認知症は、海馬の萎縮とβアミロイドの蓄積がひとつの要因
と言われています。
症状は軽い物忘れから記憶力低下へと25年ほど掛けて進行
していきます。
海馬(かいば、英:hippocampus)は、大脳辺縁系の一部
であり海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や
空間学習能力に関わる脳の器官。
記憶を司る海馬は、目、耳、鼻(日常生活)から記憶のもと
になる情報を全て海馬に一度集められ最終的には海馬によっ
て大脳新皮質で永久保存されます。海馬は定着に重要な役目
を果たしています。長い期間に少しずつ海馬が萎縮していき
脳の機能が失われていきます。
βアミロイド(Beta Amyloids)は、脳内で作られる不必要
なタンパク質です。
初期段階ではβアミロイドの蓄積から始まりその約10年後
からタウタンパク質の蓄積が始まります。それから更に約
15年間βアミロイドとタウタンパク質は蓄積を続け、脳神
経細胞を死滅させ認知症を発症させます。発症は初期段
階から約25年かかります。認知症は70歳頃からの発症率が
高い為、その多くは〈70歳-25年間=45歳〉45歳頃からβ
アミロイドの蓄積が始まっている事になります。
※これはアルツハイマー型認知症の症状で、他の脳血管性
認知症などでは進行パターンは変わります。
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