映画雑記4

2006-09-23 22:33:20 | 映画
映画雑記第4弾です。
今回はジェリー・ブラッカイマー製作、ニコラス・ケイジ主演の『ナショナルトレジャー』です。“国宝”って意味ですよね。その国宝を先祖代々探しつづけている一家に産まれたニコラスが直感力と分析力で誰もがなしえなかった国宝発見に迫っていきます。アメリカの独立宣言書に国宝のありかが記述されていると知ったニコラスが独立宣言書を盗むことから始まります。謎めいたメッセージにヒントが散りばめられていて、そのヒントを追ってたどり着けばまた謎めいたメッセージがあるといういたちごっこを繰り返しながらストーリーは怒涛の展開で進みます。一瞬の間にミステリアスなメッセージを解き明かしていく主人公ご一行様。“なんでそんな簡単に、しかも確実にメッセージの意味がわかんねん!”と突っ込んではいけません。この息もつかせぬ謎解きの連続がこの映画の醍醐味なのです。さらに、同じ宝を狙って主人公をつけまわし、人質を取って陥れ、最終的には国宝の独占をたくらむお約束の悪者も出てきて、スリル満点、スルリと逃げる主人公ご一行って按配です。単純におもしろいですよ。一切の流血がないところもさすがディズニー映画です。また、トレジャーハントものなので、てっきりメキシコとかインドとかの山奥で派手にやるのかと思ってたら、ニューヨークから離れないんですね。こんな市街地でトレジャーハントものが成立するんだなと。意外とよかったですよ。
ニコラスの出演作品は大きく外すことがないですねぇ。ちょっと知的な役をやらせたらぴったりはまってしまいます。共演のダイアンクルーガーはこれまたべっぴんさんで気が強くて僕の大好きなタイプでございます。スタイルもGOOD。トロイのときもよかったですがこっちの彼女のほうが僕の好みです。職業的にも知的ですし。
こういう映画はちょっとオバカになって細かいところは見ないで楽しむのがいいです。小さな、うそやろ!とかそんなアホな!をつつきだすときりがないんでしょうけど、そんなスタンスでこの映画を見ると半分も楽しむことはできません。マジックショーを見るときはだまされることを喜ぶつもりで、大雑把な映画を見るときは大雑把な目で、そういう心構えで純粋に映画だけでなく色んなことを楽しみたいものですね。
さて、ついに国宝は見つかるのでしょうか。はたまた悪者に横取りされないんでしょうか。機会があれば子どもと見てください。小学生なら楽しめると思います。
では。