秋の夜長‥噂話です

　　おはようございます＾＾

九月に入って　涼しくなりました。特に昨夜はふとんが欲しくなるくらいで、つい何日か前の蒸し暑い夜は

何だったのでしょうか‥これからは暑さが戻ったりしながらしっとりとした秋の夜長‥と話を進めて‥と思いましたが

　秋は夜が長い？夏の事を思えば陽（ひ）の暮れるのが早いし、夜明けも五時過ぎから陽が明けから六時でもまだ暗い‥

という事で夏場より夜が長いから　秋の夜長というのでしょうけど　秋を過ぎて冬って寒いし暗いし小雪がチラついたりして　

気が滅入ってしまうようになりですね。

その冬ですが　秋の夜長と言うのなら　それよりも夜が長い冬は　どう言えばいいんでしょうか。

‥とまぁハナから　わかりにくい偏固（へんこ）な始まりになってしまいましたが　どうか懲りずにお付き合いを下さい。

さて、秋は食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、旅行の秋、文化の秋‥など数え上げたらきりがないほどです。

　ですが今年はそれらを一切合切　台無しにしてしまったのが　このコロナ禍の騒動。

　去年もそうでしたが今年も自粛でしょう。元々　出不精の私でも　これだけ外出禁足令が続くとさすがに閉口して

しまいます。　

　テレビを観ていたら　緊急事態宣言が発令されている筈の東京や大阪などの繁華街の人出が普段と変わらないか

わずかに減っているって　一体　緊急事態をどう思っているのか…理解できませんでした。

又、不要不急の外出は控えて下さい　という要請が出ますね、　その時の繁華街の人出は僅かに減りました。

やれやれ、と思ったら画面が東京駅や空港を映すとそこの人出は普段の７０％も多くなってる　と聞くと

何たることや　と遣る瀬無（やるせな）くなってしまいました。

　そんな中でインタビューに答えている若い女性(学生かな）が、私の周りには感染してる人いませんから‥

と平然と言ってるのを見て　唖然としましたね。

　それがここ最近は長蛇の列になるくらい予防接種を求めてきたのも　又々啞然‥

確かにコロナは年配の人が罹ると危ないという風評がありました。私と歳の近い有名人がコロナの所為で（せい）

亡くなった報道を見ていると　自分は大丈夫だろうか　と心配になりました。

それが原因なのかワクチンの接種は　６５歳以上の人から始まり　次が５０歳～６４歳、それが済めば５０歳以下

という順でしたが　コロナの感染が速すぎて　この頃は若い人から優先みたいになってきたのかな？

もうごちゃごちゃになりつつあるようですが‥　

　最初のワクチン接種を年配者から始めたのが、若い人等のやっかみになったのかな＾＾

なんだ　ワシら（若者)は罹らないのかな　罹っても風邪くらいだってね、ワクチン打ったら頭が悪くなるし

死ぬらしいよ…　なんて悪評‥噂が拡がっていましたが、　これに因（ちな）んだ体験を紹介しましょう。

　七月ごろでしたか‥近くに新しく開店したらしい居酒屋が昼食ランチをやってますよ　と看板が出ていたのを

見つけてどんなんだろう　と入ってみました。お店はよくあるテナント店舗ですから座席が数席とカウンター席が十席

くらいのこじんまり感じでした。夜のお酒は行きたいけどこの時期はちょっと怖いのが本音。

家で居酒屋　という食品スーパーの宣伝もあるくらいですからやっぱり自重しなきゃぁアキまへん＾＾

　それで　昼間のランチの時間帯なら　空いてるだろうし　お昼を食べながら夜の雰囲気も味わってやろうか

と勝手な一石二鳥の気分で入りました。ランチのメニューは、定食として　唐揚げ、ハンバーグ、トンカツがあって

お給金が（懐かしいでしょう‥昔こう言いましたよね）千円。　

