ZBAT!競馬『【フェアリーS】ファインルージュが直線突き抜け重賞初V!』
第37回フェアリーステークス(3歳、G3、牝、芝1600m)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の3番人気ファインルージュ(牝、美浦・木村哲也厩舎)が勝利。道中は中団やや後方を追走から徐々にポジションを上げ、直線に入ると豪快に突き抜けて先頭でゴール。春の飛躍を目指す3歳牝馬限定のレースを制し、重賞初制覇を果たした。タイムは1分34秒4(良)。2着はホウオウイクセル(8番人気)、3着にはベッラノーヴァ(6番人気)が入った。
フェアリーSを勝ったファインルージュは、父キズナ、母パシオンルージュ、母の父ボストンハーバーという血統。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。フェアリーSは管理する木村哲也調教師は18年プリモシーンに次いで2勝目、騎乗したC.ルメール騎手は初勝利。
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中団で脚を溜めたキズナ産駒のファインルージュが切れ味で圧倒、ホウオウイクセルに2馬身半差をつける見事な重賞勝ちを飾りました。
ファインルージュは1200、1400mと使ってここが初のマイル戦。常識的には厳しい『マイル重賞の距離延長組』でしたが、うまく脚が溜まって直線で弾けることができました。昨日のシンザン記念を勝ったピクシーナイトも1400mからの距離延長組でしたが、なかなか競馬は一筋縄ではいきませんねぇ。。
そう言えば、ピクシーナイトはモーリス産駒でファインルージュはキズナ産駒。うちにも同じ世代にカイザーノヴァ、バスラットレオンとモーリス、キズナの産駒がいますので、こういう流れが追い風になってくれたらありがたいです。(偶然とはいえ、脚質が逆なのは気になりますが(^^;))
それから、中京10R 寿Sに出走した広尾のパラスアテナは4着でした。
スタート後に挟まれて後方2番手からの競馬になり、直線で最後方から外に持ち出したダノンマジェスティとは対照的に、馬群を突かざるを得ないカタチになって。。結果的に残り150mしか追えなかったのは残念でしたが、それでも前が開いてからの脚は出色でしたし、勝つのは時間の問題と言って良いでしょう。(休み明けで馬体が減っていたのは… どうなんでしょうね?)
広尾TCとしても早めに2021年初勝利が欲しいところ。。今のところ次のチャレンジは23日のグランソヴァールになりそうですが、現状だと少し荷が重いかなぁ(^^ゞ
**2021/1/11中山11R フェアリーステークス(牝/G3/芝1600m)・良**
ZBAT!競馬『【シンザン記念】バスラットレオンは前を捕まえきれず3着 坂井「イメージ通りのポジション」』
第55回シンザン記念(3歳、G3、芝1600メートル)は、福永祐一騎手騎乗の4番人気ピクシーナイト(牡、栗東・音無秀孝厩舎)が逃げ切り重賞初V。騎乗した福永祐一騎手はJRA通算2400勝を達成した。タイムは1分33秒3(良)。
朝日杯FS4着のバスラットレオンは、逃げたピクシーナイトの様子をうかがいながら2、3番手を追走。初の左回りコースもスムーズにレースを進めたが、直線に入ってもその差はなかなか縮まらず3着に終わった。
◆坂井瑠星騎手「前有利の馬場のなか、イメージ通りのポジションでレースを進め、折り合いもつきました。左回りも問題はありませんでした」
極ウマ『バスラットレオン直線伸びず3着/シンザン記念』
<日刊スポーツ賞シンザン記念>◇10日=中京◇G3◇芝1600メートル◇3歳◇出走15頭
2番人気のバスラットレオン(牡、矢作)は、3着に敗れた。2番手から勝ち馬を見る形で運んだが、直線でもうひと伸びできなかった。
坂井騎手は「前が残る馬場でイメージ通りの位置で運ぶことができた。左回りの走りも問題なかったですが、結果を見ると前走の反動があったのかもしれませんね」と話した。
スポ―ツ報知『【シンザン記念】2番人気バスラットレオンが3着 坂井「前走の反動があったのかも」』
