えくぼ

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鈴木美紀子の歌集を語る会

2018-04-15 10:50:17 | 歌う
昨日14日、13:10~16・45 中野サンブラザで「風のアンダ一スタディ」を語る会があり72名が参加した。

第一部は穂村弘と文月悠光の対談 鈴木の歌集から二人が10首抄出している。
🌼折り返し電話するよと言うけれどそのときはもう虹は消えてる

穂村弘も文月悠光もこの歌を2首目に選出している。下句の作者の見事な皮肉に二人がすぐに反応したのだ。

第2部は天野慶、伊波真人、岡崎裕美子の語らい、司会は朽木裕、総合司会は岸原さや
🌼容疑者にかぶされているブルゾンの色違いならたぶん、持ってる

岡崎裕子、天野慶の抄出10首そして穂村弘もである。

🌼乗り物の酔い止め薬の眠くなる成分は蝶にとっての致死量

岡崎裕子の選んだこの歌は穂村弘も選び、私もこれはかなりの発見だと思っていた。「容疑者に」もテレビの画面を見逃さず1首にする作者に注目。

🌼この辺は海だったんだというように思いだしてねわたしのことを

この歌を贈られた彼は鈴木美紀子の虜になったであろう。もっと早くこの歌を知っていたら。私はあの人を虜にできたのに、この歌集を読んだとき私が思ったこと、歌は自分の心の代役になるのですね。

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