- 松永史談会 -

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おやおや やっぱり-松永地区における宅地造成時の石炭燃焼滓利用状況調査-

2018年12月21日 | 断想および雑談
この間から線路わきの斎藤商店倉庫の敷地(本郷島旧鞆往還北側)を更地化。本日はその作業現場に潜入取材だ。目的はもちろん製塩業から排出された産業廃棄物:石炭燃焼滓(炭ガラ/石炭ガラ)の有無の確認だ。


場所はこちら
となりはかつて松永小学校敷地のあった土地の西隣だ。道路を隔て斜め向かいには大正期まで沼隈郡役所があった、そんな場所だ。



この写真を取るために作業現場に近づいたが、石炭燃焼滓独特の臭いが立ち込め鼻を突く。





本郷島の明治~大正期にかけての町場形成は産業廃棄物としての石炭燃焼滓を埋立用土として使うことで成し遂げられていたことが確認できた。これまで町内各地の埋立用土を調べてきたが、どうも松永町内の戦前からの市街地(正確に言えば宅地化された場所)の地下には、東京都の豊洲埋立地で問題(この地域での土壌汚染は、かつての石炭から都市ガスを製造する過程において生成された副産物などによるもので、7つの物質:ベンゼン、シアン化合物、ヒ素、鉛、水銀、六価クロム、カドミウムによる、土壌及び地下水[六価クロムを除く]の汚染が確認されている)になったような石炭燃焼滓が大量に存在しているという点だ。断わっておくが、石炭には成分比に差こそあれ,必ず微量成分として土壌汚染対策法で規定する重金属類9物質を含む重金属が含まれている(一般財団法人環境イノベーション情報機構HP)。
科学的調査の結果を待っていうべき事柄ではあるが、問題は広範囲にわたり、相当に深刻そう


火力発電所の土壌汚染
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