいですが、ぜひ一度ごらんあれ。
では。


しつける親が要しつけ

2006-10-29 11:10:46 | 家族

今日はこれからピタットハウスの完成見学会に行ってきます。
昨日は大地工務店さんの構造見学会へ行ってきました。それぞれまた記録していきます。

最近、嫁さんが怒っております。というのも、娘1号の態度が非常に悪いときがあるのです。例えば、呼んでも返事しない、ご飯を食べるときの姿勢が悪い、おはようさよならの挨拶ができない、じっとしていられない、買い物に行ったら買い物カートによじ登るナドナド嫁さんに言わせれば数限りないでしょう。僕はダメおやじなのであまり気付くことはないのですが、人に迷惑をかけないとか感謝の気持ちを伝えるとか、ほんとに基本的なことにはうるさいですが、細かいことは気にしてません。でも、嫁さんいわく、もう6歳になろうとしている子どもが、お店なんかで大人の後ろにだまってついてこれないとか、公衆の面前で走り回るとか、そんなことってやってちゃいけない年代なんだそうです。僕もいいことだとは思わないので、これからは少ししつけを厳し目にしていこうかと思っています。基本的には自由にのびのびと育って欲しいので、そんな子どもの発育を妨げない程度のしつけにしようとは考えていますが。
以前、娘1号が1歳になりたての頃、しつけを重要視している保育園に3ヶ月程度入所したことがあります。その保育園の子どもたちは2歳児クラスからすでにみんなで椅子に座るときは座る、おはようさよならありがとうの挨拶をきちんとする、ということがしっかりできていて、感心したことがあります。と同時に、おとなしく椅子にきちんと座っている2歳児20人を見ていると、ちょっとした違和感がありました。2歳なのに20人のうち誰一人席を立つことなく座っているのです。僕が2歳のときなら、食べるとき以外は5分ともたなかったでしょう。そんなやつがいてもおかしくないと思うのです。それも個性ですから。それが、みんながおとなしく椅子に座っているというのはある意味異常でもあるのかなと僕は感じざるを得ませんでした。一方、今の保育園は放任主義(ほったらかしに近い)なのでみんなやりたい放題です。これらの保育園は両極端な例だとは思うのですが、どちらがいいかというのははっきり言って親の好みでしょう。このへんにも親の影響は現れます。子は親の鏡と昔から言いますが、ほんとにそのとおりです。僕の鏡になってもらっては困ります。かといって嫁さんの鏡になってもらうのも困ります。うまい具合にそれぞれのいいところを吸収してくれるといいです。ってなんちゅー勝手な話や。
では。


見学会の記録

2006-10-28 10:34:56 | 家のこと(土地決定まで)
遅くなりましたが、10月21日に大地工務店さんの完成見学会に行ってきたのでご報告します。当日は若干風が強いものの好天で、ゆっくりと見学させていただきました。
今回の建物は、自然素材をふんだんに使用される大地工務店さんのイメージと異なり、無垢材の露出度は低い建物でした。1Fについては床にメープルとオークの無垢集成材を利用されているだけで、壁も天井もクロス仕上げです。2Fの子ども部屋は腰板や天井がパイン材をあらわしてあります。ロフトがあったのですが、娘1号がロフトを大変気に入っており、今回も喜んで登っていました。隠れ家みたいで楽しいんでしょうね。“絶対はしごのある部屋作ってや~”と念を押していました。
正直言って“おぉ~っ!”と感動するような間取りや仕上げではなかったのですが、まぁ施主の希望するものですから工務店さんにどうこう言っても仕方ないですね。
外断熱住宅で基礎は内断熱になっています。気になったのが、基礎に一箇所、吸気口がついているんです。SCじゃないですし、基礎に吸気口をつけるのは何ぞやと質問してみたのですが、曰く“外断熱だけでは床下の湿気はどうしても避けられない。だから床下の湿気が高くなったら外気を取り込むためのファンがついている”とのことです。なるほど。。。でもこれって、室外の湿気が100%近い日(梅雨や夏場にはそう珍しいことではないと思います)には結局、同様の湿度を持つ空気を取り入れるだけということにはならいのでしょうか。これは今度お伺いすることにしましょう。当然ながら、床下の湿気を感知し、一定以上になると自動的にファンが動き出すそうです。じゃないと面倒で仕方ないですもんね。
オープンハウスにはサーモプライ(気密用構造合板というのでしょうか)とスタイロフォーム(断熱材)が置いてあり、初めて実物を目にするものですから思わず見入ってしまいました。この合板と断熱材の組み合わせはかなり古くからSHSという名称で施工されており、信頼性は高いと僕は考えています。でも、これらがひょいとキッチンに置いてあって、一体なんなのかはちょっと知識がない人にはわからないでしょうね。見ただけでは水色の発泡スチロールとベニヤ板ですもん。これがハウスメーカーならしっかりした説明用の掲示板なんかがあって、スタイリッシュに飾ってあるんです。当然そこには“快適生活を支える縁の下の力持ち”なんてキャッチフレーズが踊ってるんです。そんでもって営業が3人くらいいて叩き込まれた営業トークを展開する。小さな工務店ではそこまでできないのが残念ですよね。僕がその日だけ営業マンになって説明したいくらいです。でもこれは、先方にとっては大迷惑なんでしょうね。
工務店の代表とはゆっくりお話させていただきました。他に客が来てるのに、それにもかまわず僕は話しつづけてしまったので、大変なご迷惑をおかけしたのではないかと反省しております。でも、現場の方と話するのは楽しいです。やはり現場に裏打ちされたお話なので説得力もあります。僕らの机上の付け焼刃とは重みが違います。
今日は構造見学会です。実はこっちのほうが楽しみだったりするので、今からワクワクしております。これについてもまた記録します。もう少し実のある記録になると思います。
では。

