@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

パリジェンヌに。

2005-09-17 00:18:41 | 生活/Paris2005
昨日は語学学校の後、コルドンの同窓生irimaiちゃんと
GeorgeⅤで待ち合わせして、久々の再会を果たしました。

まずはシャンゼリゼ通りを眺めながらカフェランチ。
実はパリに来てからいわゆる超観光地に一切足を踏み入れて
なかったので、この高級感溢れるGeorgeⅤ界隈にうっとり。
気分はすっかりパリジェンヌ
それにしてもパリはそれぞれの地区によって全く雰囲気が違うから面白い。
いつもは生活感溢れる(?)左岸に棲息しているので、
セーヌを越えるときは少々オメカシして出掛けるのであります。

irimaiちゃんは、7月よりパリにピアノ留学に。
彼女の素敵なパリ写真ブログもリンクしています
二人でこのフランスという国・人々、パリについて共感することが多く、
話しはじめたら、キリがないない。。。
でも、こうして話せる友がいるって異国では大事なビタミン剤だわ!

さて軽くランチを終えたら、お次は菓子友同士こその目的地ラデュレへ。
ここに来てマカロンはぼちぼち食べてましたが、
サロンドテにはまだ行ってなかったので、初ご入店。
シャンゼリゼ通りに面した美しい建物、内装全てがシックで豪華。
楽しみにしていたガトーを選ぶため、さんざんショーケースを眺め、
irimaiちゃんはピスタシュとグリオットのサントノレ、
私はフランボワーズぎっしりのミルフォイユ。
そしてお約束のマカロン、シトロン・ピスタシュ・オレンジフラワー・キャラメル
の4種をチョイス。

ガトーはもちろん半分づつ交換して舌鼓を打つエセパリジェンヌ・・・。
うーん、トレビアン!やっぱり美味しんだーーーー!
見た目の美しさもさることながら、お味も素敵。
マカロンもカシャっと持っただけでも崩れてしまうほどもろくて口の中で溶けてしまう。
どのマカロンもガルニチュールの味がしっかりしてる。
あー、カメラも忘れて写真もUPも出来ないこのブログ・・・。
皆様ごめんあそばせ

是非是非、このラデュレのサロンドテでパリジェンヌ体験を!

さてさて、夜は夜で翌日日本に帰国してしまうパン友との最後のディナーに。
ルーアンから2ヵ月半、公私とも大変お世話になって、
心の支えになってくれた彼女とお別れするのがとてもさびしい
彼女の希望でマドレーヌ近くのポトフ屋へ。
牛の骨髄がでーん!と入ったボリュームたっぷりのポトフに舌鼓。
さすが牛肉大国、お肉のダシが充分に出ておりました。

はっ。
食べてばっかり・・・この1日。
・・・、しょうがない、だってパリだもの。


IKEA

2005-09-15 10:00:31 | 生活/Paris2005
今日はIKEAに初チャレンジしてきました(?)
IKEA。スウェーデン生まれのデザインインテリアメガストア。
2006年春には日本にも初上陸するらしい。
一足お先に潜入体験して参りました

パリ近郊に6店舗あるらしいのですが、
今日はその中の1つ、パリ北部にあるIKEAに。
RERB線に乗って、CDG1の1つ手前の駅「Parc des Expositions」で下車。
640番のバスに乗り数分で到着。

とりあえずお腹が空いていたので真っ先にIKEAレストランに直行!
なんてことないセルフサービスの食堂だけどなんだか全てが北欧風。
ま、味についてはコメントは出来ないけど、くつろげました。
平日なのにかなりの人でレストランは大盛況。
土曜日なんてすっごい人なんだろうなーと思います。

さ、満腹になったところで2F(フランス式では1F)から探検!
2Fはそれぞれのスタイルに小規模なインテリアコーディネートされた
リビングやキッチンや個室などが提案されており、全てがおしゃれ。
だけど妙に安い。。。
なぜ?びっくりするほど安いのです。
なるほどこれがIKEA成功の秘訣かー、日本でも爆発的に受けるだろうな。
それぞれの製品には誰のどこそこのデザインと明記されてるものが多く、
さすが北欧はデザイン命なんだわと、改めて感心いたします。

中にはちょいちゃちいかな?と思うものもあるにはあるけど、
大体は値段の割には品質がとても良くびっくりします。
あー、全部日本へ持って帰りたい
何故にパリは物価が激高なのに、ここはこうなの?
コンテナ1つ借りて輸入したいくらい!

1Fは主に2Fに提案されていた現物が棚積みにされてあり、
最後にレジで清算するというシステム。
その棚積みの仕方が尋常ではなかった。。。
こ、ここは晴海の倉庫か?(というか晴海の倉庫を知らない
というくらい巨大なラック(?)に天ほど積み上げられており、
外国ならではのまさにメガストアっぷりを目の当たりにしました。
日本ではまさかここまで出来ないだろうなーと思いますが、
どこの地にどんな規模でできるのか今から楽しみ

北欧家具万歳!

