映画雑記5

2006-09-29 22:42:00 | 映画
映画雑記第5弾です。
今回は『ハリーポッターとアズガバンの囚人』です。おなじみハリーポッターシリーズの3作目で、相変わらずの大ヒットを記録しました。でも・・・つまらないです。正直、ハリーポッターって何が面白いのかよくわかりません。大きなストーリーとしてはハリーの両親を死においやった何とかという悪の枢軸を倒すってのがあるんでしょうね。裕福な家でこき使われていたハリーがホグワーツに通うようになって成長する過程を描いているのでしょうね。映画では毎回違う悪の主人公が出てきてヤンヤヤンヤとやっているんですが、勝手にやっときーって感じです。なんだか中途半端なんですよ、映画は。原作を読んでいないのでそう感じるだけかもしれませんが、色々なキャラクターを出したいのか、内容を盛りだくさんにしようとしすぎてわけがわからなくなった冒険物語としか思えません。悪の枢軸を倒すんなら早く倒してくれぃって感じです。
この映画でものっけから不愉快なシーンがあります。ハリーに意地悪をするおばさんをハリーが風船のように膨らませるんです。そしたらおばさんはふわふわと夜空に飛んでいってしまう。なーんだろねぇ。人間界で魔法を使うことを禁じられているハリーが感情に任せてこんなオバカなことするんですからねぇ。成長してるんでしょうか。悪の枢軸は倒せるんでしょうか。人事ながら心配です。 また、空飛ぶほうきに最新式とかあるのもいただけませんね。早く飛べるかどうかは魔法使いの能力によるべきであって、ほうきの能力によるべきではないでしょう。その他、色々と思うことがあったのですが忘れてしまいました。ストーリーを忘れたからなんですね。というかストーリーなんてないんです。だから記憶が断片的になってしまって一場面一場面は思い出せますが、全体で結局なんだったのかわからないんですよね。こういう映画にゲイリーオールドマンが出演してしまったことが悲しいです。
全世界で何百万部というベストセラーになっている原作を読めば、きっともっと楽しく見られるのでしょう。でもこれは映画なんです。映画を見て面白さを理解できるように作ってもらわなければ意味ありません。そういう意味で作り手の失敗と言わざるをえないでしょうね。それともそれだけのベストセラーになっている小説を読まずに映画を見ている僕がわるいのでしょうか。
僕は単純に映画鑑賞が好きな一個人です。さらに映画を批判することに興味はありません。映画なんてつっこみどころ満載です。つっこむことを楽しむ見方もあるでしょう。僕の場合はつっこむことよりもストーリーや映像、音楽なんかを感覚的に楽しむことが好きです。この映画も決して悪いものとは思いませんが、すべてにおいて不親切、不丁寧(こんな言葉ないでしょうけど)なのでこんな感想になってしまいました。全国1千万のハリーポッターファンの皆様、お気を悪くされたらすみません。お口直しに次回は僕のお気に入りの一作をご紹介します。
では。