兼業主夫の一日

2006-10-26 22:27:30 | 子育て

日曜日から息子が入院し、付き添いで嫁さんがいないため、うちは3人家族になっています。娘2人と僕です。僕は主夫をやりながら、もちろん仕事にも行っています。そんな兼業主夫の一日を紹介しますと・・・

6:40  起床、朝食等自分の支度。
7:00  娘を起こし朝食を取らせる。1号が起きないため起こすだけで10分くらいかかる。
7:30  娘2人を着替えさせる。
娘2号はまだひとりで着替えができないので、着替えさせます。一晩履いていたオムツは表面張力でもっているくらいにパンパンになっています。
7:40  へたクソな字で保育園のお帳面を書く。
体温を書く欄がありますが、とりあえず適当に36.3とか書いておくんです。機嫌が悪くても“良”と書きます。
7:45  出発。3人でワイワイ言いながら車に乗り込む。
7:50  保育園到着。準備。
2人のコップやお箸や着替えをセットします。これがまた、なかなか時間を取られます。2号の分は僕がやるのでいいのですが、1号については自分でやらせますので、1号の気分が乗らないときは大変です。怒ったりおだてたりしながら悪戦苦闘します。
8:00  保育園を出発。仕事へ。一安心。
8:30  職場へ到着。とりあえずコーヒーを飲む。
17:40 仕事終了。職場近くに借りている駐車場代を払いに行く。
17:55 車に乗って保育園へ出発。
18:20 保育園へ到着。
2人を迎えに行くのが好きなんです。そっと覗いてみると、親がいないところでどんな行動をしているのかを見ることができますから。若い先生と雑談ができるのもうれしいところですね。先日はシャツとネクタイがかわいいとほめてもらって有頂天のバカ父でした。
18:40 近くのコンビニへ夕食を買出しにいく。
僕は料理がほとんどできません。結婚してしばらくはおでんやとんかつなんかをわりと頻繁に作っていたのですが、子どもができてからは遊び専門で記憶にある料理は1度だけカレーを作っただけです。
18:50 娘2人と帰宅。
19:00 夕食。おにぎりとサラダとやきそば。全部コンビニで購入。
娘1号が保育園でクッキングがあったそうで、3時のおやつにやきいもを山ほど食べてしまったとのことで、お腹がプクーッと膨れていたためあまり食べません。
19:25 風呂の掃除とお湯張り。
19:30 洗濯物をたたむ。
前日、あまりにいい天気だったので、午前中休んで洗濯と布団干しと家の掃除をしたため、乾いた洗濯物をたたみました。娘2人が邪魔をするのでなかなか進みません。たたんだ服に足をひっかけてころんだり、お姉ちゃんの服を2号が“自分の!”といって取り合ったり、そりゃもう大変です。仲良くなっては喧嘩して、喧嘩しては仲良くなる二人と一緒に洗濯物は少しずつ整理されていきます。このときに、今日のパジャマと明日保育園に着ていく服をまとめておきました。風呂が始まると怒涛の時間が待ってますので、段取りよくせんとあきませんからね。
20:00 3人で風呂に入ります。
僕が先に体を洗い、その間2人は湯船につかりながら遊んでいます。キャーキャー言いながら遊ぶので、表の道の通行人は何事かと思うでしょうね。
20:45 耳掃除、歯磨き。
長いお風呂が終わり、パジャマを着ると耳掃除と歯磨きが待っています。小さな頃からがんばって歯磨きしたおかげで、2人とも虫歯はありません。こないだ嫁さんが虫歯が痛いと歯科に通っていました。
21:10 消灯、就寝。
2人が寝るまで僕も布団に入ります。しばしばこのまま朝までってことがあって、ブログを休んでしまうのです。ヘタすると子どもより先に寝てるときもあります。
21:30 洗濯、保育園の準備。
運良く寝なければ、まずその日の汚れ物をまとめて洗濯機にかけます。天気のいい日に天気干しするのが理想なんですが、そんなことも言ってられません。天気干しは休みの日だけでがまんして、乾燥機を使います。また、急いで保育園の準備をします。コップ、ハブラシ、お箸セット、ミニタオル3枚、タオル1枚、着替え、おむつ、よだれかけを1号と2号の保育園カバンに詰めていきます。僕が用意するとしょっちゅう忘れ物をするんですよね。なんせ学習機能はオプションですから。
22:15 部屋の掃除
掃除といっても、子どもたちが散らかし放題にしたおもちゃをパッパッと片付けるだけです。
22:25 自分の時間。
やっとゆっくりと自分の時間を、好きに使える時間を与えてもらえます。独身時代や子どもがいなかった時代はいつでも自分の時間で、そのありがたみがわかっていなかったのですが、今は自分の時間の大切さをかみしめながら過ごしています。
1:00  2回目の消灯。
僕も寝ます。0時をまわると眠たい眠たい状態になるのですが、一分一秒でも自分の時間を引き延ばそうと懸命に起きています。インターネット(ブログ更新)、映画、本、新聞、たばこ、やるべきことは山ほどあります。時間との勝負です。