BOURGOGNE

2005-09-14 09:35:08 | 旅/France&近隣都市
 ピノノワール種  ロマネコンティの畑  オスピスドボーヌ

土曜日いつものように遅く起きた朝。
「今日何するー?」
で始まる私達母娘の会話。。。

さてはもう!?パリも飽き気味,,,なんてことはないのでしょうけど
そろそろ近郊に足を延ばしてみたいとのこと。
ワインが大好きな家族だし、そろそろ葡萄もいい感じに実ってるだろうし、
私が約2年前に行ったブルゴーニュワインの郷BEAUNEに急遽行くことに決めた。

大忙しで、アパートからネットで今夜の宿を決め、
近くのトーマスクックで2時間後のTGVを取って、
荷物をまとめていざ出発!

まずはリヨン方面への玄関口、パリのSNCF(国鉄)駅 Gare de Lyonへ。
そこから直通で約2時間、あっという間に到着!
ほんとに便利ねー。東京から名古屋って感じでしょうか。
あぁ、懐かしい。こんな小さな街人生でもう一度来るなんて思いもしなかった。
でも、ワイン好きにはたまらなく素晴らしい街なのよね。

その日は夜8時に到着した上に、ホテルのブッキングで
またもやつたないフランス語を駆使する羽目に。。。
やっぱり英語は通じない(いや英語はもっとつたないけど、相手の
英語も酷過ぎて何語かさっぱりわからん)
挙句、決定したのが私が12世紀からのオドロオドロしい建物の
まるで女中部屋のような離れの部屋で、
母と姉は別のホテルの部屋を一つづつ。
ネットではトリプルのファミリールームを予約したのになーぜー!
ま、フランスだしよくあるよくある、と流しましょう。
さすがに離れの恐ろしい部屋は泊まれないので、
母の部屋にお邪魔いたしました。(何故かベットだけは全てダブルだった)

さ、翌朝からトリプルの部屋に変更してという交渉と
ワインツアーの申し込みの二つをフロントに言いに行くが、
だ・だめだ、、、。一度に二度も難しいことをお願いすると
二つのことがだめになることが良く分かるくらいのパニック状態!(複雑な表現)

とにかく部屋だけ交渉して解決したので、ツアーは一応お願いしたけど
街のインフォメーションに行くことにした。
あっさり、ツアーも決定し、少々お高かったけどこれが目的なので
致し方ない。。。存分に実りの秋の葡萄畑を楽しもうではないか!

英語とフランス語を素敵に操るマダムの運転でミニバンに乗り、
午前中はコート・ド・ボーヌ(Pommard,Volnay,Meursault,Puligny Montrachet,Santenay...)を見学。

前、来たときは12月だったので収穫後の畑を眺めてましたが、
今回は目の前にたわわに実る美しき葡萄があるではないですか!
これよ!これなのよー!と一粒ぱくっ(多分いけません、あ、もちろん無等級畑)
うまい。へぇーーーー!美味しいんだ。と大感動!
ワインにするブドウって、日本のワイン用のブドウを思って、
すっぱくて、フルーツには程遠いものを想像してたのでびっくり。
甘くて、ふくよかな味がして、でも種の味もしっかりしてる。
同じシャルドネやピノノワールが畑によって味は変わるし、種の大きさも変わる。
そうか、そうか、だからブルゴーニュワインって単一種のブドウから
成るものが多いけど、こんなにもお味の違いやランクの違いが出てくるのね。
シンプルだけど複雑。分かりやすいのに奥が深い。納得。

午後はいよいよハイライト。
コート・ド・ニュイ(Fixin,Gevrey Chambertin,Cros de Vougeot,Romanee conti,Vosne Romanee,Nuits St-Georges)を見学。
今度はこの一つ一つの街をレンタカーでゆっくり一泊づつしながら
周りたい、なんて贅沢な夢を掲げてしまうくらい素敵。
ワインはもちろん最高等級畑のGrand Cruから1er Crusなのでそれは素晴らしい。
人生できっと一度も飲めないであろうロマネコンティ様の畑を
今回はしかと写真に収めました。(いつかUP致します
お隣の畑のワインは1本200ユーロで、ロマネコンティ様は1年にたったの
500本しかとれませんから1本3000ユーロ
うーん、一粒1ユーロ?
落ちてた粒を同乗してたブラジル人のおにーちゃんが食べちゃってました。
「トレボン!」だって。そりゃそーでしょ。食べなくたってトレボンだわ。

さてさて、カーヴにも2軒立ち寄り、ワインもしこたま買い込み
いい気分でホテルへ。
夜は夜で大騒動。。。レストランはハズレだわ、エキストラベッドは壊れてるわ、
枕は足りないわ、シャワーヘッドは壊れてるわ。。。
もう!私はツアコンじゃないのよーーー

翌日はこの街のハイライトであるオテルデュー(オスピス・ド・ボーヌ)の見学へ。
前回はこの建物が見たいがためにボーヌに来たというくらいなので、
家族も建物の美しさに大満足でした。
私も2回目だったので、ゆっくりじっくり見ることが出来ました。
けっこう初めての時って見落としてるものなんですね。。。
ここは中世ヨーロッパ、百年戦争が幕を閉じた時代、貧困と飢饉に苦しんだボーヌ
市民の士気を高めるために当時ブルゴーニュ公爵の宰相であったニコラ・ロランという人物によって建設されたホスピスです。
ホスピス維持のためにワイン醸造、塩田により収入を得、多くの芸術家に建物の
装飾の仕事を与えたそうです。それによりワイン醸造も今日まで知られており、
屋根の装飾が素晴らしいのもその為なのだそうです。

