寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

判官びいき

2014年01月16日 09時17分40秒 | 日記
森さん…
え!?知らない^^; そういえば 初登場でしたか^^;
この方は同業ではありませんが、社員の人です^^; 今、流行りの定年延長中ですね。

その森さんが 「あ~こんな冷や冷やしながらの毎日じゃあ肩が凝るねぇ」と こぼしてました。
森さんは会社勤めの傍(かたわ)らに野菜作りに励んでいます。日頃から「はぁ~早く辞めて畑一本でやりたいね」住宅ローンや教育費も関係ないお気楽な身分なんですね~
それで 最初は畑か仕事で肩が凝ったのか…と思ったわけですが、 よく話を訊いてみると 原因はおすもう でした^^;
日曜から始まった大相撲初場所ですが、久々に日本人力士が横綱に挑戦しているのです。 もし成績優秀ならば晴れて横綱になれる大事な場所です。
ところが その稀勢の里(大関)が初日負けてしまいした。

大相撲の興行は一日一番相撲を取って15日間を楽しむのですが、この稀勢の里は今場所13勝以上(二敗)でしかも優勝しなければ横綱になれません!
昨日まで三勝一敗ですから あと2つ負けたらお仕舞いなのですね。稀勢の里は大型で筋肉隆々、あの横綱 白鵬をぶん投げるくらい強い時もあるのですが、ナゼか楽勝のはずの下位力士によく負けるのです^^;
いわゆるハートの問題らしいのですが…
あ、そうそう勝つときは 昔の北の湖みたいな勝ちかたで どうだ!! と肩を揺すっていく姿は憎たらしいくらいです。
ただ 往年の名横綱 北の湖との違いは さっきのハートでしょうね^^;
「あれが(稀勢の里)が北の湖の半分でもいいから根性があったらなぁ…」
私にする説明の中で又々ボヤいてました^^;
そうなんだ!!
私は森さんが 肩が凝る…とボヤいていた理由がそれでわかりました。
相撲に限らず 最強者にファンは惹かれるものですが、こんな風に危なかっしいハラハラする者を応援する人の心理もわかるような気がします。
相撲界では昔の貴乃花がそうでした。
これが野球なら阪神でしょ^^;
勝てそうで勝てない… 見限ると勝ち出すし 常勝の巨人と比較される割にはリーグ優勝ではかなり水を空けられていますし^^;
よく阪神ファンは 勝たなくてもいいんだ、 なんて言う人がいます。
又 毎年優勝したら阪神ファンを止める なんて人も大勢います^^;(ほんとですよ)
聞いていたらマゾヒストかな♪と思うくらいですが、 ファンには女性はもちろん子どもや立派な紳士、ヤンキー、普通のおっちゃん、兄ちゃん、サラリーマン…と様々です^^;
それで マゾヒストみたいな非人間的な形容じゃあなかったらなんでしょう?
例えば 雑誌の特集などで見かけますが、弱い 野球チームを応援する心理は ある意味母性本能をくすぐる部分があるそうです^^; だから 俺が、私がついていないと勝てない…
或いは放っておくのは気が気じゃあないよ!となるようです。
これと稀勢の里は全く同じ理屈だと私は感じました。
一方 何がなんでも勝たないと面白くない そんな負けず嫌いな人もいます。
そんな人は関西にいながら必ず巨人ファンだし相撲なら白鵬、

先日巨人ファンの人と日本シリーズについて訊いてみたら やっぱり 歯ぎしりするくらい悔しがってましたね。
そして来シーズンはもっと補強しないとダメだ!!
とまで言い切ってました^^; (おいおいまだ補強するのかよ!?)
ところで野球は今 昔みたいに巨人ファン一辺倒の時代ではありません。 今は阪神が一番観客動員数が多かったはずですが…
例えば野球中継がそうです。十数年前までは決まって巨人の試合がテレビに流れていました。
テレビで観る野球は巨人戦しかなかったのです。
だからパ・リーグは巨人のいるセ・リーグより人気がなかったし当然観客動員数も少なかったのです。
セ・リーグは巨人戦の恩恵に預かり自然にファンを取り込んでいました。
巨人の親会社は読売新聞ですが 同じく系列に日本テレビがあったので シーズン中はとにかく巨人戦を中継していました。ところが昨今 巨人戦の視聴率ががた落ちになってしまいました。 日本テレビはいくら親会社の意向でも 中継のスポンサーは黙っていませんね。
それで 今では日本テレビは巨人戦の中継を止めてしまいました。
これを見ていると 何でもかんでも勝つだけ では既にファン、視聴者は満足しないのがよくわかります。
十年前 視聴率が落ち始めて読売新聞は焦りました。
それで どうしたと思います!?
視聴率が落ちたのは 弱くなったからだ、
と オーナーの渡辺氏は思いました。
それで強くするには…
それ以来巨人は金に任せて 他の球団から有力選手を引っこ抜いて 補強に補強を重ねました。
お陰で他の球団ならレギュラー間違いなしの選手すら補欠になってしまうくらい選手層の厚い球団になりました。
結果 巨人はよく勝つ球団になりましたが、視聴率の下落は一向に収まりません。
一方ライバル阪神は一時期巨人を見習って 同じような補強をしていましたが、こちらは上手くいきませんでした。
この辺りが巨人と違って阪神らしさ…^^;なのかも知れませんが…
しかし面白いことに 補強に失敗した阪神は勝てないくせにファンはドンドン増えていきました。
大したファン獲得の努力もせずに^^;

パ・リーグの各球団がファンを増やそうとしている手法はほんと 涙ものの営業努力をしていますよ。


こうしてグダグタ書いてみて…
判官贔屓(はんがんびいき) を思い出しました。

皆さんも一度は耳にしたことありませんか♪
こんな世の中だからこそ 手段選ばずごり押しの常勝チーム より あまり強くなくて負けそうなほうが身近な気がしますもんね(^_^)v

長々でした^^;
コメント
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