待ってる間に夜のメニュー表を眺めていたんですが、ほとんどが今風の揚げ物か肉類。

これじゃぁ来なくてよかったなぁ…と思いながらいると　♪お待たせしました～と明るい声で

出てきたのが私が選んだハンバーグの定食。見た目きれいでメインのハンバーグ以外に小鉢ものが三種類

洋風なのになぜか　冷奴があったりして　サラダにおから‥残り物か＾＾‥和洋折衷でこれに文句をつけるつもりは

毛頭ありません。　他にお客がもう二人でそれぞれ単体で唐揚げともう一人は常連らしくビールと別メニュー

でやっ(飲）てました。　そして私が食べ始めてしばらくして二人はそれぞれ　帰っていくと　ひとり残った

私に話しかけてきたのがここの女将さん？年は二十代後半かな‥年の割にしっかりしていて同年の彼と

居酒屋を旗揚げしたばかりでやる気満々風‥　お近くですか？と声掛けしてきて、多分私が初見だと思って

夜のお客へと誘う営業戦略　私がこの近くだと言うと、　いついつ開店しました、又お越しくださいと丁寧な

ごあいさつ＾＾　さっき見たメニューから私はまず　行かないんですが　そこはまぁ行かないと言ってしまった

ら身も蓋もないですから　ええまた来ますよ、と応えておいて　あれやこれや話していたら　先ほどのコロナの

風評をちょっと心配げに話し始めました。　

こんな接客の商売やっていたらコロナの予防接種はした方がいいですよねぇ　と聞くので　

そりゃぁ今はまだ予防接種が回ってこないけど早くやっておいた方がいいですよ、　あんたやったの？と

お客から聞かれて私はやりません　というとそれだけで来なくなるかも知れませんよ　と少し脅し気味に言うと

　そうですよねぇ…と思案顔をするので　おかしいなぁ　と思ってワクチン接種って怖いの？と聞くと

ええ、ちょっと‥と言葉を濁すのです。　それで私が怖いってみんな小学校の時に三種混合とか打ってるから

大丈夫　あれと同じやから　と励ましますと、　はい、それはそうなんですが　と暗い顔をしながら

ワクチンを打ったら子供が出来ないとか遺伝子が壊される　という話しを聞くものやから‥と初めて

コロナの世の中に広まってる風評を口にしました。　それを聞いて　そうか、報道機関で言ってる若者の中で

拡がっている…というのがこれなんやなぁ、と思いました。

この噂は根もない話しで世間に拗（す）ねたヤツの嫌がらせが拡がっただけだと私も思っていましたが実際

私の目の前の若い人が正にその風評に曝（さら）されていたのです。　でも　やっぱりそうなんでしょうか？

と不安げな様子でしたが　不妊だとか確かな話だとは思えないし　ＳＮＳなんかの不安を煽（あお）る情報が

尾を付けヒレを付けて拡がってしまって　誰もが疑心暗鬼で　だろう…だろう…と糸電話や伝言ゲームみたいな

調子に乗っているのでしょうね。

　でも世の中の若い人の本心はこの子のように　果たして本当はどうなんやろう‥と思ってるのがほとんどでしょうか。

　私はこの子が若い割にはしっかりしているのを見て　山中教授って知ってる　と聞くと　えっ誰でしたっけ

聞いたことあるようですけど　と聞き直すので　あのノーベル賞をもらった人ですよ　と説明をして

あの人が最近の週刊文春で語っていた話し‥コロナについては予防接種を早く受けた方がいい　という記事を話すと

そうですか　よく分かりました、と納得した明るい顔をしていました。

　これは私の自慢の話を紹介するつもりではなくて世の中にある噂話って、私らの若い頃でも大人には分からない中で　

何となく漂っていましたよね。

今なら失笑してしまう話でも　当時は真顔で信じていましたよね。

信じるって青春のシンボルだぞ、とは青春ドラマに出てくる台詞（せりふ）

青い時代が懐かしい～