その後、街角で美味しいブルゴーニュ地方料理をいただき、
最後の仕上げ、マルシェ・オー・ヴァン(ワイン市場)へ。
ここは10ユーロの入場料を払うと、ステンレスで出来たタストヴァン
(テイスティングカップ)をくれ、洞窟のようなカーヴを自分の好きなだけ
テイスティングして周ることが出来るという、これまたワイン好きには
たまらないアミューズメントなのだ!
最後にそれらのワインはもちろんお買い上げ可能であり、
他にもミレニアムを選択して好きなワインを買うことも出来る。

私は今回カシスの名産地でも知られるこの地で、とっても美味しい
クレームドカシスを購入しました。
通常15°のアルコールらしいのですが、これは20°で
とても香りがあり、とろけるような舌触り、普通のクレームドカシスとは
全く違うもの?と思うくらい素晴らしいお味でした。
これで、カクテルはもちろん、お菓子に入れたらどんなに美味しいのかしら!
と想像しただけでもくらくらしてしまいました。
これだけは絶対に日本へ持って帰ろうっと

帰りはDIJONで乗り換えのため、少しだけ街を散策。
2泊3日の旅、なんとか無事にパリに戻れて良かった。
一つ、風邪をこじらせたのか変な咳が止まらない。。。
これもパリの汚れた空気のせい?
やっぱりフランスの田舎は最高だと改めて思いました。



ソワレ

2005-09-09 08:18:30 | 生活/Paris2005
今日は久々に友達からお誘いがあって、夜出掛けました。
パン友が徐々にパリを去ってしまい、寂しく何日か過ぎて
会いたいなーと思ってた矢先で、嬉しいことです。

21時から3区のカフェで、知り合いが3人でフルートとギターとベースで
アンサンブルのジャズライブをするから一緒に行こう、というお誘い。
久しぶりの友達とシックで素敵な音楽をバックに話もはずみ、
気づいたら23時をまわってて。。。
友達は今、パン屋さんでスタージュをしてて
朝5時起きなので名残惜しいけどお別れして、
いい気分でおうちへ。

カフェで生ジャズ。
少しの時間だったけどとても素敵なソワレでした。

リベンジ!ジュリアン!

2005-09-08 21:26:12 | 生活/Paris2005
パリに来て2週間。
あっという間に毎日が過ぎてしまいます。
でも、急がずゆっくりゆっくり何気ない日常を楽しむのが
一番の贅沢のような気がします。

さて、ルーアンから移って何よりも楽しみにしていた
美味しいパン探し。
といっても、毎日そんなには食べれないので
ぽつぽつ毎晩の食事パンを少しづつ買うのが日課になってます。
近所にかの有名なカイザーやモンジュがあるので
来た当初はそこのバゲットばかり食べてました。

話がさかのぼること、3年ほど前、
最優秀バゲットを受賞した「Julien」という
Pont Neuf近くのパン屋に行き、まず「croissant au beurre」を
店員にオーダーした段階で発音が悪すぎたのか、違う意味になったのか
未だに不明なのですが、店員のおばさんとお姉さんに涙流すほど
大笑いされて、ショックのあまりそれしか買えず、慌てて店を
出てきたという辛い(?)過去を引きずってまして。。。

昨日、ちょうどその店のある通りを歩いており、
いつかリベンジしてやると思ってたので
「今日こそ!!」と意気揚々と店に乗り込み(といっても長蛇の列)
多少はマシになったフランス語(?)で
痛恨の「croissant au beurre」とパヴェに鶏をはさんだサンドウィッチと
当初一番食べたかったバゲットトラディションなどなどを
おばちゃんに勢い良くオーダーしました。
今度は嘲笑でなく、にっこり「Merci! Bonne journee!、au revoir!」と。
うう、私にとって小さな小さなリベンジだったけど
最近でこんなに嬉しかったことはないくらいヤッター!という気分でした。

さてさて、肝心のお味ですが。。。
さすが、最優秀受賞。私の一番好きな味。
おんなじトラディションでも、味や風味、食感がさまざまで
ずっと気に入るものがなかったのですが、
ここのトラディションはすっごく美味しかった。
クラストがしっかり、パリッとしてて、だけど焦げすぎず、
クラムの気泡は均等に揃ってて、適度に大きく入っててもっちり。
少々塩味が利いているので好みは分かれるかもしれません。
いえいえ、こんな私が批評なんておこがましいです。。。
とにかく一度お試しあれ
クロワッサンもサンドウィッチもとっても美味でした。
しばらく通ってしまいそう。

学校で作ったバゲットの中でもトラディションが一番好きでした。
普通のバゲットより、粉や製法をこだわって作るのですが
粉が美味しいんですね。きっと。
次は普通のバゲットも買って味比べしようっと。