権威主義者、こう考えてる

2006-09-28 22:39:51 | 家のこと(土地決定まで)
僕は何年か前まで権威主義者でした。つまり、権威のある人の言うことはあまり考え、納得することもせず(考えることは苦手です)正しいものだと思い込む人だったのです。その道のえらい人の言うことは正しい。そう疑わなかったのです。なんやわからんけど、えらい人がゆーてはるからそうなんやろう、なんやわからんけどな。って感じです。頭の固い人間でもあるので、新しい発想とか工夫とかできません。頭が固いのはおそらく一生治らないと思われますので、せめて権威主義の自分を見直すことができればと考えていました。今も権威主義の一面があることは否めません。自分が精通している分野ならそんなことはない(誰もがそうでしょうけど)のですが、知らない分野についてはやはり権威ある人にハハーッとなってしまいがちです。
今回、家を建てるために勉強を始めてからは、できるだけそのような権威主義にならず、自分で理解して納得して行動を決めたいと考えています。この分野は特に何が正しいか、何が間違っているのかを見極めることは難しいと考えています。自分で実験するわけにはいきませんし、メーカーは自分に有利な実験結果しか公表しません。だから、わかりやすく教えてもらえる業者や人に色々話を聞いて、様々な工法や資材のメリット・デメリットを知った上で判断したいんです。そのために、いいことばかり言う営業や業者はハナから信用せず、問題点も素直に明かしていただける人たちの話を信用しています。極端な情報の氾濫で、住宅に関して調べれば調べるほど正しい判断ができなくなっています。あっちの本ではA工法が№1だと書いてあって、こっちのホームページにはB工法が最も優れていると宣伝されている時代です、素人がそれらの情報だけで判断するのは極めて困難です。
権威主義によって僕自身の正しい判断ができなくならないよう、がんばって知識を身に付け、信頼できる人の話、実際に住まわれている方の話を聞くように努力しています。どうかこの努力が無駄にならないことを願ってやみません。
では。