アグスティン(ヴィゴ・モーテンセン)は、妻とブエノスアイレスで普通に暮らしながら日々の生活に閉塞感を感じていた。そこへ一卵性双生児の兄ペドロが久しぶりに訪ねてきて、自分が末期癌だと打ち明ける。
とっさの弾みでペドロを殺してしまったアグスティンは、自分が死んだことにして、ペドロに扮してペドロが今住んでいる、自分たち兄弟の生まれ故郷の村へ行く。ペドロとして何食わぬ顔をして生活を続けるが、ペドロは幼馴染のアドリアンと共に身代金誘拐を手がけていた。。。
兄弟が入れ替わって生活をする、というアイデアは面白いんだけど、当人の生活圏に行ったらバレバレでしょう、ということを気にしなかったのが不思議です。いくら一卵性双生児で姿かたちが似ているとはいえ、何気ない仕草や口調などはペドロのものを真似できるはずもなく。まあ自分で人生をリセットしたかったんだけど、周りのことやこれからどうするか、ということはあまり考えてなかったみたいだから、細かいことは気にしてないだけかもしれないけど。
ロサ役の女優ソフィア・ガラ・カスティリオーネは、ラテン系らしい彫りの深いきれいな顔立ちをしていました。もっといろんな映画で観たい女優です。アルゼンチンの文化的背景、養蜂業や川べりの村、誘拐事件などをもっと知っていたら、また違った見方ができるのかもしれません。
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7/4 有楽町よみうりホール
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