まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
たまにライヴや本の感想、中小企業診断士活動もアップします。

ルージュ 胭脂扣

2013-08-10 21:54:52 | 香港映画(は~わ行)

日本未公開作なんだけど、雰囲気のあるいい作品でした。

1920年代あたりか、商家の若旦那である十二少(張國榮レスリー・チャン)は、妓楼で1番の女、如花(梅艷芳アニタ・ムイ)に入れ込み、許嫁がいながら如花との結婚を望んで一緒に暮らすようになる。阿片を一緒に吸っていていい気持になったり、興味のあった京劇を習ったりと2人は自由な日々を楽しむが、十二少の実家からのプレッシャーは強く、2人は心中を図る。

現代にチャイナドレス姿で忽然と現れた如花は、新聞に尋ね人の広告を出そうとしていた。一緒に心中したはずの十二少がいつまで待ってもあの世にやってこないので、待ちきれずに探しに来たのだという。尋ね人の広告で対応した新聞記者のカップルも、如花を助けて十二少を捜すが。。。

過去と現在が交互に描かれる中で、梅艷芳だけが変わらず艶っぽい雰囲気を醸し出しているのが好きです。張國榮は見映えこそいいものの、内実はだらしないおぼっちゃんだし、現代で如花と一緒に行動するカップルもどこか冴えない感じなので、より一層梅艷芳の美しさが際立ってますね。現代の街並みをチャイナドレスで歩いたり、坂などの地形から昔の妓楼の場所を探してはしゃぐシーンなどは、とても可愛らしいものでした。梅艷芳の過去のシーンはほとんど妓楼の中なんだけど、如花の客を焦らす手管というかその気にさせるふりが色っぽく、綺麗な顔立ちの張國榮と梅艷芳のシーンはうっとりするくらい美しいものでした。後で調べたら、この梅艷芳の演技は香港電影金像奨の最優秀主演女優賞を受賞していたそうです。

不思議な味わいのある作品で、観られて良かったなあ。

4/6 シネマート六本木
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