おはようございます^^
三月になりました。 三月とは 弥生(やよい)月でもあります。最近はどうか知りませんが、昔は(半世紀以上昔・・)
これを名前に付ける人がいました。 弥生‥やよいちゃん・・・ええ名前ですねぇ‥ おっと、この名前の女性に想い出があるわけではありません。
ええ、ホント(冷や汗) ホントですから^^
ところで皆さん 子供が誕生した時の名前をどのようにつけましたか^^
こだわりと言いますか 絶対でも是非でもないし、これっという信念みたいなものがありましたか。
私は 悩みましたよ、 あの頃は(30年以上前です)はすでに産まれてくる赤ちゃんの性別が分かりました。
男の子ですよ、とはっきり言われたのか、確か こちらから訊(き)かないと
教えてもらえなかったのか 覚えていませんが
多分 医者から言うはずが無いでしょうから 「‥で、センセ どちらでしょう
か‥」と訊ねたように思います。
それで ♂ と分かって 私は名前を考えなきゃぁと思いました。実は それ
までに 「生まれてきた子供の名前は父親のあんたが付けなきゃぁ」 といわ
れた時代でもありました。
それで 男 をテーマに考えてみました‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
出てこないものですねぇ とにかく空を仰ごうが 遠くの山をながめても
逆立ちしても、たかが名前じゃん、と開き直ったりしましたが
真の肚は 名前は一生モノ。という重圧がどこかにありました。
なにかで読みましたが 子どもが生まれて「女の子でした」と産婆さんから
聞いて外に雪が降っていたので「うん、雪子にしよう」と決めた話しがあります。
五月の誕生なら 五月(さつき)、秋なら 秋子、冬は冬子‥ もっと昔で
すが米の値段が高騰した時に双子の女の子が生まれました。
父親は 米子と高子と付けたそうです^^多産だった時代に八人目の子に と
め(止めるの意味)と名付けたり末男にしたりと聞いたこともあります。
大昔(半世紀以上)はどこのウチも 男の子を欲しがりました。
江戸時代から家は男子が継ぐという男尊女卑的な教えが普通だったからです。
女の子は将来は他所へ嫁(と)ぐために男の子ほど優遇されませんでした。
家を継ぐ 所によっては世(よ)取り とも言いまし、仮に女の子が養子を迎
えるときには 代女(だいじょ‥この家の代を継ぐ女)と言って一段蔑(さげす)
まれた見方をされていたようでそれくらい昔はどの家も男の子を熱望していま
した。
男が優先されていたのは恐らく学問より愛嬌よりも 力、腕力がモノを言う世の中だったからでしょう。
例えば大昔の農業は 手作業が中心でした。広い田んぼを鍬や鋤(くわ、すき)と使って耕すとなると
女性よりも男性の方が勝るのは当然のことでした。男尊女卑もそうした背景があったからでしょうか。
ここで、お断りしますが、このお話は 半世紀以上‥もっとはるか大昔のお
話ですから時代の錯誤があります。どうかご気分を悪くなさらないで下さい
ね。
話を続けましょう、 大昔はどの家にも家名みたいなものがありました。
例えば 光 というのを家名にしていた家の長男が生まれた時には
光とつく名前‥光太郎だとか光蔵と名付けたのです。これは日本中どこにも
あった話ですから その名残りがある人は 少しご年配でしょうか^^
話を戻しますが私の場合、次男だったこともあって生まれてくる男の子には何
の制限のありませんでした。
それでウチでの家名のことですが、それがないのは 良かったのですが、
今度は名前を付ける手がかりがありません。
さっき言いましたが息子は一月に生まれました。 一月生まれ‥暦を見ると 睦月(むつき)
まさか男の子にこの名前はありませんよね。 然(しか)らば え~い、と本屋さんに行って
「誰でもすぐに出来る、赤ちゃんの名前の付け方」 という本を買い求めました。
大体私は本を購入する時 つい 題名 に惹かれてしまいます。
それはこの場合に限らず 暇だなぁ~と思って 時間つぶしにならないかなぁ‥と
本屋さんに寄ると 猛獣の最強番付‥なんて本が眼についたら 面白そうだな
ぁ と手にとってしまうのです。
あるいは 著者で買うか どちらかでしたが この場合 迷っている人の心理を
よく見ている題名でしたね。
内容は 特にどうってことないもので 画数、方向、干支、星座、血液型、風
水、五曜、有名人・・
この中で はは~ん と思ったのが画数と有名人でした。
私の同年に柔道の山下さん(オリンピックで金メダル獲得)がいらっしゃっ
て その方にあやかってお名前を頂戴しました。念の為私の苗字とその名前の
画数を調べてみますと とってもよい画数でした。
よし、これだ! あの時のうれしさと言いますかホッとした気持ちは もう筆舌にも表せないくらいでした。
後から気が付いたのですが 有名人の方から名前を貰うのは 昔からあったようで エライ人に
なってほしい、気立ての良い子になって欲しいというのはやっぱり親心ですね。
水泳の鈴木大地さんがオリンピックで金メダルを獲得された後に 大地 とい
う名前が多かったと訊いていますが親心と人情はいつの時代にもあるものです
ね。。。