以上、主夫mercyの一日はこんなとこです。なんせ、2~3日のことなんで楽しみながらできています。でも、年中この調子ならやっぱりイーーーッ!!てなるかも知れないですね。主婦の方々には頭が下がります。
明日はめでたく、息子の退院です。熱も下がり、元気になったようで一安心です。主夫生活が終わるのは少し残念な気もするのですが、これからは遊ぶだけでなく、保育園の用意や洗濯物の片付けなんかを子どもと一緒にするように心がけます。心がけるだけですけど~。
では。


怪獣から人間へ

2006-10-24 22:21:12 | 子育て
娘2号が人間になってきました!
2歳を過ぎてから急に言葉が発せられるようになりました。それに伴ってこれまで何かあればギャーギャー泣きわめいていたのが、親やお姉ちゃんと意思の疎通が図れるようになり、感情に任せた慟哭が少なくなってきているのです。これはうちの一家にとっては一大事ですよ。なにしろ何でもかんでも泣くことでしか意思の疎通ができなかった(ちょっと言いすぎかな)2号が一人前に主語と述語を使って文章を頭の中で組み立ててから口にしているのですから。一時は一生こんな調子かと心配になったりもしましたが、言葉が出始めてからは早いです。一日一日成長を見て取れるくらいに進歩しています。先日はお姉ちゃんが保育園の友達の家にお泊りしていたのですが、寝るときに一緒にとなりで寝ようと誘うと、ずっと念仏のように“パパ、イッショニネヨウナ”と繰り返していました。横で2号が眠りにつくまで様子を観察していたのですが、トロンとした目のまばたきの回数がだんだんと増えていき、やがて目を開かなくなりました。僕に似てちくのうの傾向があるので、たまにグガーッと鼻を鳴らします。かわいくてかわいくて参ってしまいます。眠りにつくまでの一瞬一瞬をビンに閉じ込めて保存しておきたいくらいです。
子どもの成長は早いです。娘1号もあっという間に5歳になってしまい、来年は小学校へ入学です。きっと2号もあっという間に小学校へいってしまうのでしょう。子どもたちの成長を止められるなら止めたくなることがあります。親のエゴで、子どもにとっては迷惑な話でしょうが、一年くらい成長を止めてしまえばもっとゆっくり観察できるのになぁと本気で思ったりもします。でもそれは叶わぬ願いであり、だからこそ刹那を大切にしようという気持ちになれるのかも知れません。
今週末も一緒に遊びます。来週末も一緒に遊びます。土地が決まらないから。というのは冗談です。
一緒に遊びながら今の子どもの姿を記憶に残しておきたいのですが、なかなか残っていかないですね。1号が2歳の時はどんなだったか思い出そうとしても、断片的にシーンが浮かんでくるのみです。
今日も息子が入院中のため保育園のお迎えに行ってきました。迎えに行くと元気に走り寄って抱きついてきます。
土地がない、家が決まらないと悩んでることなんてちいさなことなんだと思います。家族が元気に仲良く暮らせるのが一番です。新築がどうだこうだとごたくを並べてる僕は、きっと幸せ者なんでしょう。
でも・・・早く土地が見つかって、家を建てたいです。
では。