おはようございます。
今日は暦、カレンダーの基礎になった太陽暦を採用した日です。
日本に暦を制度として始めたのが ♪春過ぎて 夏来にけらし白たえの 衣干すてふ 天の香具山
と詠まれた持統天皇の御世四年、西暦690年。
当時の暦は先進国の中国から輸入した太陰暦。これを日本流に手直しをしながら1872年まで
使っていましたが、明治維新を迎え新政府となり欧米の使用している暦が太陽暦だったので
そちらに変更をしたのが、1872年 明治五年十二月九日。お触れでこれまでの太陰暦を廃し
新たに太陽暦をしようする。従って明治五年十二月三日を明治六年一月一日とする。
とまぁ 一方的な公布がありました。今なら大騒ぎになるでしょうが、当時はわりと
のんびりしていたようで はぇ~もうお正月が来たんか!と騒いだくらいだったようです。
太陽暦 今の暦ですが、太陽を基準にして1年を基本的に365日とし、12か月に分けることで
それまでの月の軌道を暦にしていた太陰暦は太陽の軌道に合わせるため、二、三年ごとに閏月を
挿入しなければならない太陰暦は極めて不便であること、
それに比べて太陽暦ははるかに正確で四年ごとに一日を加えるだけで済むこと、
しかもそこから生じる誤差は七千年に一日の割合に過ぎない。【資料参照】
当時は既に世界の基準が太陽暦でした。資料のように、誤差が少なく使いやすかったのが思い切って変えた
理由でした。しかし時計も無かった時代から暦を使っていたんですねぇ。