◆第55回シンザン記念・G3(1月10日、中京競馬場・芝1600メートル=良)
今年初めての3歳重賞は、4番人気のピクシーナイト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎、父モーリス)が逃げ切りで重賞初制覇を飾った。鞍上の福永祐一騎手はJRA通算2400勝を達成。勝ち時計は1分33秒3。
2着には同じモーリス産駒で8番人気のルークズネスト(幸英明騎手)。3着は2番人気のバスラットレオン(坂井瑠星騎手)が続いた。1番人気に支持されたククナ(クリストフ・ルメール騎手)は4着に敗れた。
坂井瑠星騎手(バスラットレオン=3着)「前が残る馬場で、イメージ通りの位置で運べて折り合いもつきました。左回りも問題ありませんでした。結果的に、前走がレコード決着だった反動もあったのかもしれません」
シンザン記念で2番人気に推されながら3着に終わったバスラットレオンについて、昨夜、yake酒を嗜みながらの一人反省会を行いました。私が反省してもどうにもならないことは承知の上ですが、これもまた一口馬主の楽しみでもありますので(^^ゞ
ちなみにレース直後の感想としては、(1)今回は(バスラットレオンにしては)スタートが決まらなかったこと、(2)折り合いを欠いたロードマックスに絡まれたこと、(3)ピクシーナイトの逃げがハマり過ぎたこと、などの要因がよりによって勝負レースで重なったのが不運、そして、そんな条件を振り払うほどの実力をつけるのはまだこれから…といったものでした。
それが、反省会の結果どうなったかと言いますと…。
うーむ。。1番人気のククナを抑え切れると読んだところはその通りだっただけに、多少のyake酒ぐらいで口惜しい気持ちは消えませんね(^^;) こうなったら、負けた口惜しさを忘れずに捲土重来を期すという、いつものパターンで行くしかなさそうです。
とは言え、当然ながら将来に向けて良かったところもあるわけで、例えば気分良く逃げる勝ち馬を自分で捉まえにいく積極的な競馬をしたこと。今の中京の馬場を考えると、あの位置を取りに行ったのは仕方のない選択だったと思いますし、初の左回りも難なくこなすなど、どんなカタチからでも自分で動ける自在性、レースセンスは必ず将来に活きてくると思います。
坂井騎手は「結果を見ると前走の反動があったのかも」と仰っていますので、途中までは(ロードマックスに絡まれながらも)前を捉まえられる手応えを感じていたのでしょう。逆に言えば、『思ったほど伸び切れなかった』部分がバスラットレオン&坂井騎手の今後の課題ですが、そこは伸びしろと考えれば楽しみも大きいです。
それから、いくら綺麗に逃げがハマったからと言っても、勝ったピクシーナイトはなかなか強い競馬をしたと思います。前走の秋明菊賞では大きく出遅れての3着でしたが、中間でゲート練習をこなしてスタートを決めたのがまず素晴らしかったですし、素質の高さを存分に示したと思います。戦前はククナばかりに注目が集まっていた印象ですが、桜花賞でも楽しみがあるパフォーマンスだったのではないでしょうか。
いや、まずは他人のことより自分のことでした。。(^^;)
陣営によれば、次は休みを挟んで自己条件のレースに向かうことになるようですが、現時点で競馬がし易いマイル路線を大前提と考えると、3/13阪神6R(1勝C/芝1600m)から4/10中山のニュージーランドトロフィー(G2)をめざす流れが候補のひとつ。そして、3/21中京10R(フローラルウォーク賞/1勝C/芝1600m)から4/17阪神のアーリントンカップ(G3)に向かうパターンがもう一つ。。
どちらのパターンになるにせよ(第3の選択肢も当然あり得るでしょうけれど)、ポイントは次走の自己条件できっちり勝利することです。その上で、もう一度重賞路線にチャレンジをしていく…。やはり、チャンピオンヒルズで英気を養う今度の放牧中に、少しでも成長して戻ってきて欲しいです!
ところで今日は3日間競馬開催の最終日。緊急事態宣言で外に出られない状況の中、中京10R 寿ステークスにカイザーノヴァ半姉のパラスアテナが出走しますので、(クラブに勢いをつけるためにも)人気に応える勝利を願って応援しようと思います。