評判が映像面で意外といいので観てきました。というか、また「ダンシング・チャップリン」が満席だったんで、せっかく銀座に来たんだし何か観て帰ろう、と思い、この作品に。
母が亡くなった後、遺産を狙った継父に精神病院に入院させられたベイビードール(エミリー・ブラウニング)、そこは表の顔こそ精神病院だが、裏では娼館として悪用されていた。入院患者は娼婦としてダンスの練習をするのですが、ベイビードールはダン . . . 本文を読む
ポップで軽快な感じのアメリカン・サクセス・ストーリー。
ニュージャージーのテレビ局をクビになったベッキー(レイチェル・マクアダムス)は、ニューヨークで全国ネットの朝ワイドショー『デイブレイク』のプロデューサーに採用される。しかし『デイブレイク』は視聴率が万年4位、ベッキーは番組の起爆剤として、男性キャスターに往年の名ニュース記者、マイク(ハリソン・フォード)を指名する。
しかし偏屈なマイクは自 . . . 本文を読む
世界最大のSNS、Facebookの創業物語。
台詞が多い作品を2時間に収めるために、口調はかなり早口です。なんでもフィンチャー監督が俳優に指示したとか。
ハーバード大学のコンピューターオタク学生、マーク・ザッカーバーグは彼女に振られた腹いせに、ハーバードの女子学生の写真を並べて比較するサイトを作る。比較するアルゴリズムは共同創業者のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)が考 . . . 本文を読む
アメリカの司法制度に立ち向かう男を描いた犯罪アクション。
クライド(ジェラルド・バトラー)は2人組の強盗に目の前で妻と娘を殺されるが、犯人の1人は司法取引により軽い刑罰で済んでしまう。
警察の証拠収集が杜撰で、有罪にするにはやむをえない司法取引だったというニック(ジェイミー・フォックス)だが、目の前で妻子を失ったクライドに司法の言葉は通じない。
あれから10年、犯人の1人の死刑が実施される . . . 本文を読む
シルベスター・スタローンを筆頭に、アクションスターたちが集結した爆音アクション。
ヴィレーナ島の独裁政権を転覆させる依頼を受けた傭兵チーム『エクスペンダブルズ』がミッションを遂行する、というある意味ありきたりなストーリーなんだけれど、この映画に求められているのはストーリー性などではありません。ただただひたすらアクションの迫力こそすべて。
スタローンとジェイソン・ステイサムの2人で島へ偵察に行 . . . 本文を読む
ジャッキー・チェン主演の最新作は、お得意のアクション・コメディ。
ジャッキーの役柄は、普段は黒縁眼鏡のさえない男ながら、実は情報部のエリートエージェント、ボブ。恋人のジリアンは3人の子どもを持つシングルマザー、しかも長女は出て行った父の連れ子といった複雑な家庭環境を持っている。
ボブはジリアンと結婚するため情報部員を引退するが、テロリストの秘密情報をジリアンの息子が偶然手にしたことから、ジリ . . . 本文を読む
クリント・イーストウッド監督・主演作にして、俳優業の引退作。
非常に周囲の評判がいいので、公開のときには観てなかったんだけど、チネチッタでの毎日映画コンクール受賞記念上映に当選したので観てきました。
観たのはだいぶん前なんだけど、診断士の実務補習があって大変だったのでようやく感想書けます。
イーストウッド監督といえば硫黄島2部作を思い出しますが、あらためて調べてみると、たくさんの映画に出演 . . . 本文を読む
南アフリカ共和国でアパルトヘイトが廃止された後の初代大統領にして素晴らしきリーダー、ネルソン・マンデラと、南アが誇るラグビーのナショナルチーム『スプリングボクス』の物語。
実は私、ラグビーをやってまして、南アで開催された第3回ラグビーワールドカップもリアルタイムで観ているんですよね。アパルトヘイト時代は南アのほとんどすべてのスポーツが国際交流が禁止されていて、でも禁止される前はオールブラックス . . . 本文を読む
第二次世界大戦、ポーランドはナチスドイツとソ連の双方から侵攻された。旧都クラクフでナチの侵攻から逃げてきた人たちは、ソ連の侵攻から逃げてきた人たちと出くわす。ソ連はポーランド軍の将校たちを集めて移送する。行かないで、とお願いする妻アンナに「軍人の務めだから」と脱走を拒否するアンジェイ大尉は、軍用列車でソ連領に移送される。収容先ではある程度の自由があり、生きて帰る望みを抱いていたが、ある日名前を呼 . . . 本文を読む
日本で4館しかないIMAX3Dシアターが近くにあるので、せっかくだからと初体験してきました。3D映画自体の鑑賞もお初です。
3D用のメガネは十分大きくて、普通に眼鏡をしている自分でも違和感なくかけることができました。で、まず3Dですが、全部が全部立体的になっているとは感じられず、映画の中にいるような気分でもありませんでした。ときどきふわふわした森の精霊が手前に見えたりしましたが、戦闘場面や飛行 . . . 本文を読む
ナチ占領下のデンマークで、ナチやゲシュタポへの協力者とおぼしき人物を次々と暗殺していくレジスタンス組織のヨーンとベント。彼らに対する取り締まりは苛烈をきわめ、ついには懸賞金までかけられるが、消防や警察、一般市民の協力もあり、すんでのところで逃げおおせている。
彼らがアジトにしているパブのカウンターに、ある日見慣れない金髪の女がきていたのをベントは見逃さなかった。ドイツ軍御用達のホテルに泊まって . . . 本文を読む
クエンティン・タランティーノとブラッド・ピットの共演!
さすが返金保証キャンペーンをうっただけのことはあって、物語は5章仕立てでナチ占領下のフランスを舞台にテンポよく進んでいく。1941年、フランスのある農家に「ユダヤ・ハンター」と呼ばれるナチス将校のハンス・ランダ大佐がやってきて匿われていたユダヤ人一家を発見し始末するが、そこからただ一人逃げ延びたのがショシャナ(メラニー・ロラン)。
場面 . . . 本文を読む
静かな映画。
アメリカで暮らす一人娘のもとを北京からたずねてきた父親の姿が描かれる。アメリカナイズされた娘に対して、中華鍋を購入して高齢者大学で覚えた手料理を準備する父親。しかし久しぶりに会ったというのに夕食中の二人の間に会話はあまりない。
娘の宜藍は中国人の男性と離婚して、今は大学の図書館で司書をしている。昼間、時間をもてあます父親は近所の公園でペルシャ人のおばあさんと知り合いになる。おば . . . 本文を読む
エス[es]と同じく、実際の心理実験を元にした衝撃的な映画。
高校の授業で「独裁」の実習を受け持つことになった体育教師のライナーは、生徒たちに独裁制の特徴を答えさせて、それを実践していくことで実習を進めていく。リーダーである先生を「ベンガー様」と呼ぶ、発言するときは挙手して立つ、制服は白シャツ、集団の名前とロゴマークを決めて、独自の敬礼を作る、といったルールを決めると、生徒たちは次第にひとつの . . . 本文を読む
張曼玉(マギー・チャン)の映画。
と言ったら身も蓋もないけれど、カンヌの主演女優賞だし、監督は元旦那さんのオリヴィエ・アサイヤスだし、英語とフランス語と広東語を流暢にあやつる役なんて彼女そのものだし、他に言いようがありません。2004年のカンヌ受賞作なんだけど、なぜ5年も経って日本公開されるんでしょうか?まぁ中華圏の俳優が活躍している映画を観られるのは喜ばしいことなので深くは詮索しません。
張 . . . 本文を読む