松永史談会11月例会
日時と場所:11月22日(金曜日)、午前10-12時、於喫茶店「蔵」
話題 高島平三郎に退治された「おややの火」及び当該怪異妖怪譚に仮託された民衆的知(folklore)
-高島平三郎『心理漫筆』開発社、明治31(復刻再版『心理百話』洛陽堂、明治45)を読む-
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/53/8315abeaaf37b9fc242550ae35abe7b5.jpg)
【概要】
我が国における教育学を基礎づける心理学の揺籃期にその体系化面で大きな業績を残した高島平三郎の思想とかれが幻影として例示した「おややの火」(立場的には『妖怪学講義』で知られる井上円了と同様、これらの魑魅魍魎・怪異妖怪譚を悪しき前代的Doxa=臆断・虚妄として一蹴、その限りにおいて高島平三郎らは”妖怪退治”人だった訳だ)。ここでは高島平三郎が収録した怪異妖怪譚「おややの火」(a)の、及び馬屋原重帯(うまやはらしげよ、1762~1836)『西備名区』(得能正通校訂)本(b)及び西備名区を親本としてその編集版を掲載した『沼隈郡誌』本(c)を引き合いにだしつつ、①高島平三郎が取るに足らない幻影として処理した怪火譚解釈のあり方、②怪異妖怪譚「おややの火」(a)(b)(c)の異同関係ーそれらの背後にある馬屋原・得能正通・沼隈郡誌編集者としての浜本鶴賓らの先入観or「無意識の政治性」。これらの点を踏まえ③高島が怪火譚解釈の中で等閑視した点を指摘しつつ当該怪異妖怪譚全体の社会史・歴史民俗学的メッセージの読解を試みる。
臨時情報
11月23日(勤労感謝の日)、午前9-12時、於松永町公民館@福山市西部市民センター3階
講演と歴史散歩:『本庄重政の思想と芸術(=技芸+技術)』を松永史談会と神村町まちつくり協議会との共催で実施します。
日時と場所:11月22日(金曜日)、午前10-12時、於喫茶店「蔵」
話題 高島平三郎に退治された「おややの火」及び当該怪異妖怪譚に仮託された民衆的知(folklore)
-高島平三郎『心理漫筆』開発社、明治31(復刻再版『心理百話』洛陽堂、明治45)を読む-
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/53/8315abeaaf37b9fc242550ae35abe7b5.jpg)
【概要】
我が国における教育学を基礎づける心理学の揺籃期にその体系化面で大きな業績を残した高島平三郎の思想とかれが幻影として例示した「おややの火」(立場的には『妖怪学講義』で知られる井上円了と同様、これらの魑魅魍魎・怪異妖怪譚を悪しき前代的Doxa=臆断・虚妄として一蹴、その限りにおいて高島平三郎らは”妖怪退治”人だった訳だ)。ここでは高島平三郎が収録した怪異妖怪譚「おややの火」(a)の、及び馬屋原重帯(うまやはらしげよ、1762~1836)『西備名区』(得能正通校訂)本(b)及び西備名区を親本としてその編集版を掲載した『沼隈郡誌』本(c)を引き合いにだしつつ、①高島平三郎が取るに足らない幻影として処理した怪火譚解釈のあり方、②怪異妖怪譚「おややの火」(a)(b)(c)の異同関係ーそれらの背後にある馬屋原・得能正通・沼隈郡誌編集者としての浜本鶴賓らの先入観or「無意識の政治性」。これらの点を踏まえ③高島が怪火譚解釈の中で等閑視した点を指摘しつつ当該怪異妖怪譚全体の社会史・歴史民俗学的メッセージの読解を試みる。
臨時情報
11月23日(勤労感謝の日)、午前9-12時、於松永町公民館@福山市西部市民センター3階
講演と歴史散歩:『本庄重政の思想と芸術(=技芸+技術)』を松永史談会と神村町まちつくり協議会との共催で実施します。