えくぼ

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岸惠子の「ひとり語り」

2019-04-13 13:56:12 | 歌う
どこでも見かける岸惠子という平凡な名、昨日の朝刊の半ページに大きな白文字。真っ赤な紙面だからすごく目立つ。細面の細身の楚々とした娘だった。60年以上も前に横浜生まれのお嬢様新人女優として現れた彼女はドラマ「君の名は」のヒロインとしてスタ一になった。フランスから来日したイゥ・シャンピ監督と結婚してパリへ。

その後、度々のお里 帰り、フランスの文学を語り、高級な女優に、文筆家に
、いま輝ける夕暮れの87歳の作家、

私の娘時代とさほど変わらない容姿。年上の彼女がいつの間にか私の娘のような、「わりなき恋」という自著小説を芝居にして主要都市で上演。

人生の夕暮れどきにぱっと虹が立つような輝きが現れるかもしれない。

もう若くない男や女が幸せであってもいいのてはないか。

岸惠子の夕暮れどきは90歳前後なのか。日暮れは100歳前後かもしれない。70歳なかばで後期高齢とおもう人は自ら虹に背を向けているのだ。

丘に来てわれは諸手をさし延べて触れようとする夕べの虹に