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おはようございます^^
鈴虫の音(ね)が聞えています。この声は文字に例えるにはチョッと難しいところです。昔なら リーン リーン♪でした。中にはスイッチョン スイッチョン♪ と鳴く虫もいましたよね。
(^^♪ あれ松虫が 鳴いているちんちろ ちんちろ ちんちろりん あれ鈴虫も 鳴き出したりんりんりんりん りいんりん秋の夜長を 鳴き通すああおもしろい 虫のこえ
2番です、きりきりきりきり こおろぎや(きりぎりす)がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫あとから馬おい おいついてちょんちょんちょんちょん すいっちょん秋の夜長を 鳴き通す
ああ おもしろい 虫のこえ ~ 昔習った 虫の声(歌の題名)でした^^私が空(書いてあるものを見づに)で歌えるのは 1番までかな… ところで平安時代の清少納言も 枕草子の中で
虫の声を記しています。 九月つごもり 十月朔日(ついたち)の程に 唯あるかなきかに聞きつけたる 螽斯(きりぎりす)の声 ・・何となくわかるようなわからないような…
ちょっと解説を読みますと、つごもりとは晦(みそか)と書くようで早い話が月末の意です。そしてこの九末から十月初めは旧暦ですから今の新暦に直しますと立冬 11月の始め頃、何かが鳴いている
きりぎりす…今のコウロギらしいのです。とまぁ まどろっこしい解説でしたが原文を何度か読み返して頂けれは 千年前の秋の夜長の風情が偲ばれるのではないでしょうか。
それと調子に乗ってもうひとつ 、百人一首からです^^ きりぎりす 鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む 藤原良経 きりぎりすはやっぱりコオロギでして このさむしろと
は筵(むしろ)…いまではほとんどの方がご存じないでしょうか、ワラで編んだ敷物で粗末なものです。これも解説を読みますと恋愛…悲恋歌としていますが…?まぁ々日本語ですから
繰り返し眺められたら 少しはわかるかもしれません。このような短歌は千年ほど昔の日本人の繊細な心が分かるのでは と思います。世知辛い世の中げは秋の夜長 という風情が無くなりつつあり
ますが たまには悠長な気分に浸りたいものですねぇ
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